写真を提供していただいたISHIOKAさんによると、6本の試奏の結果バリバリに鳴るものから、ダークなものまで結構バラつきがあったとのこと。ダークかつバリバリ鳴ってくれるなら、ビンテージのNYマイヤーのイメージに近い。確かにビンテージのマイヤーは現行よりもダークだが、狭めのオープニングであっても息通りがすばらしく、その結果、ピアニシモの反応も早く、フォルテでは詰まらずに楽器を「パリっ」と鳴らしてくれるところが美点だと思う。
このマウスピースはなんでもリッチーコールがフィルウッズから譲り受けたNYマイヤーを元にしてるとのことで、マイヤーのマイヤーによる復刻だと考えると興味深いのだが、リッチーコールの指示がどれほどのモノだったのかが気になる部分ではある。
(2007年10月)
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