JOLLY-FELLOW'S Jazz Orchestraについて
2005年正月休み、暇にまかせてPCでインターネットを検索していた。もう3ヶ月以上バンド活動をしていない。再開しようにも、なかなかメンバー間の都合も音楽性も合わず、なかなか再開できない現状。自分はまだまだトロンボーンの腕に満足できず、ステップアップをしたいが、近くにスクールはなく、何かいい機会はないか? 他のトロンボーンプレーヤーと一緒にできる大編成の管弦楽・吹奏楽・ビッグバンドで募集していないか? 練習場所も遠方だと大変だし、社会人でまだ子供に手がかかることから、練習回数も月2回程度がせいぜい。余り年齢が離れているのも気を使うし、余りレベルが高いバンドだとついていけない。といって、あまりにも下手でやる気が起きないのも困る。
そこで見つけたのがJOLLY-FELLOW'Sである。社会人バンドで練習は月2回の土曜日夕方。練習場所は水道橋、5月予定のライブは江戸川区、募集している人は40代。これなら問題なさそうである。
社会人バンドだけあって、年齢はまちまち。レベルもまちまちのようである。他人のアレンジ譜面を演奏する機会もなかったので新鮮だし、オーケストラの一員としてこなそうとすると、自分の実力不足がしみじみわかる。コンサートマスターは、唯一のプロトロンボーン奏者のようで、私と同じ楽器をはるかに良い音で演奏する。今回は修行と思ってがんばりたい。
2005年5月21日ライブは中央大学サークルと競演。演奏曲はビッグバンドジャズのスタンダードや、ポピュラーな曲を、様々なアレンジでお届けした。後半疲れで若干の混乱はあったが無事終了。
2006年も5月20日にライブを行った。コンサートマスターとバストロンボーン奏者脱退により、私がバストロンボーンを担当することになった。とりあえず安いバストロンボーンを買って演奏したが、どうもバランスが悪いし、チューニングもうまくとれないことがある。バルブのキーの動きも悪い。ライブはそれで何とかこなしたが、次回はバストロのソロのある曲をやるとのこと。そこで買い換えることにした。新品は高く手が出ないなあと思っているところに、あこがれのダブルセイヤーモデルがオークションで出ている。価格もまあまあ。出品者と連絡をとって、名古屋まで現金を握り締めて夜行バスで試奏にいったが、やはり一流メーカー(Edwards)品は違う。バランスも良いしスライドの動きも問題なし。迷わず購入して、新幹線で東京に戻ってそのまま出社。部長にしっかりトロンボーンケースを見つかったが、半分あきれていた。
2007年は5月26日にライブを行った。これがリーダーにとっての最後の公演になろうとは、誰が思っただろう・・・12月10日、緊急連絡メールや電話が飛び交った。リーダーの死・・・誰もが大腸がん手術は成功したと思っていた。実際手術後も練習に参加、トロンボーン演奏はできないまでも、選曲・構成・音楽指導などは引き続きやっていただけると思っていた。通夜の席ではメンバーのクラリネット演奏、最後のライブビデオ放映などが涙を誘った。突然いなくなり、改めて存在の大きさを感じた夜だった。
気を取り直して新たにリーダーがやっていた業務をメンバーに割り振り、2008年は結成60周年ライブを予定通り行った。2009年以降は他のメンバーで選曲や演出などを検討。私はホームページと録音を担当。
2010年よりプロのリードアルトサックス奏者の大山日出男さんに数回レッスンをお願いしている。本番も演出面や注意事項をしっかりアドバイスいただき、定期公演を無事行うことができている。
2005年ライブの写真はこちら
2007年ライブのパンフレットはこちら(pdf形式)
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