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Imaginary compilations, not for sales back |
1. Something That'S Real - Quantic Soul Orchestra ハイのきついマスタリング以外はかなり完璧なレアグルーヴ・ヌーヴォー。ローズのフレーズがリフレインされ、Wahのきいたギターに、壮大なオーケストレーション。この組み合わせがいかにもブリストル。FunkyなPortisheadと言うには土臭すぎるか?(Shorge)
2. Tunig Note B-Flat - Ramon Ricker 当時のジャズ界で指導者として活躍していたらしいサックスプレイヤーの、アドリブの教則レコードからのびっくりジャズファンク。まるでジャングルストラットを聞いているような気分になってくる進行の仕方が最高。こういう黒人のクールイズムには何度聞いてもやられる。(KOR-1)
3. It's Going Down, Now (Feelgood) - Schoolz Of Thought 2,3年前から個人的に押していたフィラデルフィアのグループで、ルーツのスクラッチが元々居た彼らのアルバムからのカット。トラックは最近名前が定着した感のある88Keysが手掛けているのだが、得意のSpacyな音によってジワジワと黒さを増幅させるビートの作りはさすがである。余談だが、ラッパーたちの掛け合いの仕方が昔のルーツとそっくりだと感じるのは俺だけ?(KOR-1)
4. Truth - Dwele Slum VillageがFender Rhodesの音に誘われてデトロイトで出会ってから数年後、宅録少年だった男の実らせた果実は、ときに甘く、ときにほろ苦かった。(37Rock) Dwele名義としては初の12"B面からのカット。木霊しているようかのコーラス・ワークといい、シンプルなアレンジとは裏腹な全体の完成度は、エンジニアーとしての才能もさることながらアーティストの才能をも持つ天才しかなせ得ぬ技。トラック制作におけるアレンジの塩梅を学べる教科書のような作品といえるかもしれない。(Shorge)
5. 都会 - 大貫妙子 センター街や歌舞伎町の住人たちに送る一曲。Japanese Raregroove。「詩なんかドウデモ良い」なんていつも言っている私だが、これを聴く度に心で唄ってしまうのは大貫マジックか?教授のフィンガーテクでローズが喘ぎ、外人ドラムスのリードで腰を振り、下は細野晴臣にまかせて、山下達郎までもがバックで...。豪華オールスターズのプレイ。(Shorge)
6. Novo Ano - Azar Lawrence ユニオンで300円だったので買ってみたら当たりだった代物。しかも買いたくなったもうひとつの理由はピアノでDon Salvadorが参加しているからなのだが、予想通りすばらしい演奏である。それと薄く聞こえる下手な歌がなぜか良いアクセントになっている気がする。(KOR-1)
7. Where Would U B - Electric 最近流行りのポジティブなエレピのフレーズがフィーチャーされたP.U.T.S.マナーなトラックにJ5をナンパにしたようなラップ(失礼?)。ホーンのオーケストレーションとシンセの和音がアクセントに。半端な始まり方に半端な終わり方がまた適当でよろしい。いやいや、褒めているんです。(Shorge)
8. Sweet Viblation - Latimore 新興宗教「自由なソウル」がその聖書「郊外LA」による布教活動で全国のリトルトーキョーのキッズたちを洗脳していた頃、幸い横須賀はそのターゲットから外れ、私はマイノリティーなノン信者としてサイケとマイブラに夢中だった。そんな私はUAのカバーでこの曲を知った、念のため。信者に高く売り付けようと買ってみたが、自分がはまってしまった。演歌系ラバーズ?(Shorge)
9. Jazz Cat Pt.1 - Quasimoto マッドリブの父ちゃんはジャズ・ミュージシャンだったそうな。そんな敬愛する一世の活躍と自分の趣味を並べたら曲になったそうな。思いは日本にも飛び火してJZbratに生きている。セルリアンタワーに集れ。(Shorge)
10. Everything's Changed - The Matthew Herbert Big Band Herbertの父親はBBCのエンジニアーでした。そんな家族環境のせいかしらないが彼は音を知っているのです。ホントにやられてしまいます。私がBBSにたらたらと長い紹介文を書いたのは、この曲が入っているアルバムについてでした。ひまでしたら探してみてください。「クラブ」的な音楽を作っている人がこんな曲作るなんて凄すぎる、とはいっても彼は平均律をアカデミックに極めた人なので納得。一応反戦ソング。(Shorge)
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