Guyatone FLIP MM-1
METAL MONSTER


2006年11月、オークションにて購入。生産完了品。
現行でもMETAL MONSTERは出ているが、見た目も音も別物となっているようだ。

見ての通り真空管搭載だが、購入時についていたものが明らかにヘタっていたため、electro-harmonixのものに交換してある。
それにより、若干ゲインが高くなり、明るみのある音となった。

このエフェクターは名前の通りメタリックな音を出すためのもので、超ハイゲインな上に、3バンドのイコライザーの利きが凄くアクティブで可変幅も広い。ちなみにMIDはFREQUENCYも搭載しており、そのピークポイントを変化させることが出来る。

音としてはメタルではあるのだが、強烈な低音こそ出るものの、いわゆるLOUD/HEAVY系の音とは全くの別物。どちらかというと80年代HR/HMの香りがする。

恐らく同時期にリリースされたであろう、BOSSのMT-2ことMetal Zoneとは近いベクトルであると思う。

肝心の音であるが、まさにGuyatoneの音。Marshallのような湿り具合も帯びつつ、Fenderのようなカラッと具合も兼ね合わせたかのような印象。エフェクターではあるが、チューブ特有の温かみのある音がする。Distortionツマミを9時以下にすることでオーバードライブとしても使え、中々重宝する。
重要なのが先述のイコライザー部分で、利きがアクティブな上に可変幅が広いので様々な音作りを可能とする。特にHIGHのツマミを上げる事によって耳を劈くような音を出す事も可能である。
また、ハイゲインな機種につきもののノイズが殆どない点も素晴らしい。ブリッジミュート時など気持ちが良い。恐らくノイズゲートの回路も搭載されているのだろう。

難点として、ハムバッカー系のギターだとハウりやすいこと、ツマミが軽く演奏中にセッテイングが変わってしまう恐れがあること、見た目がダサい(紫の迷彩て…)という所が上げられる。まぁ何れも大して問題にならない部分だろう。

何故これを購入したかというと、ずっと使っていたRATに飽きがきていて、何か良いディストーションがないか探していた折、高校のときにこれの後継機種であるMX-1を所有していた南日久志氏(ex cotton100)が良い音出していたのを思い出したからである。と同時にノイズ用にメタルゾーンも買おうかなとか思っておったところ、偶然オークションにてそれなりに安い値段で出ていたからである。

と色々ウダウダ書いてきたが、如何せん購入してから日が浅く、まだまだ研究要素が足りていないのが現実である。
最近は自分の中でこれ系の音を欲しておる感じもあるので、将来的にはメインとなる可能性もある。(2006/12/7)




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