ポケットキノコ INTERVIEW (1998年11月発行oo5号に掲載)

村上ゴンゾ(G、Syn、通常はゴンゾーと発音する)とマナベヨシ子 (Vo)という、
この界隈である意味もっともディープな2人によるむちゃくちゃ気持ちいいユニット。
ゴンゾさんが一人で爪弾く、ゆるゆるのトランスギターに、佳子ちゃんのきれ〜な唄がのる。
そして世俗の外を超然として遊びあるくわけです。
と言ってもただゆるけているわけではなく、
その陰には実は努力と人並みはずれた感受性が隠されているような気がしてならない。
酒と煙草の灰まみれになりながらつくりだされる唄はユルユルに美しい。
冬頃(?)にはOZ DISCからCDが発売されるという。
ライブもいいのでみなさん足を運びましょう。
以下、ゴンゾさん抜きでヨシ子ちゃんにインタビュー。

●結成はいつ?。
3年前。「一緒に何かやろうよ」って言ったのがそのくらいです。

●どうやって?。
酔っ払って。

●何をしてたんですか?。
とある京都の大学の中庭でライブがあって、そん時にゴンゾ君もおって。

●それまで歌ってたことはあるんですか?。
ぼちぼち。京都でバンドやってました。ゴンゾ君は最初会った時はわたしの歌は聴いてなかったと思うけど、その後にみにきてくれました。

●曲は誰が書いているのですか?。
ゴンゾ君が器をつくって、わたしが中味をヒタヒタに。歌メロはオイラがやってます。

●どんなことをイメージして作曲してますか?。
たましい。

●身近なものを歌っているんですか?。
というか、シミジミとした。日常とはすこし違う。

●ポケットキノコって誰がつけたんですか?。
ゴンゾ君。意味はないんちゃいます?。バーノイズで最初にライブやった時に、友達が「名前は!?」って言って、ゴンゾ君が「ポケットキノコ〜!」って言ったから。

●ライブはどれくらいやってるんですか?。
バーノイズで2回ぐらい。BEARSで5回ぐらい。洗濯屋(ゴンゾさんの当時のバイト先)。名古屋で2、3回。名古屋の公園でもやりました。

●名古屋によく行くんですか?
ゴンゾ君の友達もぎょうさんおるし、わたしの友達もたまにいるし。なんかディープなところですよね。

●出身はどこ?。
大分です。

●大分では何をしてたんですか?。
何しとったんかな。

●その頃好きだったアーチストは?
BEATLESとSTONESと浅川マキ。

●今好きなのは?
最近よかったのはTONY CONRAD。

●佳子ちゃんのヴォーカルって歌いこんでるというか、ちゃんとしたヴォーカルですよね。
ありがとうございます。毎回違うって気付いてます?。 歌詞もライブの時でもカチッと固まった曲をやることは少ないんですよ。いっつも大体イメージをつくっといて、それをなんとなく歌にしたり。それをだんだん固めていくんです。わたしはね。ゴンゾー君は知らんけど。

●ゴンゾーさんはどんな楽器を使ってるんですか?
最近はギターばっかり。なんかピアノの引き語りをしたいって言ってましたけど。

●OZ DISCからCDがでるそうですが?
LABCRYの三沢さんが、お話ししてくれたって。人脈サーフィン。まだ何も決まってません。なんか宅録みたいなんでいいって言ってくれてます。

●持ち歌は何曲ぐらいあるんですか?。
10曲にはみたないかもしれません。今後の課題は定期的な練習ですね。ゴンゾ君は電話持ってないし、連絡つかないのでひたすら待ってます。

●普段はどんなことやってますか?
バイトして。終わったらお酒飲んでます。

●酒は強いですか?。
好きなだけですよ。全然強くないですね。

●「大阪の酒豪2人がやってるユニット」って書こうと思うんですけど。
それはマイキと違いますか?。

●最後に読者に一言。
聴いてもらって共鳴するものがある人は、ぜひお話がしたいです。 
 

インタビュートップに戻る→

 
TOPに戻る→