世界でおこった奇怪な話(SRI会員手帳より引用)

  (内)は筆者の感想。

1.人くいガ
 1962年南アメリカでのできごとだ。カールさんは、のはらで花にとまっているガを
 たたいたら、きゅうにたくさんのガがどこからかあらわれてカールさんを
 おそった。カールさんは血をすわれ、みるみるうちに骨になってしまった。
 (番組プロモーションですな。で、血を吸ったら何故骨だけに!肉はどこへ?)

2.吸血花  1967年ニューギニアでのできごとだ。テムトたちは資源調査で道に迷っていた。  そのとき大きい花をみつけたテムトは、花びらに手をかけたが、つぎの瞬間青く  なった。花びらがテムトの手やからだにまきつき血をすいはじめたのだ。  (とりあえず、その頃の奇怪な物は血を吸うのがお約束。)
3.まぼろしの道路  1965年6月、ニューメキシコのさばくにあるU.S.66道路を走っていた自動車の目前  に、とつぜん高層ビルがあらわれた。急ブレーキをかけてよく見ると、もうビルの  すがたはなかった。これは「街道催眠」とよばれる。  (それは居眠り運転です。)
4.黒こげの首  1951年アメリカでのできごとです。マリー夫人が友だちのレーザー夫人の部屋には  いって驚きました。部屋はまっくろこげです。おきものだと思って拾ったものは  なんと、レーザー夫人のまっくろこげの首だったのです。  (胴体はどうした!)
5.つののあるヘビ  1966年6月、ヘビ取りの名人、山室林蔵さんは、埼玉県大里村の山中で、つののある  ヘビを見つけた。長さ4メートルもあり、頭には10センチもあるつのが2本つきでて  いる、おそろしいものだった。山室さんは気ぜつしてしまった。  (いかにもネタに詰まって創作した名前がGoo)
6.車をとかす怪雲  1968年ポーランドのできごとだ。トラックを運転していたゲオルギュさんはへんな  雲がおりてくるのを見た。きのこ状の雲は前を走っていた車にかぶさって、しばらく  して消えた。あとにはなんと、車がどろどろにとけていたのだ。  (どうせ共産圏だからわからないだろうといういいかげんな感じがいい。)
7.仏像の涙  1967年ラオスでのできごとだ。カンノ博士らはトカム寺院の仏像を調べていたとこ  ろ、ふしぎな仏像を見つけた。仏像がないているのだ。目からポロポロ涙を流して  いるのだ。なめると、とても塩からかった。  (血を流しているなら分かるが、涙というのがツメが甘い)
8.コルク人間  1953年、アメリカのフロリダ州で、海上にぷかぷかういている男が発見された。  男の名は、ポール・アンジェロ。足に重りをつけて水中になげこんでも、すぐに浮き  上がってしまう。医者がいろいろ調べたが、いまだに原因はわからない。  (普通、足に重りを付けて海に放り込まない。想像するだけまぬけだ。)
9.大岩が空へ・・・  1967年ハンガリーでのできごとだ。バラトン湖で遊んでいたラーツ少年は、  とつぜんふしぎな音を聞いた。湖のそばにあった大岩がぐんぐん空に上がっていく  ではないか。これは宇宙人のしわざではないかといわれている。  (何故そんなことが分かる!)
10.消えない顔.   1887年アメリカでのできごとだ。ウイリー未亡人が嵐の夜、ベッドから落ちて死   んだ。ふしぎなことにその時から、窓ガラスに未亡人の顔がくっきりとうつり、   どうしても消えなかった。おいのビルくんがふくとやっと消えたのだ。   (あなたの知らない世界ですか?)
11.ジェットキこぞう   1959年スイスでのできごとだ。パイロットのウィンストンさんは、気がおかしく   なったのかと思った。雲の上に少年がおいでおいでをしていたのだ。こんな空の上   に人がいるなんて・・・。このことは今、調査中。   (気がおかしいとしか思えませんね。)
12.円ばんにさらわれた男   キ、キ、キューン。とつぜん、一つの円盤がトラックの上におおいかぶっさたかと   思うと、怪光線をあびせてきた。するとどうだろう。自動車を運転していたベンさ   んが、円盤の中にすいこまれていった。これは、昨年、アメリカで起こった話だ。   (よくあるヨタ話です。)
13.クモ火   1967年7月、奈良県桜井市で、ある夜火のように光るクモのかたちをした怪物が、   空をとんできた。人びとはおそれて、にげまどった。くちから血をすう「クモ火」   といっておそれられているからだ。流星ではなかろうか。   (火を吐いて飛ぶのはガメラです。)
14.消しゴム人間   1953年、ロンドンの地下鉄で男の悲鳴があがった。「コスッテハダメ、クズレテ   シマウ。」ラッシュにもまれるうちに、男の洋服、皮ふ、そして内蔵がボロボロに   くずれていった。こすられると消えていく男、消しゴム人間だ。   (カタカナで喋る外人は当時の定番ですな。)
15.とびだすコルク   1958年のアメリカでのできごとだ。ハーマンさんたち三人は、地下室で不思議な   音を聞いた。行ってみると、びんやコルクや百科事典が生きもののように飛び上が   っているのだ。これは、一週間ほどの間、つづいたそうだ。   (お気の毒に・・・・)
16.空の魔物   1952年4月、ロンドンからポーツマスへぬける道路を走っていた車のガラスがふい   にわれた。この事件はやがてアメリカにうつり、数千台の自動車やビルのまどガラ   スもつぎつぎにわれた。黒いなぞの液体のしわざだといわれている。   (なぞの液体の正体は何!)
