日本ではあまり知られていないブルーグラスについて簡単に説明をしています。 ブルーグラスに興味を持ってくれた方はぜひご覧下さい。
練習の際に録音した音源が聞けます。
Daybreak In Dixie
他にも、
などでも無料で聞くことが出来るので、是非一度聞いてみてください。GUITAR |
ブルーグラスでは主にアコースティックギターが使われます。 基本的にアンプなどを用いないアコースティックの楽器だけで演奏するため、音量としっかりした低音、鈴のような高音を出すためドレッドノートという写真のような大きなサイズのギターでよく演奏されます。 演奏方法はフラットピックで低音弦のベース音と高音弦のストロークを2ビートで弾く演奏方法が一般的ですが、中にはバンジョーのように親指、人差し指、中指にピックを付けて演奏するプレイヤーもいます。 ギターは歌の間奏やインストゥルメンタルの曲でリード(ソロ)を弾くことが少ないですが、最近のプレイヤーやバンドなどではリードギターもよく演奏されています。 |
MANDOLIN |
ブルーグラスでは後ろ側が平らになっているフラットマンドリンを使用します。マンドリンは同じ音の弦が2本ずつ4組み、計8本の弦があり、ピックで同じ音の2本の弦を一度に弾き音を出します。各弦のチューニングはフィドル(バイオリン)と同じです。 ドラムなどの打楽器の入ることが少ないブルーグラスではマンドリンがパーカッションの役割もこなします。カッティングと呼ばれる演奏方法でスネアドラムのような音を出しブルーグラスのリズムを支えます。 |
BANJO |
バンジョーはアフリカで太鼓に弦を張ったものが最初だとされています。それがアメリカに渡り現在の形になりました。バンジョーには4弦バンジョー(テナーバンジョー)、5弦バンジョーなど何種類かありますが、ブルーグラスでは主に5弦バンジョーを使用します。 ブルーグラスでは親指にサムピック、人差し指と中指にフィンガーピックというピックを付けて3フィンガーという演奏方法で演奏します。バンジョーは特徴的で大きな音がするのでバンジョーが演奏に入っているととっても目立つ&よりブルーグラスらしさが出る、なくてはならない楽器です。 |
FIDDLE |
フィドルという名前は普段あまり耳にしませんが、楽器としてはバイオリンとまったく同じ物です。ブルーグラス、カントリー、オールドタイム、アイリッシュやジャズの一部などでバイオリンがフィドルと呼ばれています。 クラシックのバイオリンと楽器は同じなのですが、演奏方法が異なりクラシックより激しく大胆な演奏をします。フィドルチューンなどの曲はもちろんですが、歌や他の楽器のリードの合間に入れるフレーズなどによる伴奏でも活躍します。他の楽器と違いフレットが無いため音程がとりにくく演奏するのは難しいですが、しっかり上手に弾ければとても目立つ楽しい楽器です。 |
DOBRO |
正しくはリゾネイターギターといいます。ドブロとはdobro社のリゾネイターギターのことを指しますが、ブルーグラスではリゾネイターギター全般をドブロと呼びます。 右手はバンジョーと同様に親指、人差し指、中指にピックを付けて指で弦を弾き演奏します。左手は他の弦楽器と異なり、指で弦を押さえるのではなく、スライドバーと呼ばれる金属の棒を使い弦を押さえ音を変えます。持ち方も他の楽器とは異なり寝かせて横にした状態で演奏します。 |
BASS |
ブルーグラスでは主にウッドベースを用いますが、エレキベースやアコースティックベースもよく使用されます。打楽器が入ることの少ないブルーグラスでは、ベースがリズムの中心をつとめます。 他の楽器のような派手なソロはめったに弾きませんが、 その名のとおりバンドの根幹を支える縁の下の力持ちです。 |