〜「ある日のでき事」番外編…なのか?〜

      

 2001.10.02-04 雑誌「BRIDGE」VOL.32 を読んで。

雑誌「BRIDGE」買いました。そして読みました。うぅ〜ん兵庫さんのテキスト、さすが!って感じです。クール。他の雑誌に見られないような結構キツいこと(「ちょい沈み気味だったかもしれないここ何年かの色々」「悪いけどたぶんこういう(迷いのない)時期ってそんなに長くないので」とかさ)書かれてるんだけど、でもそれが逆にメンバーに本音を語らせてるように感じられました。メンバー3人のキャラもすごく分かりやすく(笑)出てると思うし。ただただ「『明日があるさ』売れてよかったですね〜」「新しい曲もウルフルズらしくガッツが感じられますね〜」なんて褒めちぎる、上滑りなインタビューなんかと全然違って(当たり前か!)よかったです。
  
「明日があるさ」のヒットについて、素直に喜んでるメンバーの話しっぷりが何となく嬉しかったです。ケーヤンの話を読んでて、そういえば知り合いの子供ちゃんが通っている小学校の「6年生を送る会」でこの曲が替え歌として使われた、っていう話を思い出したです。ちなみにその話を聞いた時、その子たちがその替え歌を歌ってくれたんだけど、曲のあたたかさと歌詞(6年間の学校行事を描いていた)がマッチしてて、そしてこの曲を再び世の中に広めたのがウルフルズなんだって改めて気付いて、ちょっとジーンときちゃいました。トータスの言うように、この曲、ウルフルズだったからこそこんなに支持されたのかも…なんて欲目かしら(苦笑)。
  
「事件だッ!」制作の経緯についての話はすごく興味深かったです。最初の歌詞で印象的だった「誰がカバやね〜ん」とか「ゴリさん山さん、オレも太陽にほえた〜い」っていう部分がなくなったのはちょっともったいない気もするけど、でも完成してる歌詞をもう一度練り直しクオリティを高めた、って話には敬服しました(だって一度できたものを作り直す作業って、ゼロから生み出すのと同等の労力がいると思わない?)。そしてここで伊藤銀次さんのお名前が出てきたことにはホントびっくりしました!以前「銀次さんは厳しかった」みたいな記事を何かで読んでたから、「もう銀次さんとは仕事したくないんだろうな〜」なんて勝手に思ってたもので(苦笑)。しかし「ああ、やるやる」ってスッと引き受ける銀次さんって、オットコ前だなあ!うん。

あと兵庫さんが「事件だッ!」を「名曲」と書いてたのがすごく嬉しかったです、何か「認められたぞ、本物だぞ!!」って気分。別にさあ、100万枚とか売れなくてもいいのよ実際…ってこりゃ私が言うことじゃないよな(苦笑)。でもきっと私だけじゃなく、多くのウルフリィが「売れる商品」じゃなくて「聴かせる&心につきささる作品」を待っていると思うんだけど…。