17.月面の謎の文字   昭和35年9月29日の夜、M大学のT教授が月を観測していると、月の表面に、   PYAJWというなぞの文字が見えた。近くにいた人たちが望遠鏡をのぞかせて   もらったが、同じように見えたという。文字の意味はいまだに判明しない。   (月に住んでいる人間は英語でしゃべるのか?)
18.ミイラ人間   1961年日本でのできごとです。新幹線の運転士はトンネルを出たとたん急ブレー   キをかけた。目の前に大昔の姿をしたミイラ人間がいたのだ。こんなことがあるの   だろうか。今、あらゆる資料を調べて調査しています。   (ウルトラマンのミイラ人間ですか?ドドンゴが一緒にいたとか。)
19.のろいの衣装   1961年9月イギリスのエンバシー劇場で「女王様のお通り」という劇の上演中の   ことだ。主演の女優が、色あせた黒い衣装をつけて登場するや、突然その衣装に   のどをしめつけられたという。次回から代役がでたが、同じことがおこった。   (衣装のどの部分が首を絞めるのですか?)
20.冷凍人間   1963年8月、ロンドンの大学にある実験室で、病気をなおすための冷凍機がこわれ   温度が下がりはじめた。その時、その機械で治りょう中の病人が突然立ち上がった   のだ。急に下がりすぎた温度の為、病人が冷凍人間になったのだ。   (それは寒くておきあがったのでは?)
21.生まれかわった女性  1967年、イランのビマミーという女性が、死んで埋葬される直前に生きかえった。  彼女は突然、「私はインド人のジュシだ。」とヒンディ語で語った。心霊学者の調査  では同時刻に事故死したジュシの霊が、ビマミーにのり移ったのだという。  (で、それから一体どうしたのか?)
22.ひとりで動く車   1961年、南アフリカ連邦ヨハネスブルグに住むカリルさんはある丘のふもとで   自動車をとめて車をおりた。ところが、その自動車が、ひとりでに坂をのぼり   はじめたではないか。人のいたずらではないことはたしかだ。   (何も言う気力なし。)
23.少女になった少年   ウシェー!老人はおどろきのあまりしりもちをついてしまった。1964年インドに   住むムスターハ少年は、ふしぎなことに卵を食べると、一しゅんのうちに少女に   かわってしまったのだ。一時間ぐらいでもとの少年にもどった。   (ばからしい・・・・・)
24.ふしぎな足跡   1955年の雪の朝イギリスのデボンシャーの片田舎で、ふしぎな足跡がみつかった   。あたり一面に残された鳥の足跡のようなものを人びとは悪魔の足跡だと恐れた。   ある種の鳥のせいだとの説もあるが、宇宙人のものだという意見もある。   (鳥の足跡でしょう。)
25.ガマの妖力   明治後期の日本のできごとだ。美濃さんが庭をみていると、柿の木に猫が一匹   なにかにおびえていた。そのうち、あぶらのようなものを出して、死んで   しまった。すると、ガマが現われ、油に集まったたくさんのハエをたべたのだ。   (松方弘樹の怪竜大決戦ですか?山田風太郎の出来損ないみたい。)
26.人間をくう大岩   1967年ナイジェリアでのできごとだ。テナフは岩を切り出す仕事を仲間として   いた。ところが、大岩を切りくずしていたテナフの「ギャーッ」と大声をあげた。   仲間がかけつけると、テナフのからだは岩にめりこんでいたのだ。   (はさまっただけでしょう。)
27.消えた新聞紙   1963年アメリカでのできごとだ。フィリップ少年が新聞配達をしている時いくら   新聞を投げてもするすると消えてしまったのだ。こわくなった少年は新聞紙を   なげだしてにげました。しかし、それも、消えたのだ。   (もう、何ていったらよいのか。)
28.きょうふのかび   1968年アメリカでのできごとだ。モンテレーという町がものすごいかびにおそわ   れた。かびは、どんなものにでもはえ、町の人達は、そのにおいでおかしく   なった。ついに軍隊がきて町をやきつくしてしまった。   (これは何年かのちに10-4 10-10でやりましたねえ。)
29.きょうふのあわ玉   1965年の夏、イギリスのコベントリーで、ペイニターさんはピンポン玉ぐらいの   あわの玉におそわれた。これは空中をふわふわとんできて、ペイニターさんの顔を   おおい息をとめようとした。大きい声をあげるとにげていってしまった。   (もういいよ。)
30.軍かんをおそう火の玉   1967年6月、タイの軍かんソンヒュ号がシャム湾を航海していたときのことだ。   とつぜん、船が大きな火の玉につつまれてしまった。その光の玉は、みるみる   小さくなり、船の前から後まで移動すると消えてしまった。正体はなぞだ。   (学研の「チャンピオンコース世界のなぞ」みたい。)
 という内容なのだ。これを見たとき、事実だと思っていたころが懐かしい。  どう考えても秋田書店の「世界の怪獣」(中岡俊哉著、さし絵南村喬之先生!)  だと思うぞ。あの頃ってほんとに大雑把でよかったと思う今日この頃です。  製作は真剣にやっていたのに、宣伝はいい加減だなあ。


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