<2010年侑峯の舞>
10月3日(日)
雪百景十六 「海辺のカフカ」&「細雪」お話と舞と演奏
お話し:河内厚郎 地歌舞:古澤侑峯 地歌:倉橋文子
笛:阿部慶子 尺八:福本卓道 創作楽器:ヤススキー
谷崎潤一郎の小説で有名な「細雪」という言葉は、もともとは俳句の季語で、降っているのか降っていないのか分からないような、雪のことを指します。温暖な阪神間ならではの季語だといえるかもしれませんが、モダンなようでいて日本的、古風でありつつハイカラ…あいまいさを許容する土地柄をたくみに物語る言葉でもあります。
村上春樹氏の作品も、夢かうつつか判然としない境地に、読者を誘い込みます。ちょうど夢幻能のように。『細雪』の、ほろびゆくものへの挽歌。ムラカミ文学の、嵐が去ったあとの凪の風景。この舞台も、そんな世界を垣間見させてくれることでしょう。河内厚郎
3:00p.m.開場、3:30p.m.開演 前売4000円、当日5000円
処:旧甲子園ホテル(武庫川大学甲子園会館)西宮市戸崎町
お問合せ&お申込み: ジャパン・ユニオン(名和)
03-3476-4422、FAX03-3476-4423