仰げば尊し 小学唱歌

       さだ男声合唱団
       (さださんが1人で4パートです)


1.あおげば 尊し、わが師の恩
  教(おしえ)の庭にも、はや 幾年(いくとせ)
  思えば いと疾(と)し、この年月(としつき)
  今こそ 別れめ、いざさらば
     省略 2.(たがい)にむつみし、日ごろの恩
          別るる後(のち)にも、やよ 忘るな
          身をたて 名をあげ、やよ はげめよ
          今こそ 別れめ、いざさらば
3.朝夕 馴
(なれ)にし、まなびの窓
  螢のともし火、積む白雪
  忘るる 間
(ま)ぞなき、ゆく年月
  
今こそ 別れめ、いざさらば

                  
さだ男声合唱団 目次へ

             いと(と)し  :非常に速かったね 信玄の疾風如矢の疾です
             今こそ別れめ :今、別れよう(別れ目ではありません)
             
こそ・・・・め:係り結びで、それの実現を希望する意を表す
                 「こそ」で係って、「別れむ」 の已然形の「別れめ」で 結んで
                 「今、別れむ」 を強調して、「今こそ、別れめ」 です

                        と、久し振りに古語辞典を調べました
             
海ゆかば の中にも あります
                「大君の辺(へ)にこそ 死なめ」 大伴家持
                   大君の側で死にたいものだ


      
この曲は、教師への恩を歌った曲と思っていましたが、師や友と決別して未来への
       希望を述べた歌だったのですね。今こそ別れて将来の第一歩を踏み出そうと。
       今こそ別れめ、いざさらば が主題です。
曲は、