元SMビデオ監督にしてフリーの死体写真家、雑誌『BURST』の連載でも知られる釣崎清隆氏による、
南米コロンビアのエンバーマーを密着取材した世界初のエンバーミングムービー、
『死化粧師オロスコ』のショートヴァージョンと
日本のハードコア界が誇る大阪の激重スラッジモンスターCorruptedのコラヴォレーションライヴ。
このまがまがしく鮮烈な映像をバックにCorruptedが演奏するのは
今回で確か2度目だ(ひょっとすると大阪以外でもやっているかもしれないが)
夜遅くから、ライヴハウスではなくClubで。
しかもロクに告知が行われていないというからそそるではないか。
まあ予想されたこととはいえ、客は遅遅からダラダラやってきて
ライヴが終わるころには アメ村暗黒系人脈のおとろしい人間ばかりぎょうさん集まっていたことはいうまでもない。
CrupptedにはSOLMANIAの大野雅彦氏がノイズギターで参加していて、
重油のような混濁感にプラス、頭の先を突き抜けるような高音ノイズが降り注いだ。
ある種、実験的、即興的ともいえるような掛け合いのようなプレイが随所にあった気がする。
死化粧(エンバーミング)とは
「遺体を生存していた頃と同じように外見を修復するとともに、
防腐処理によって長期間にわたってその状態を保ことができるように、処理を施すことらしい。
その歴史は役4000年前のエジプトのミイラに遡り、アジア大陸南部、ヨーロッパ、アメリカへと広まり、特にキリスト教の国々における"復活思想"から遺体の保存が重用視された(資料より転載)」
だそうだ。
『死化粧師オロスコ』は今回大阪はレイトショーのみで1週間上映されたが、かなりの盛況で
私も4日のトークショーの日に行こうとしたが、満員で入れなかった。
大阪では次は、10/2日〜8日まで、8:00、9時半の一日二回上映されるらしい。