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Imaginary compilations, not for sales back |
1. Them That's Not - J-Live 去年の9月にナノルナモナイとタオがラップしたのはこいつのインストだった。だんだん速くなるようなビートは実はシーケンスの妙で、実に考え込まれよくできたトラックである。J-Liveのラップを「Mscのカン的なフロウ」とKOR-1が賞したが、みなさんはどう思ったでしょうか?(Shorge)
2. Guiding Resolution - The Poets Of Rhythm ちょっとラテンなところがかっこいいQuannumのバックバンド。裏から聞こえる声がブライアンジャクソンしてるのも◎。(KOR-1)
3. In The Middle - Grant Green Jazz Guitarist を目指す全国のキッズはおそらくJim HallやWes Montgomery辺りをコピーするでしょう。しかしFunkyな奴はJimi Hendrixを聞いてから7Thを使い出し、ロックからジャズに成長するとGrant Greenをコピるはず。たしか小沼君(Aquapit)も似たようなことを言っていたような気がする。DJ的なレコードの買い方になっても外せないギタリスト。(Shorge)
4. Umi Says - Mos Def このシングルがUk盤なのもうなずける曲調、なにげにハモンド弾いてるのはWeldon Irvine!おれも妄想の中で数年後共演するつもりだったのに・・・。(KOR-1)
5. Wait Up - Q-Tip 数年前これが入ってるアルバムを買ったとき1曲目がこれですごいびっくりしました。雑誌でイソベリョウがこれは方法論的にオウテカと一緒だと書いてて、まさにそうだと思います。笑えるサビが何回も聞きたくなる理由だね。(KOR-1)
6. Latin Strut - Joe Bataan 超定番にして最高のラテンレアグルーブ。インディからのリリースらしいスカスカな音質が軽快さを助長しているのもポイント。途中のブレイクでのダビーな演出には鳥肌立っちゃうね。(KOR-1)
7. Poetry - Roy Hargrove Amp Fiddlerに負けず劣らずのナンデモ屋。本来の姿は王道Jazz Trumpet野郎。D'Angelo, Erykah Badu, Common 等の作品に顔を出しつつ仲間を広げ、BapとHipHopの挟間にSoul Jazzを見いだした。Acid Jazzには無かったレイドバック感と、ルーズ感を見事に体現している。本作にはQ-TipとErykah Baduが客演。(Shorge)
8. Plagio - Mickey Tucker 南の浜では夕凪が海風に変わる頃、New YorkのクラブではLatin Jazzが涼しい海風を運んで来た。Bridgewaterジャズ・ファミリーのCecilやマルキューでも有名になってしまったCecilもその風神の一人だ。イントロをサンプラーにぶち込んで遅くしてみれば私の家にはDetroitの黒く冷たい風が吹いた。Recloose "Landscaping"ネタ。(Shorge)
9. Angola, Louisiana - Gil Scott-Heron スティービーの片腕だったマルコムセシルのMoogが存分に発揮されたクラシック。As Oneはこの曲を聞きながらProblemを作ったはず。(KOR-1)
10. Suddenly (Herbert'a Dub) - Herbert Herbertのセルフ・ダブVersion。こんなキラーをみんな(私だけ?)が今まで放っといていた事態を日本の危機と悟るべき。オリジナルもそうだが、トラックがブレイクダウンして復活するときに半音あがるボーカルに余韻を残すディレイ。古い蛍光灯が放つノイズでさえも美しくしてしまう間奏に耳を疑う間もなく、なだれ込むアウトロ。横浜と家の往復三時間聴き続けてもまだ聴き足りない。(Shorge)
11. Music Is My Sanctuary - Gary Bartz 癒し系ジャズファンクって感じのスカイハイによるアレンジがバッチリです。デュエットしてるシリータの声の、ゲイリーバーツとの激しいギャップにいつも以上のトキメキを感じてしまう。(KOR-1)
12. Love & War - Amp Fiddler 今月のStraight No Chaserの表紙を飾ってしまったDetroitのオリトさん。歪むRhodesにRoy Ayersばりのコード進行。ピークタイムを過ぎた頃にみんなもう一汗かきたくなる一曲。CDの最後にした理由。もう一度CDを頭から聴き直そう。(Shorge)
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