OCS / 左から、デーモン、サイモン、オスカー、スティーブ。


彼等も初期は相当苦難の道のりだったようです。デビュー当時、マスコミに煽られプレッシャーを感じた会社は強制的に複数プロデューサをつけてみたり。完成した1st は当然「船頭多くして船、山にのぼる」状態、セールスは散々。マスコミにも叩かれ、もう解散かとも噂されます。そこに起死回生の2nd 。超名盤モーズリー・ショールズにより今のOCSがあるわけですが、この裏にはバンドに対するスティーブの献身的な外回りがありました。ソロで他のミュージシャンの所にギタリストとして参加したりして(ポールウェラーに出会ったのもこの時。)バンドの運営資金に当てたそうです。
伝統的なモッド系の流れを継ぐバンド。誠実で硬派な音楽です。しかしバラードは泣ける。