Brilhart Tonalin (Vintage)

ブリルハート トナリン(白アクリ) 中古価格¥30,000〜40,000程度

チャーリーパーカーの使用で有名な白いマウスピースである。

(トナリンの一種であるストリームラインを使っていたようだ)

筆者愛用のビーチラートナレックスはこのモデルを元にしているのだと思うが、

音色の傾向はよく似ている。

白いアクリル系の素材が大きく影響していると思われるが、

カタめのエッジを持つ、やや細めの音色が特徴的だ。

トナレックスの方がやや音が太く雑味もありブリブリ鳴るのだが、

反応の早さや、ジャズ的な微妙なコントロールはトナリンの方が上回っているようだ。

とは言え、腹筋でのたっぷりした息のサポートができないプレイヤーは使わない方がよい。

ただの細いピーヒャラした音になってしまう可能性が高いからだ。

メローでとろけるようなサウンドが得意で、

オールドのコーンなどに合わせると、たまらないため息のようなサウンドが出せる。

しかし、このマウスピースをつけると思わず早いパーカーフレーズを

吹いてしまいたくなるのは私だけだろうか?


Brilhart Personaline (Model B)

ブリルハート パーソナリン(モデルB)

トナリン、エボリンの影に隠れて今一つメジャーではないパソナリン。1938年にブリルハートが創立した時にはなかったモデルで、(前出の2種類とクリアのトナライトは発売されていた、ついでにプラスティックリードも!)後に追加された。これはどうやら後期カールズバッド製のプラスティック(モデルB)だと思う。形状も一般的なブリルハートラインと違い、現在のセルマーのようなタル型だ。ティースバイトが円形でセルロイドのようなアメ色の素材がまるで昔の百貨店のリノリウムのようでレトロだ。ハードラバーの方は、ブリルハートの中でもダークだと言われているが、このプラスティックについてはダーク、というよりも大人しめの印象を受ける。トナリン、エボリンに比べると明確な個性には乏しい。ただ、ビンテージ楽器を使ってあえてボリュームを望まないシチュエーションでは、なかなか味があってよいと思う。現代のマウスピースでは持ち得ないものを持っている事は確かだ。筆者はコン6Mなどにたまに使ってみたりする。1956年の資料によるとエボリンが12ドルなのに対してパソナリンは14〜17ドルと上級機種の位置付けである。モデルBが14ドル(このタイプ)、モデルWが15ドル(ホワイトアクリル)、モデルRが17ドルでハードラバー製である。モデルRにはビークの丸い白のはめ込みは無い。(2004年3月)


Users Impression

name : tanihana teruhikoさん
saxophone : alto
career : 一年未満

impression : Tonalin4*

とても吹きやすく、明るい音がします。ただ、わたしの所有しているのは
Brilhart Musical Instruments(England) Ltd.製でグレイトネックやカールスバード製ではありません。また、シャンクリングも当初から装着されていたと思われます。シリアルの下にMADE IN ENGLANDと書いてあります。ブリルハートの工場が
イギリスにあったのでしょうか?吹奏感の私の印象を書く欄が質問コーナーみたいになり申し訳ございません。ご存知でしたら教えてください。

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筆者とは違う視点の方も多いと思います。広く意見をお寄せください

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sopranoalto tenor bari

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1年未満2〜5年5〜10年10年以上

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