Kid A
released / 2000
はお気に入り。
1. Everything In Its Right Place
2. Kid A

3. The National Anthem
4. How To Disappear Completely
5. Treefingers
6. Optimistic

7. In limbo
8. Idioteque

9. Morning Bell
10. Motion Picture Soundtrack



4th album

Kid A
また機械化が進みましたね。そして今回は音響系の領域にも踏み込んだようです。アルバムを重ねるごとに減少していったポップ要素ですが今回はさらにマニアックになってます。一般評価は絶賛派と拒否派のまっ二つに別れた問題児アルバム。
1曲目の Everything In Its Right Place はギターロックが中心だった前回までのアルバムとは打って変わってキーボード中心です。深く潜るようなメロディ。相変わらずの繊細なんだか力強いのだか判別に困るボーカルの魅力的なトムのボーカルも健在です。2曲目の Kid A とうとうトムの声も機械化されてます。低音のリズムがメルヘンですが物憂気です。3曲目の The National Anthem はアルバムの流れてきに2曲目の延長上のような曲。悪酔いしそうなブラス入ってます。6曲目 Optimistic は落ち着いた曲の多い4thの中で少ない情緒不安定なノリの曲です。このアルバムの中では一番聴きやすいかもしれません。さすがに素直にカッコイイと思いました。レディオヘッド=ネガティブの図式を忘れかけてた頃にきたのが7曲目の In limbo です。ボーカルにディストーションかかりつつフェードアウトしていくとか、不安感を煽るような曲。8曲目の Idioteque はドラムのループするリズムやピコピコ音が心地よい名曲。ダウナー加減がたまらないです。
激情が過ぎるとこういうふうな静けさが訪れるのかもしれないと思いました。アルバム毎に変わり続けるレディオヘッドの今後が気になります。