BergLarsen

ベルグラーセンメタル 定価¥19,000

※参考価格

105/0 SMS

with BGM

日本ではソニーロリンズのファンがよくテナー用として使ったりしているが、これはあくまでタワーオブパワーのレニーピケット使用の”0”バッフルのSMSフェイシングタイプだ。ピッケトのタイプは130のオープニングで非常にしんどく105くらいにとどめておいた。ロリンズのは130/2のローバッフルタイプとされているが、コロコロ替えるため定かではない。0”バッフルはあまり店頭に並ぶことはなく、明るい音ならデュコフの方が・・・・と考える人が多いが、この”0”バッフルの軽さと明るさも捨てがたい。ショートフェイシングもあいまってアルト的にコントロールがしやすい。ガトーバルビエリやレニーピケットなど’70年代のファンクサウンドには欠かせないマウスピースである。

渋いサブトーンなどはデュコフの方が得意で、とにかくあっけらかんとした明るい音色だ。音の太さもベルグラーセンの長所であり、使用プレイヤーに音の太い人が多いのも偶然ではない。作りはなかなか良くてフラジオのコントロールもやりやすい。ピアニシモではあまりうま味がでないので、どうしてもゴリゴリ吹いてしまうが、そうしたときの超ダークなサウンドはラーセンならでは。やりすぎて下品になってしまう可能性も多いにあるが、それもまた楽しい。「ドンシャリ」のNYサウンドがデュコフやガーデラ、ポンゾールだとすれば中音がゴリゴリッとでるラーセンもテナーらしい味を確立している。ともかく現代の「ハヤリ」からはほど遠いマウスピースではあるがクセの強いプレイヤーに愛されているクセの強いマウスピースだ。なお、アルトではこのゴリゴリ感があまり出ないため、人気がないのもうなづける。ゴールドシリーズ(ブロンズ製)、ダックビルというモデルも他にあるが、未調査。

July/2002


なんと2007年に115/1Mを新品で購入。テナーに慣れて来たために、開きの大きめのマウスピースが欲しかったのと、所属するロックバンドにおいて、太くパワーがあって、「荒さ」がいい感じで表現できるモノを探していたのだ。

ガーデラやポンゾールよりもうすこしオープニングがあって、若干マイルドなマウスピースは無いか?と考え、ラーセンの115/1Mを試してみたら、コレがドンピシャ。よく造りも見ないで音だけで選んで買って来たのだが、ガーデラとか高級マウスピースに比べると、造りは非常にガサツ。刻印なんかも二度押ししてあってズレまくってるし、ウラから覗くと、シャンクの肉厚もえらい片寄っている。でも音もフラジオも問題ないどころか、大当たりでバリバリ鳴る。精度だけではイカンのだ、と再認識させてくれた。パワーを入れると、抜け切ってしまわないで、良い感じにコモってエネルギーが充満するのが70年代っぽくて気持ちがいい。

音程がちょっとズレたり、我を失ってブロウした時などは、ガーデラなどより許せる感じだ、あくまで筆者の好みではあるが・・・・

115/1M with BGM

Sep/2007

調子に乗って、70年代のビンテージ”120/2M”を試してみると、実にスムーズで太い。吹いていて生音があまりにも気持ちいいので、購入して使ってみることにした。バッフルはデュコフのようなストレートのタイプで”スクープビル”の種類だと思う。絶対的なボリュームは現代のガーデラ、ポンゾール、そしてテオウォンなんかには劣るが、生音の音量勝負の必要が無い限り十分なパワーを持っている。ウォームさとステンレスの素材の高音の金属音とのマッチングが独特。ロリンズのようにゴリゴリ吹くのもいいし、ブルースやちょっと古いロック、ファンクなんかにもいい味で吹けると思う。

120/2M with BGM

July/2008

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Users Impression

name : 小松竜吉さん
saxophone : tenor
career : 十年以上

impression : 115,1M-D,Duckbill

久々に訪ねてみたらテナー部屋開設されてたんですね。参考にさせていただきます。
Duckbillについては未調査とゆうことですので、少々レポを。1年ほど前にDuckbillを購入\32,000-。(それ以前は同じくBergLarsen 105,1Mを15年愛用、4年ほど前に自分でレールを削りopeningは115ほどになってました。)外観の特徴はテーブルの長さ。リードを装着しても8〜9ミリは余る。試奏時の印象は、とにかくボリューム!でかい!バリバリと音を撒き散らす感覚に惚れこみ、即購入。最初は恐ろしくコントロールの難しいマウスピースの印象でしたが、慣れとともに筋力が追いつき現在も愛用中。実際のところ、くわえやすく、適度な抵抗感があり、弱い息でも反応が良い。
低音域の音量、太さ、コントロールに関しては以前のラーセンよりずっと良くなってるようです。中高音域の音色は、明るく重くかな?サブトーンのいやらしさはサム・テーラー並み。突出する音色はサックスのアンサンブルには絶対に不向きでしょう(笑)当方、一穴主義にて他の楽器との比較はうまく出来ませんが、このマウスピースに興味を持たれたら嬉しいです。EJIさんの批評を是非読ませてもらいたいと思います。ちなみに使用楽器はA.selmerMK-7です。趣味が合うかも?


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筆者とは違う視点の方も多いと思います。広く意見をお寄せください

<BergLarsen> size(opening&facing・・・)

Your saxophone

sopranoalto tenor bari

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1年未満2〜5年5〜10年10年以上

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