ESM

ESM  定価¥16,800(参考)

※参考価格

ドイツより登場のラバーマウスピースだ。外見上の違いで2種類(シャンクがゴールドに装飾されたものと、段々に細くなっていく形状)そのうちさらにCLASSICとJAZZの2種類があるがJAZZはハイバッフル。CLASSICはローバッフルだ。今回はシャンクの部分がゴールドに装飾されたモデルのJAZZ用を紹介する。ゴールドのシャンク部分はたまらなくオッサンっぽくて、黒塗り金バッジのクラウンを連想させる。ブルーの円筒形の箱もなんだかヘネシーっぽい。クラブ(銀座系)にはぴったりハマりそうだ。冗談はさておき内容に移るが、ジャズ用は結構なハイバッフルになっており、ハデな音がウリである。結構抵抗感の強いマウスピースで、コントロールも難しく、玄人好みである。バッフルが高く、中が広くなっているタイプなので、息の吹き込み方によって反応がずいぶん変わる。ジャズのアーティキュレーションをマスターした人であれば、カタめの「立つ」音色とソフトな音色を使い分けることができるだろう。わりと丁寧に作られたマウスピースであるが、フラジオのコントロール、ヌケなどはそこそこで、やはりフュージョンと言うよりは、ジャズに向くようである。それも3管モノとかラテン系とか割とキレのある部分も欲しい!というような場合にはよいだろう。アンサンブルはソフトに、ソロは思いっきりハデに・・・・みたいなプレイが出来る人にはオススメである。せまいクラブやピアノデュオなどにはちょっと音がキツくて辛い。バリのラバーにもやや近いが、もうちょっと繊細な感じだ。メイヤーではちょっと物足りないと思っている人は試してみてもソンはしないだろう。


Users Impression

name : 大越さん
saxophone : alto
career : 十年以上

impression : ESM JazzHeavenの6番

私のものはスカイブルーのシースルータイプです。見た目綺麗です。確かに抵抗感は有り、スポーンと軽く鳴るものではないです。喉を開きしっかりブレスを入れないと平面的なか細い音になりがちです。そして低音部が発音しにくく、テクがいります。しかし慣れると以外にもベニーカーター、ウイリースミス系のスイングアルト的ニュアンスも出せて面白いです。そして製品の作りが丁寧でバラつきがない感じです。
普段はレイキーを吹いていますが、もっと派手で硬い感じです。
以上、あくまで私的感想であります。今後も興味深い内容を期待しています。では失礼します。

name : 茨さん
saxophone : alto
career : 二〜五年

impression : ESM JazzModel Gold #6

低い音に向かうほど多少出にくくなりますが、音階毎の音色のバラツキは少ないと思います。吹き込んだ時の反応は悪いので弱奏は困難ですが、高音域〜フラジオは息が抜けやすくシャウトするような表現にはグーです。息の吹き込み方によっておとなしい音からキンキンの音まで出るので、慣れてくる程感情表現がしやすい面白いマウスピースではないでしょうか。

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