Now I Believe DIARY
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さき(元カノ) 2004/11/21現在
高2の夏に転校した高校で初めてできた彼女。
確かその転校した年の12月くらいから付き合って、その後バレンタインまで
持たなかったと思う。
告ってきたのも向こうで、フってきたのも向こう。
学校の車椅子用のエレベーターの前で大事な話があるっていうから化学の授業を
サボって行ったら、別れようって感じで言われた。
結構、鮮明に覚えてるなぁ。自分で言うのも何だけど、フられたのって初めてだった。
でもそろそろフられそうだな、って思ってたけど、いざフられてみるとちょっと悲しかった。
理由はもちろん俺にあるんだけどね。同じクラスやってん、さきとは。
でも付き合いはじめても家庭科のグループとかでは俺はさきとは一緒になった事なかったし、
美術の時間のモデルもさきじゃなくて他の子と組んでた。めっちゃ二人で楽しそうに絵
書いてても、サキの視線には気が付いてたけど無視してた。最悪っしょ、俺。
高校時代の俺ってかな〜りイヤな奴やったと思う。自分でも不安にさせてるな、って思った
し。影でもしかしたらサキは泣いてたかもしれん。ってか泣いてたの見た。掃除終わって
教室帰ってみたらサキが友達となんか泣きながら話してた。その友達は、「あんなヤツと
もう別れた方がいいで」って言ってたの覚えてる。
でもどうしようも出来ひんかった。もっといちゃつけばいいの?って言えばそうじゃないし、
もっと優しくしてあげればいいの?って言えばそうじゃない気がする。
カッコつけてただけかな?しかも全然そんなのカッコよくないのに。でも本心言えば、
サキが俺に告ってきた次の日に友達と話してた内容がずっとつっかかってたんやと思う。
俺の中で。
「木下のどこが好きなん?」
「顔。あはは」
ずっと心のどっかでそれがつっかかってた。そんな事で俺はずっと怒ってた。まだ子供やった。
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