HARD CORE DUDE INTERVIEW (1997年4月発行oo4号に掲載)

NANO COREシーンの中核として
若いバンドマンを中心に熱烈な支持を集めているハードコアデュード。
その魅力はとにかく熱く濃くメッチャおもろいステージングにある。
ギタリストはTJ MAXXやNO SIDEの作品をリリースした
LABORATORY RECORDSのオーナーでもあり、
文字どおりシーンを引っぱる存在といえる彼らをぬきに、
いまの大阪のシーンは語れない。
このたびLessThanTVから待望の1stアルバムを発売するDUDEに、
新鋭ハードコアバンド、LEGOの横山かえがインタビュー。
 
 

●なんであんなに重みのない音なんですか?
B:重いでしょう!!!
V:別に何を意識してるでもない。
B:軽いのも好き。重いのも好き。

●でも客のノリはすごいですね。今までに一番印象に残ったLIVEは?
G:福知山サウンドラッド。客が10人!。それが壁に張りついて。
B:真ん中に2人だけ思いきりMOSHしてる奴がいて。
G:対バンはFUCK GEESとYELLOW CABってバニラレコードの社長。

●大阪以外でのライブは・・・
G:東京、舞鶴、福知山、京都。
V:それ以外やったことないなあ。

●東京はどうですか?
V:なんちゅうか、ようわからんな。
B:やっぱ客は薄いでしょう。大阪は濃い。一人一人が。

●今年やったライブで印象的なのは?
B:逆インタビュー。なんでうちを選んだん?

●いやもう、Club DAWNでの『愛と誠』の時、グチャグチャさに感動して。朝6時半。
B:あれ盛り上がってたか??みんな寝てないから興奮してたかもしらんけど。『愛と誠』はあれはまあ、サービス。せっかく誘ってもろうたし。やっぱりBEARSが好きや。BEARSって納得したのんないやろ?。
G:ない。
V:ないないない。
B:ボロボロやんなぁ。なんで?
V:BEARSは好奇心がでてまうねん。「こんだけやったらどうなるか?」とか。
B:ああ〜、BEARSはいろんなことやりたなるしなあ。

●ROCKETSはどう?オールナイト。
B:BEARS以外やったら行儀良くせなあかんていう。で、BEARSはボロボロ。
V:やりたいことやってるっていう。
B:で、客の反応は最悪(笑)。一番最悪。さむい。
G:シビアともいう。
B:大きいところは楽やんなぁ。
V:というか、人入ったら楽。内容が薄くなる。誰か暴れたら全体に暴れる。それが不思議でたまらん。

●ヴォーカルの人、なんで覆面被ってるんですか?
V:ファッション。時々被ってる。第2の自分じゃないけど。

●リタードっていう親衛隊があるの。ナンバーつけて。Tシャツも何十種類もつくあって。それは何なんですか?
D:う〜ん・・・みんな着てくれて嬉しいなあと。
B:おいおい、こんなんでええんかよ?!
 

●Less Than TVからLPがでるそうですが、ギターの人がレーベル( Laboratory records)をやってるのになんでLess Thanなの?
B:いちばん微妙なとこやな。
G:うちのレーベルは貧乏で、やりたいことできへんねん(一同コケる)。・・・・まあ、もうちょっとカッコよく言うなら、自分のやっていることを他人に認めてもらわないとちょっとだせない。
V:そういうこと言わんとなあ。
G:客観性が入らないから。
V:自分で金だすより、他人に出してもろた方が。
B:借りに20歳ぐらいやったら、自分でレコードだすってバーンとやってもいいけど、30近いと。

●全員独身なん?
B:独身(笑)。
V:DUDEやりだしてからすごい状況がガラっと変わってきたね。地味にやってた時は全然花開けへんかったのになあ。
B:真剣にやってる時はあかんのに(笑)。
V:いや今も真剣にやってるつもりやけど(笑)。どないやろなぁ〜。
B:どないやろなあ。とにかくいろいろまわりだしたんはDUDEやりだしてから。

●HARD CORE DUDEってジャンル分けが難しい。
B:最初はやったよ。___とかWRESLING CRIME MASTER、TOASTとか。SPASMAM。
V:言うたら大阪でバーンとなってるバンドが多いもんな。
G:最初の一年ぐらい。
B:同期生と思ってるから。
V:そうそうそう。WRESLINGは俺らよりもうちょっと先やけど。他は同時期やんな。
B:ほんで捨てられた(笑)。
V:捨てられたというより、俺らに対する評価がメチャクチャなんちゃうかなあ。一時期だってハードコアのバンドとやらせてもらわれへんかった。なァ?やってないんちゃうん、ハードコアのバンドと。
B:俺らがふざけてると思ってるねん。俺は本気やのに。人間は明るいけど。
同席者I:スペルデルフィンやね。楽しくて激しくて明るい。
B:ようわからんけど・・・音が激しくなかったりとか、攻撃的じゃないと納得できん奴がおって、それが大半をしめてて。明るい音階使ったりするとハードコアじゃなかったりとか、そういう見方してる奴も結構おるはずや。
V:でもそういうのに対しておちょくりじゃないけど、そういう感覚もあるよな。
B:ああ、あるよな。俺らは別にそんな深く考えてないけど・・・考えてるよな(笑)。まあ、ケンカ売ってるようなもんですわ。

●スカスカっぽい音にもそういう意味があるんですか。
B:あれは本人の趣味かなあ。だしたい音いろいろあるやろ?。こんな音もだしたい、そんな音もだしたい。選択してるだけ。いろいろ話し合って。あ〜、一個ある一個ある。これは三島くんの意見やねんけど。
D:え?(笑)
B:俺らから言わせたら適当な歌詞つくって、辞書引っぱって意味のないような英字使って、歌ってるハードコアバンドの方がニセモンや。。歌詞もロクに覚えてなくて、「 おまえ何歌ってんの?」っていうバンド。

●歌詞は?
B:ある。その日の気分によって歌詞変えるんやろ?だから、警察につかまったら警察のこと歌うとか。
G:リアルタイムの。
V:曲ごとにテーマは決まってるけど、歌詞はその場で変わる。あれはでももうコンセプトがあるから。
 
 

 
・・・・インタビューはまだまだつづきます。
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