日本三景の一つで、「股のぞき」はあまりにも有名。

ここは過去に何度も訪れている。

 

初めて訪れたのは確か小学生か中学生の頃。

祖父と祖母と小旅行に出かけた記憶がある。

 

その後大学時代に同じアパートの仲間達と車でドライブに行って、真夜中に砂浜でバカ騒ぎした事を覚えている。確か雪が積っていた。

 

それ以降も何度も旅行で訪れた。

 

何と言っても展望台から見る天橋立は絶景で、股から逆さまにのぞくと本当に天まで続いているように見える。

股のぞき」と言うのは、天橋立を背にして立って、股(両足の間)から覗く行為で、天地が逆転し、まさに天に架かる橋のように見えると言われている。

いったい誰が思い付いたのだろう・・・。

 

天気が良ければ青い空が水面に映り何とも言えないような神秘的な景色を見る事ができる。

 

高い場所から眺めるのもいいが、実際に「橋」の部分を歩いてみるのもまた違った楽しみ方が出来る。

全長約3.6km、幅20170mの砂嘴でできた砂浜には、大小8,000本もの黒松が生い茂っており、日本の名松百選にも選ばれている。

 

入り口のおみやげ屋さんでレンタサイクルを借りる事も出来るので便利だ。

 

疲れた時は途中にある日本名水百選に選ばれている「磯清水」で休憩する事をお勧めする。四方を海に囲まれた場所にもかかわらず少しも塩味を含んでいないことから古来不思議な名水とし、「長寿の霊泉」とされている名水だ。

 

見所としてはやはり剣豪として名高い岩見重太郎兼相が、父の仇として広瀬軍蔵、鳴尾権三、大川佐衛門の三人の仇討ちをしたと伝えられている「岩見重太郎 仇討ちの場」だ。

この場所で仇討ちが行われた事に思いを馳せてみるのも楽しい。

 

その他にも船が通るたびに90度旋回する珍しい橋「廻旋橋」や、日本三文殊のひとつで通称切戸(又は久世戸)の文殊堂として知られている智恩寺などがあり何度訪れても飽きの来ない場所だ。

松並木の入り口近くには食堂やおみやげ屋がたくさんあり、料理も港の近くなので海鮮料理が美味しい。

 

春夏秋冬どの季節に訪れても美しい景色と神秘的な天橋立が迎えてくれる。

また「股のぞき」に訪れたいものだ。