１では高校時代までの音楽遍歴について書いたわけですが、ここではそれ以降について書いていこうかなっと。

パンク・ヴィジュアル系・メタル・流行歌を中心に聴いていたわけだが、大学では新たな音楽に触れることとなった。

そいつは「尾崎豊」そして「ボウイ」。共にムーブメントを築き上げた大物である。尾崎は死んで、ボウイは解散した。

彼らのムーブメントにリアルタイムで参加できなかったことに悔しさを隠せない。共通点は「熱さ」だろう。ライブ映像

見たら分かるが、とにかく熱い。魂込めて歌い演奏する姿に魅了されていった。この両者は友人の勧めってやつで

した。たいてい勧められたバンドには食指を示さない僕だけど、こいつらにはやられたぜ。

　僕は高２くらいからずっと作曲をしてきているわけだが、最初は好きなバンドの曲に似てしまって困ったな。それだ

け彼らが好きだったってことなんだけどね。作曲についてはまた別に書くし。

　さて、大学生になった僕がもう一つはまったアーティストがいます。知っている人も多いでしょう、「ハマショー」です。

「浜田省吾」−こいつは最高だ。今までアルバム２０枚くらい出しているけど、どのアルバムにも名曲が入っているん

だ。メロディは切ないし。歌詞は八割がラブソングなんだけど、なぜか受け入れることができたんだ。曲のよさが際立

っているよ。ハマショーは曲が多すぎてどの曲がいつのアルバムに入っているかが分からないのが欠点かな。どの

アルバムをまだ聴いていないか最近分からないもん（笑）

　要は大学に行っても「切ない」バンドが好きだったと。そこに「熱い」というキーワードが付随してきたと考えてよろし

いのでは。

　最近はパンク色がかなり強い僕です。バルザック・スタンスパンクス・モンゴル800・ゴーイングステディなど、パンク

を聴きまくってます。パンクのライブは熱いです。「Oi Oi Oi ！！」と叫びまくるのさ。オイオイオイ！

　僕のバンドが最近パンクっぽいのには訳があるんだ。「熱い」ライブは最高にやっていて気持ちいいし、テクのない

僕らには「熱い」テンションをとりあえず伝えることしかまだできないし、それで今は十分だもん。

　「熱い」なりにもメロディの切なさは僕の曲においては徹底しています。今は理想にかなり近い曲をやれているか

も。僕の曲がいい、好きと言ってくれる人が少しでもいる限り僕は音楽を辞めないんだろーな。みんなありがとう！

　音楽って人が生きていく上で絶対必要なものじゃない？　「No music, no life」なんて言葉もあるしね。言葉に起伏

をつけ（メロディをつけ）歌うだけで、伝わるパワーは何倍にもなる。すげぇことじゃん。すごくない？　オイオイオイ！

　♪気持ちは伝わる　とボアちゃんも歌っております。そう音楽は宗教なの。すべての人を感動させる曲を作ることは

できないけど、なるだけ多くのパンピーを感動させる曲はヒット曲と呼ばれ、セールスの反映し、経済効果をもたらす。

売れることは悪いことじゃない。商業主義と自分のやりたい音楽をうまくかみ合わせるのがメジャーアーティストの

宿命なんだ。僕の好きな音楽、やりたい音楽はどうやら商業主義と呼ばれるものに近いようだ。それは偶然と思って

いたけど必然なのかも。読み返してもらったら分かるように僕が愛したバンド・アーティストってみんなベタベタの曲を

やっていてしかも売れているもの。メロディアスってことは売れ筋・王道ってことやで〜　以前今のドラムの人に「（お

まえの曲は）ツボ押さえているね」て言われたさ。みんなに伝わる名曲を僕はやりたいんだきっと。それがパクリと言

う奴がいたら僕は○○○てやる（自主規制）。僕の作る曲は心の奥から湧き出てきたものなんだ。パクリとは意図的

に他人の曲を模倣することだ。知っていると思うが、ビーズもミスチルもグレイもパクリって呼ばれているんだぜよ。

　すべての音楽を愛する人に認められる音楽をやりたいわけではない。ホームページのプロフィールにも書いた

けど、人の心の片隅に少しでもひっかかる音楽をやって、人に少しでも何かを与えられたらなぁと思うだけです。それ

って厚かましい？おこがましい？　なら自分の存在証明のために音楽をやっているとでも言わせておくれ。僕はここ

にいますよ〜って叫んでいるんだ。自分のために音楽をやっているんだから文句言うなよ。文句言うくらいなら聴かん

でいいから。音楽の力を信じてるんだ。

　高校の頃くらいから今までずっと毎日音楽のことを考えて生きています。募る思うは止むことはありませぬ。もうどう

にも止まらないんです。バカにつける薬はないいんです。って薬はやったらあかんよ！　薬で捕まるミュージシャンが

後を絶たないのも問題だよね。仕事に追われ音楽が嫌いになったら嫌だ。それでも僕は音楽が好きだと言い続けた

い。

　「マイライフ」という曲を去年作った、サビで「生きることの答えとそれを彩るメロディ、笑い合いながら見つけたい」

って書いたんだけど、まさにそんな気持ち。好きなことをやり続けるのって辛いことも絶対あるんだけど、それを好きだ

という気持ちで押し切れるようになりたい。分かっている、そんなに甘い夢物語ばっかでないってことは。でも音楽が

好き。好きなの。