ハデなカラーリングのサックスや、デイブガーデラのマウスピースなどを現在製作しているLAsaxだが自社ブランドのマウスピースも作っている。ブロンズ素材の銀メッキと言う仕様だが、デュコフと外径もほぼ同じでガーデラのようなデュコフコピータイプと言ってもよいだろう。バッフルもデュコフのモDモタイプのハイバッフルで、ジャズと言うよりはフュージョン、ロックなどに焦点を絞ったデザインをしている。チャンバーは最近珍しい完全なスクエアチャンバーで、非常に反応が良い。見たところCNCのマシン仕上げのようで、現在のガーデラと同じラインで作られているのはないか?精度も高く、テーブル、レールの仕上げもそうとう良い。ただし、ガーデラが内部までレーザー仕上げされているのに対し、LAはバッフルがなんだか鋳物のようなデコボコな仕上がりだ、このへんはコストダウンされているのかもしれない。サウンドはデュコフ的なシャープなサウンドだが、高音部は重めの素材の影響か、ややマイルドさがありオールマイティーに使いやすい。リチャードエリオットがエンドースしているが、なるほどそういう感じのブリリアントなサウンドだ。オープニングNoは5〜9でデュコフに準じている。リガチャーもデュコフの物がそのまま使える。プアマンズガーデラとも言えるか?しっかりしたデュコフをお探しの方になかなか穴場のマウスピース。だが、日本ではほとんど売っていない。(July/2002)
買った時はなんだか中途半端なサウンドかな?とも思ったが、最近クラブで演奏するのに使いはじめた。都会的なAORの間奏などはやはりメタルのシャープなサウンドが欲しい、しかもノーマイク。スタンダードJAZZもやったりする。このような環境でなかなか期待にこたえてくれている。(Mar/2004)
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