南風歌詞集

旅人 帰り道 悲しみの夜明け
夕暮れ 桜並木 光はさして 感傷の花
言葉 旅路 ここにいる 不器用な男
俺らの季節


悲しみの夜明け
作詞・作曲 村山朝和

移りゆく景色を横目に 雨降りの雑踏を歩くよ
建前の強さの裏目に ズブ濡れの心だけ痛むよ

無常にも季節は過ぎて しがみつく俺がいて

離したら消えそうなあの思いでも
夜風に負けそうな今の自分も
照らし出す夜明け

不規則に奏でる足音
静けさに溶けては消えるよ

同じこと繰り返してた 変われない俺がいて

叫んでた もがいてた夜が怖くて
悔しくて震えたあの日々も
包みゆく夜明け

悲しみの夜明け

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作詞 村山朝和 作曲 南風

立ち尽くしたままの俺に 夏が降り注ぐ
「また季節が変わっちまった」と、うなだれて笑う
「逃げ場なんてありゃしねぇんだ!」と 夕立が襲う
ずぶ濡れになって気付かされて うずくまって泣いた

不安定な感情 抑えて走る
声はどこに?俺をいま呼び覚ます声!

その声は 暗雲裂いて
一閃の光 俺を今かきたてていく

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帰り道
作詞 村山朝和・近藤貴彦 作曲 南風

月明かりが照らす光の中
俺は一人涙 夜空のしたで
通り過ぎる季節数えて今
落ち葉赤く染まる家路を行くよ

音が響いて ふと気がつけば
いつも変わらない その場所で

悲しみを越えて 街は歌いながら
俺も笑って 夜が明けていく

何もないこの心でどこへいくのか
明日はこないなんて そう思ってた

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旅人
作詞 南風 作曲 南風

目が覚めるような 衝動が突き抜けて
旅人は今日も 立ち上がっていく
見たことないような どんなこんなんだって
旅人は今日も 立ち向かっていく

空は青く透き通りすべてを包む
今なら行ける気がする この翼で

明日の風を切り裂いて 羽ばたいていく
未来の光が そこにあるから
空を越えて 駆ける旅人

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夕暮れ
作詞 村山朝和 作曲 南風

乾いた風 体通り抜けて
あの日の事 思い出してみたよ
変わってゆく心 とても怖くて
いつの間にか逃げてばかりいたよ

切なさが 途方に暮れた夕暮れ

走っても 走っても未来は五里霧中で
それでもあがいて這っていた
さよなら 過去ったあの日よ さよなら
今俺は 思い醒ましてんだ

歩き出した 俺の道に足跡
振り返れば それが消えてしまうよ

悲しみが 遠回りした夕暮れ

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桜並木
作詞・作曲 村山朝和

「散り行くが我の運命よ」と、風と共に春に咲け
強く高く咲き誇れ 桜並木よ
この街を鮮やかに 儚き命飾るだろう
花びら風に舞上がれ 桜並木よ

さよなら友よ、また会おう。
別れを越えてまた春に・・・

春風に吹かれて ふと思い出す
ずっと手を振ったあぜ道
今、桜咲き乱れ ふと涙こらえた
明日散ろうとも 今を生きる 桜並木よ・・・

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光はさして
作詞・作曲 村山朝和

その音が聴こえ来る 頭の中かきまわして
気が付けば真夜中を無我夢中 君を残して

朝がくれば変わるだろうか?

日暮れ、雲霞みゆく 「さよなら」をつぶやいた

空は高く 俺を包んでいく

ああ、時は過ぎていくんだ 足早に
そう、止まってる暇なんてないんだ あの頃の
俺の夢と過ぎた季節に
ああ、追いかければ彼方へ 消え去る
そう、過ぎ行く日々の影 つかんで
秋の風とこらえた涙 走る先に光はさして

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感傷の花
作詞・作曲 村山朝和

遠く眺める家路の空 月が輝いてる
そいつは俺には眩しすぎて 涙もでやしねぇ
忘れかけてた記憶の底 俺に語りかける
「迷いなんかはなかっただろ?」 胸をしめつける

関係ねぇさ、俺は行く。と、酔いしれた道で立ち止まる
ただ静かに流れる川を 今日は横目に歩く

「遠く遠く行けばいいさ、後ろを向けばなにもねぇから」
感情込めた俺の声は 高き空に咲きて散れ 感傷の花

繰り返す季節をただ なんとなく過ごしている
変わること恐れる俺の手は 少し震えてる

いつか愛した人の声が 心の中をかきむしる
あてもなく歩けばいつか たどりつけるか?

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言葉
作詞・作曲 村山朝和

伝えたい言葉が見つからずに 遠回りしてた
座り込んで見上げる空
旅路を今進みゆく 君の目に映るのは
出会ったこの場所だろう?

心の奥が苦しくて 詰まる言葉もどかしくて
素直に言えないけど・・・

季節はずれの別れを惜しみ 君との思い出集めては
震えるほどに涙をこらえ きっと会わなくなるけど
忘れぬよう決めたから

不器用にしか笑えなくて あれからずっと話せなくて
上手くは言えないけど・・・

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旅路
作詞・作曲 村山朝和

この長い旅路で出会った人 別れた人
僕ら決して、決して忘れはしないだろう
この長い旅路で泣いたこと 笑ったこと
僕ら決して、決して忘れはしないだろう

きのうの憂鬱を流し歩いてく僕ら
悩みなんて嘘のように消えてなくなった
雨もあがり、晴れた昼下がり僕ら
止めた足を進ませよう 出会い求めて

目指すは遠く 寄り道もしよう
響け僕らの歌声よ 遠く遠く、空の向こうまで

この長い旅路で・・・

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ここにいる
作詞・作曲 村山朝和

震える体抑えきれず 飛び出したあの夜明け前
誰にも邪魔されない 止められない
俺の行く道に地図などいらない

やがて昇る太陽に 向かって叫ぶ
何もできないことにケリをつけるように

薄暗い空と街灯の下 履きつぶしたボロい靴底で
踏み込む一歩が聞こえるように
かかとを鳴らして歩いてく

やがて沈む太陽に 背を向け叫ぶ
俺が生きていることを 生きてることを

「俺はここにいる、ここにいるぞ!
ここにいる証を掴んではなさねぇ!」

ぶつける感情を 擦り切れた声と
止められぬ思いをこの胸に抱き 今を行く!

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不器用な男
作詞・作曲 村山朝和

今日もまた行くのか 過ぎ行く日々に背を向けて
不器用な男は知らん顔をして 人ごみの中へ消えていく
今日もまた酒に溺れて 目の前の現実を見ない振り
不器用な男は泣くこともできないで 一人酔いどれの街へ

かわらねぇクソみてぇな生活が
このままじゃいけねぇって叫んでらぁ
うるせぇな、そんなの誰よりもわかってらぁ!
変わるのが少し怖いだけさ・・・

諦めて 投出して その場しのぎの毎日で
不器用な男は夕焼けを見上げては 一人明日を待っている

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俺らの季節
作詞・作曲 村山朝和

目の前の朝日にこの胸が躍り狂う
待ちきれない思いをぶつけながら走り出せ!

明日がどうなろうと今は関係ないさ
この瞬間をとりあえず必死にかけぬけろよ

強く強く願う 夜明けの街角
もがきながら進め 俺らの季節に

さあこの目をまっすぐ見据えて
探しに行くぜ!
追い風を味方につけて 暗闇の向こうに
さあこの俺を押さえつける力を
壊しに行くぜ!
誰にも邪魔させねぇ 俺らの季節を

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