浦上天主堂 現在
長崎の鐘

サトウハチロ− 作詞
古関 裕而    作曲


藤田 貞智   編曲
長崎の鐘は、男声合唱の楽譜が
手に入らないので やむを得ず、
私がへたな編曲をしました


さだ男声合唱団

 さださんが1人4役)

被災した浦上天主堂
                  
       こよなく晴れた 青空を    悲しと思う せつなさよ
      うねりの波の 人の世に    はかなく生きる 野の花よ
      なぐさめ はげまし 長崎の  ああ 長崎の鐘が鳴る

            召されて妻は 天国へ     別れてひとり 旅立ちぬ
            かたみに残る ロザリオの  鎖に白き わが涙
            なぐさめ はげまし 長崎の  ああ 長崎の鐘が鳴る

      こころの罪を うちあけて   更け行く夜の 月すみぬ
      貧しき家の 柱にも       気高く白き マリア様
      なぐさめ はげまし 長崎の  ああ 長崎の鐘が鳴る 

        
             
 長崎に原爆が投下されたのは、私が2才の時でした。
 私が住んでいた九州の小倉では毎日空襲があり、床下の防空壕
 に逃げていたそうです。小倉は、陸軍の師団と兵器工場があった
 ので、原爆の第一目標地でしたが、当日の小倉の上空は曇りで、
 有視界飛行しか出来ない当時、やむなく第二目標の長崎に変更し
 たので、私は災を逃れました。
   (広島の原爆記念館で長崎に変更されたことを知りました)
 中学校の修学旅行で被爆後12年なのに、壊れたままの浦上天主堂
 を見た時の複雑な思いがこの曲にあります。
 鐘の音はmidiを使いました。

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   原爆被災前