聞いてください美しい手の人。
あなただけだ、、、
この私、吉良吉影の事を知るのは
あなただけになる、、、!
第4部『杜王町犯罪禄〜吉良吉影その生涯〜』 あなたの名前は?ンッンー、言わなくても良い。大切なのは!あなたの、、、!(こいつに私の本性を打ち明けてやりたい、、、この心の底を聞いてもらいたい、、、!)いや、なんでもない、、、。では話そうか。私の事を知りたいのだろ?私がデッドマンQとなった訳を、、、。 この物語の出だしは広瀬康一という少年の視点から始まる。意外かな?こんな惨事に彼のような人間が関わるなんて、、、だが彼は意外性の男だからな。広瀬康一はごく普通の高校生だったが、ジョースターの血筋に関わる事で特異な人生を歩む事になる。まったく同情するよ。ジョースター家に関わらなけれ穏やかな一生を過ごせたものを、、、。とにかく、広瀬康一は空条承太郎と東方仗助に出会ってしまったわけだ。その運命は変えられない。まあそんなのは出だしに過ぎず、ささいなどうでもいいことだ。ましてや片桐安十朗とか虹村形兆とかギタリストとか借金取りとか髪の長い女子高生とかイタリア料理屋とか赤ん坊とかましてや野生のどぶ鼠なんていてもいなくてもこの私の人生になんら関係がないので無視させてもらう。厄介なのは!杉本鈴実!!恐怖とはまさしく過去からやって来る、、、!!、、、私はユーレイなんて信じんぞッ!!クソックソッ!!ゼェーーーーーーーったいにィィィッ認めんのだァァァァァッ!!!はぁはぁはぁ、、、穏やかに暮らしたいだけなのに、、、。 ある日の事だ。私は目立つ事は嫌いなので木陰で彼女(の手首)とランチをとっていた。人の気配を感じて彼女には紙袋の中に居てもらう事にしたが。そこへウッカリ高校生のしげチー君が登場。私は紙袋を奪われる。彼は同じ紙袋に入れたパンと私の恋人を間違えたのだ!なんと言う事だッ!!彼女がみつかったら、、、!そんなわけにはいかないので、目立つ事は嫌いだがどこをどう見ても社会人の私がやむを得ずしげチー君の高校(昼時/体育準備室)に侵入。そこへなんとしげチー君の友人、仗助たちが来るじゃアないか、、、!当然隠れる事にした。跳び箱の中に。私は細やかな気配りと大胆な行動力でなんとか彼女を回収、、、いや、取り戻した。、、、ハッ!見ているな!!なんとしげチー君はしつこくやってきて、結局彼女を見てしまった、、、!くそ!仕方ない、、、。目立つ事は嫌いだが私の一日の行動やらポリシーやら細かく自己紹介してやる。しかるべきのちに証拠も何も残らないように爆破!なんせ目立つ事は嫌いだからね。おっとボタンがない。どこで落としたかな?まあいい、『靴屋むかで』に修理にだそう。 次の日なんと無くしたとばかり思ってたボタンを調べている男、空条承太郎に出会いかける。くそっ!このところついてない。しかし、なんのォ!爆破してしまえばよかろうなのだァ!!GO!シアー・ハートアッタック!! 返り打ちにあう。意外性の男が、、、クソッ!!あいつさえ居なければ〜!!いや、そもそも鈴美が小道で居座ってなければ〜ッ!、、、いやユーレイなんて信じんぞ、、、!なぜたくさんの手に連れ去られたにも関わらず現世に留まれたのかはワカラナイが、かくして私はデッドマンになってしまったのだ。ユーレイじゃあないぞ。デッドマン、だ。ところで私は女性の手が好きだ。過去人間だった頃は、48人の手の綺麗な女性を殺したのだよ。あなたの手も美しい、、、。 さて、あなたの、、、名前はなんだったかな、、、? 第4部 完
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