開始時刻 | |||
1) | 七つの子 | からす なぜなくの | 0’00” |
2) | 夕焼小焼 | ゆうやけこやけで日が暮れて | 1’16” |
3) | 里の秋 | 静かな静かな里の秋 | 3’05” |
4) | 赤とんぼ | ゆうやけこやけの赤とんぼ | 5’19” |
計 | 8’16” |
1)七つの子 作詞:野口雨情 作曲:本居長世
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2)夕焼小焼 作詞:中村雨紅 作曲:草川信 夕焼け小焼けで 日が暮れて 山のお寺の鐘が鳴る お手々つないで 皆かえろ 烏と一緒に 帰りましょう 夕方の時報として、音楽を聞きますが、圧倒的に多いのが夕焼小焼です。 きれいな夕焼けを見て、このメロディーを口ずさんでいるのは私だけでしょうか。 誰もが、ふと西の空の茜色の夕焼けを見て、かけがえのない自然の美しさを 素晴らしいを感じたことがあると思います。そんな気分が出るといいのですが。 ミーソソー ミーレドー ドボルザークを少し。この曲も時報に使われますねー。 子供が帰った 後からは 円い大きな お月様 小鳥が夢を 見る頃は 空にはきらきら 金の星 |
3)里の秋 作詞:斉藤信夫 作曲:海沼実 静かな静かな里の秋 お背戸に 木の実の落ちる夜は ああ 母さん とただ二人 栗の実 煮てます いろりばた 私は、昭和18年生れです(終戦は20年でした)。小学校のクラスには父親の いない子が10人くらいいました。里の秋は、きれいなメロディーで、のどかな 山里の風景を歌ったものと思っていました。 10年くらい前、TVで戦争に行った父親を待ちながら母親と暮らしている子供を 歌っていると知り、ある感慨を持ちました。 父親のいない母親と2人暮らしの子供の気持ちに思いを馳せながら、歌いたい ものです。 明るい明るい星の空 鳴き鳴き夜鴨の 渡る夜は ああ、父さんのあの笑顔 栗の実 食べては 思い出す |
4)赤とんぼ 作詞:三木露風 作曲:山田耕筰 夕やけ小やけの赤とんぼ 負われて見たのは いつの日か 赤とんぼを「負われて見た」子供は、誰の背に負われていたのでしょうか。 3番の歌詞にある、15の姐や(雇われて子守をした少女)でしょう。 この曲自体は暗くないのに、もの悲しさが漂っています。なぜでしょうか。 山の畑の桑の実を 小籠に摘んだは まぼろしか 15で姐やは 嫁に行き お里のたよりも 絶え果てた 露風は、5歳の時に、母親は離婚して実家に帰っています。姐やに負われて見た 赤とんぼですが、母親の背にも負われたことがあるのでしょうか。 そんな露風の気持ちが、この歌に母親へのなつかしさを感じさせるのでしょうか。 夕やけ小やけの 赤とんぼ とまっているよ 竿の先 いつの日か に、誰に負われたのか、なんて思いながら歌いたいです。 NHKが募集した「日本の歌 ふるさとの歌」で、この曲は第一位でした。 日本全国の夕暮れ時にマッチするのは、何でしょうか。 山田耕筰の美しいメロディーも素晴らしいですねー。いつまでも日本人が歌い継ぐ 名曲です。 |
この4曲とも旋律がきれいで、ことばも いいので、美しい声で歌いたいです。
先日、安田祥子・由紀さおりの童謡コンサートに行きました。
4曲とも聞きました。心の中にすっと入ってきて、いい時間でした