有名な「あきのみやじま」。

小学生の頃は「秋の宮島」だと思っていたが「安芸の宮島」が正解。

 

日本三景の一つである宮島には過去2回訪れている。

正式には宮島ではなく厳島と呼ぶ。お宮がある島だから宮島と呼ばれるようになったらしい。

 

平清盛が建立した朱色の厳島神社は見るものを圧倒する。

平家の神社のイメージが強いが、空海が開祖である。戦国時代には豊臣秀吉も好んで訪れている。

 

宮島へは連絡船で渡るのだが、このフェリーがとても趣があって旅行気分を盛り上げてくれる。

瀬戸内海の島々の中を行くフェリーからの眺めは絶品。風も気持ちいい。

島に着いたら迎えてくれるのが野性のシカ。

奈良のシカと同じように野生だが人には慣れている。

 

シカと戯れた後はおみやげ屋がたくさん並んだ通りを歩く。もみじまんじゅうの試食も楽しい。

チョコレート味やイチゴ味といったユニークなもみじまんじゅうもあった。

 

しばらく歩くと厳島神社が見えてくる。朱色が目に鮮やかに飛び込んで来る。

有名な大鳥居をボーっと眺め、平家の盛衰に思いを馳せる・・・。

 

神社を出ると山道がある。これもまた有名な弥山。

弥山の山頂まではゆっくりとした登山道になっている。

この頂上から眺める景色はまさに日本三景の呼び名にふさわしい。

かの伊藤博文も「宮島の真価は弥山の頂上からの眺めにあり」と言った程だ。

その頂上の神社に「きえずの火」がある。

この火は弘法大師が806年に修行の為点火してから現代まで消える事無く燃え続けている。もちろん人の手によって管理されているが。

長い年月の中、実はうっかりしてて消してしまった事とかあるかも?なんて考えながら眺めていた。

 

一通り観光を終えて宮島から本島に帰り、もう一つの楽しみだった「あなご飯」を食べる。

港の近くに有名な店があり、長蛇の列。一時間くらい待ったかもしれない。

やっとの思いで食べたあなご飯は本当に美味しかった。

あなごも美味しいが、御飯に絡むタレも最高。

旅を締めくくるにふさわしい1品でした。

 

宮島へ観光の際はあなご飯もお忘れなく!!