ホワイトゴスペリアンズ。不敵な面構えの男達が演奏するレゲエ。それはリゾートミュージックではなく、さながら関西アンダーグランドリアルレゲエ。体の芯まで響くベース。腰にくるビート。エコーが響く。メンバーにはXOYO、ダンスマカブラ、元ハナタラシのメンバーの顔も。TAG RAGの前川氏もエフェクト&コーラスでステージにいた。
僕が怖のライヴをみるのは1月以来だが、いつも新たな驚きを感じさせてくれる。音の大きさ、密度、スピード・・・一番前で唖然と見つめるしかなかった。昨年来日したブルーグラスやトラッドミュージックのアーチストであるDAVID GRISMANのロンTを着ていたBILL。EDDIEはいつもの感じ。
はじまる前、ほとんどの客が後ろのモニターを見入っていたのが実にナスカ・カーらしい。そして3人が登場。今日はバックのスクリーンがないぶん、フロントの2人のイキぴったりのアクションを派手に展開?
KIRIHITOのライヴといえば、ハヤカワ氏のオソロシイまでの迫力あるドラミングが印象的だ。アバンギャルドにして豪快。しかし、実はこの日は間近でみていて、前のようにシンバルの1枚や2枚とんでくるんじゃないかと思うほどのオソロシさは感じなかった。ドラミング自体がより創造的でリズム重視なものに変化しつつあるのだろうか。ラスト近くの迫力はありかわらずだが。newアルバム『Suicidal
cardinal cafe』でもそう感じた。5月7日の京都METROのライヴでもう一度確認してみたい。