実験部屋

• MP3 (160kbps/4.88MB)

無料のソフトウェアシンセ／エフェクトのみで作ってみる実験です。 選曲理由は、比較的最近の作品ですから、古いものに比べればある程度まともな出来になっていますし、 アナログシンセ音の比重が高いので、フリーのVSTiで置き換えやすいだろうと予想したからです。

打ち込みはCherry、ミックス・マスタリングはTracktionのNot-For-Resale版なので、 ソフトウェアだけ考えると、本当の意味で無料の環境ですね。 なお、音ネタやインパルスレスポンスなどを自前で準備しなくてはならないようなものは、敢えて使っていません。 2005年4月当時に、公式ページから入手可能なプラグインのみを使っています。

12種13個のVSTiと10種18個のVSTエフェクトを使って(リストはそのうち作ります)、負荷がピーク時で85%ほど。 また、7割方の音色は自前で作ったため、ハードウェアのシンセを使って作るのに比べて、かえって疲れました。 大量プリセットタイプのシンセを使っていないからかも知れませんが、 シンセをソフトウェアだけでまかなうのが楽とは限らないと思いました。 もちろん、パート数が少なかったり、音色の作りこみが特に重要な曲だったりする場合は、また別だと思いますけれども。

ちなみに、いつもとミックス感が違うのは、フルソフトウェアで製作したことよりも、 EQでの調整指針が変わったことが主な理由だと思います。 歌モノの曲や、喋りのある場面のBGMを作っていて身につけた、最近の感性に拠っています。

正式版 I00011A