さて、ざっと吹いてみるとマイヤーよりも明らかにチャンバー内が広い印象で、息もたくさん入り、ボリュームも出る。なのに!!コンパクトな息で柔らかく吹き込んでも、非常に柔らかく良い音で響く。これはただのラージチャンバーではないですね!
(サンプル音源のバラードでも最初は弱めに吹いて、その響きを生かしています)
小さい音でも細くなく、ふんわりとした低音の倍音を含み、それが録音のマイクにまで乗ってくる。いや、コレは本当にスゴイ!「魔法のラージチャンバー」と言ってしまっても良いかもしれない。当然パワフルに吹いてもどんどん息が入って、大音量で吹ける。この辺のボリュームはジョディジャズHRをしのぐほどで、メタルに匹敵する音量が出せる。
もちろんフラジオ〜早いパッセージの追従性など、基本的な性能は言うまでもなく素晴らしい。
今までのマウスピースで筆者が感じる近い感覚のものはジョディジャズHRだと思うが、より太くてパワフルである。チャンバーが広いということもあって、ある程度の息量と腹筋のサポートは必要で、それなりのキャリアがないとこのマウスピースの本領を発揮させるのは大変だと思う。この辺もアメリカンな印象を感じる部分である。(大雑把と言う意味では無い!)
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