怖 INTERVIEW (1998年11月発行oo5号に掲載)

EDDIE (bass)
BILL (drums)

●音楽的なスタイルって結成以来、不変のスタイルですよね? それとも変化はあったんでしょうか?
BILL(以下B):その時その時によって、聴いとう音楽で影響受けたりするけど、ベース歪ましとうしドラムもあんなんやから、聴いてる方はわからへんと思う。
EDDIE(以下E):質問は…? 他のこと考えてた(笑)。演奏?? 変わったなあ。他の人からみたらわかりにくい。

●たとえば?
E:展開がちょっと増えた。ちょっとだけ増えた。

●速さとかはどうなんですか?
E:日によって変わる(笑)。
B:昔はメッチャ速くしようとしてるのに全然ついていけんくて、あの速さで。
E:それは別やで。結構ゆっくりの曲やったんちゃう?
B:え、そうかな? ちょっとついていけるようになったんちゃう? ドラムは。

●最近グルーブ感がでてきてると思います。
E:それはどういう意味ですか?

●ベースのリフ、そこにのせるヴォーカルが、曲っぽいノリが強くなった。
B:曲っぽくなってきたんや?
E:昔は?
B:はいはい(笑)。
E:はいはい。どういうことですか?(笑)。

●いや…(もうええわ!)。じゃあBILLさんのドラムは独特なリズムなんですが、それは既存のロックの枠組みを壊していく感覚なのでしょうか?
E:既存のロック!(笑)。
B:そんなんはないけど、聴いとうバンドの影響というかそういうの。昔のジャンクとかプログレとか、そういうのを聴いたりして。
E:けど、あんまりエイトビートとか入れたくないよな?
B:うん、あまし。エイトビート苦手なんもあるし。エイトビート多かったらスカスカなるし。
E:音数が多くないと。
B:ベースとドラムだけやからスキマがでるから。スキマのところにちょこっと入れとく。

●歌詞はどんなことを?
E:歌詞は・・なんかしょうもない事(笑)。

●英語らしいですね?
E:いや、英語も日本語もまぜこぜ。
B:日常的な。
E:いえ、あんまり(笑)。

●すごいいい詞だって聴きましたけど。
B:誰からっ!!!!?
E:誰からっ!!!!?

●スハラケイゾウさんです。
B:ええ〜!
E:スハラさんがなんで知っとう?!(笑)
(※スハラさんは「怖はちゃんと歌詞があった」と言っただけでした。わたしの勘違い)

●怖の音楽に情念はこもってるんでしょうか?
E:情念。そんな強いもんはないと思うけど。でも…
B:たとえば恨み?

●恨みとか。
B:ええ〜!!?

●内面的なモン。
E:っていうか歌はそんなんやな。あんまり他人に関係ないっていうか。

●個人的にけっこうドロドロしたもんを感じるけど。
B:ええ〜っ!? ドロドロしとうかな…けっこうサッパリしとうようなイメージがあるんやけどな。
E:さわやか系(笑)。

●きいてみましょか。同席者の孤独馬鹿芝居改めレインボーアクション孤独の富阪勝三さん、どうですか?
富阪:さっぱりはしてないね。どっちかというとドロ〜っとしとるような。
B:そうなんかな?
E:それはそっちの潜在意識が犯されとんや(笑)。(富阪氏に向かって)なんかちょっと、水木しげるの漫画にでてきそうですね(笑)。
T:ああ。ああ、そんな感じ? ありがとうございます。そういってもらえて光栄です。

●(笑)怖はジャケットで絵描いてるでしょ? あれがドロっとしたイメージやからね。
E:あれはホラー漫画の影響が。

●ホラー好き?
E:ホラー好き。

●ホラー映画とか?
B:ホラー映画より、そん時は漫画とか。絵とか。そんなんが多かった。

●どんな漫画?
B:楳図かずおとか伊藤潤二とか。そのへんホラーの漫画は昔から読んでたから。そのへんの影響が。
 
 

●去年、THE MACHINEGUN TVとアメリカツアーへ行ったそうなんですけど、いつどのように実現したんですか?
E:去年の9月。スリーナインやったんやんなあ。
B:あっそうそう。平成9年9月9日。

●誰がセットしたんですか?
E:JAPAN OVERSEASが組んでくれた。

●どんな場所で?
B:東から西。ワシントンDCと・・。
E:ニューヨークと。クリーブランド・・
B:デトロイト。シカゴ。
E:デンバー。カンザスシティー。ロサンジェルス。
B:サンフランシスコ2回。
E:あわせて10回。

●へ〜。どんなハコで?
B:CBGBとか。ちゃんとしたハコも行ったけど、なんかギャラリー借りて演奏したり。ちょっとワケわかれへん空き地みたいなとことか。
E:ミックさんの家。
B:ああ、ミックさんの家(笑)。
 
 

・・・・インタビューはまだまだつづきます。
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(取材:98年4月8日)
 
 

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