先週の土曜日は長居にC大阪−川崎F戦を見に行って来ました。
…去年の得点王・黄善洪の抜けた穴が指摘されていたC大阪ですが、西澤・森島の"凸凹コンビ"(笑)を中心に
昨シーズン同様のアタッキングサッカーを展開し、上位が混戦となったため優勝戦線に食い込んで
13日の三ツ沢での首位攻防戦を3−2で制し横浜Fマリノスに勝ち点2の差をつけてとうとう首位に立ちました。
最終節の川崎F戦に勝てば関西勢初のタイトルとなります。
15時キックオフ予定ということ14時半ぐらいにスタジアムに入ると、すでに長居はほぼ満員に膨れ上がっていました。
野球(というかタイガース)にしか一般的な関心がなく未だにサッカーが市民権を得ているとは言い難い関西で
代表の試合ならともかくリーグ戦で4万3千も入ったのはさすがにかなり驚きましたね〜 (^^;;
そして15時4分に試合が始まりました。
で、キックオフ直後こそ攻め込んだC大阪でしたが、現在15位と"降格圏内"の川崎Fとしても勝ち点3は
喉から手が出るほど欲しいわけで、マジーニョ・森山・我那覇あたりを中心にいい攻撃を見せ、
前半はやや川崎Fに主導権を握られたかたちで0−0のまま折り返し、そして後半開始早々
とうとう我那覇にゴールを決められ川崎Fに先制を許してしまいました。
しかしここでC大阪・副島監督が動きます。DFの興津に変えてFWの上村を投入。
…この上村ですけど、まぁ何はともあれホントとにかくデカいんですよ(爆)
これはホント誇張でもなんでもなくて、実際周りの選手とパッと見で明らかに大きさが違う!
特にCKのときなんかに森島と並んで水を飲んでたりするとその大きさの差がもうまるで大人と子供というか (^^;;;;
これだけデカいと多少相手DFに競られても楽にポストで落とせるわけで、その結果
それまで西澤一人に集中していたマークが分散してC大阪にリズムが出てきます。
そして上村がポストで落としたボールを森島が右サイドで受けてドリブル突破、
センタリングを西澤が右足で合わせるというまさに狙いどおりの流れで同点に追いつきました。
このまま一気に逆転するかと思われましたが、川崎FのGK浦上の再三に渡る好セーブにも阻まれて
なかなか勝ち越しゴールをあげることができず、結局試合は1−1のまま延長戦にもつれこみました。
一方同じく15時キックオフだった国立の横浜−市原戦は横浜がエジミウソン、遠藤のゴールで2−0で勝利。
この結果C大阪は引き分けでも横浜と勝ち点で並び得失点差で下回ってしまうため横浜の逆転優勝になってしまいます。
延長前半、優勝のためにはどうしてもVゴール勝ちで勝ち点2を取らなければならなくなったC大阪は猛攻をかけますが
どうしても決められないままに15分が経過し、延長後半に入った直後に川崎Fが一瞬のスキを突いて攻め込んで
我那覇のゴール前に放り込んだクロスボールに最後は途中出場の浦田が左足を伸ばしてのボレーで合わせてVゴール。
その瞬間C大阪のイレブンはがっくりとピッチに崩れ落ちました。
一方試合を終え国立のピッチの上でオーロラビジョンに映し出されるC大阪−川崎Fの延長戦を見ていた横浜イレブンは
川崎FのVゴールが決まり横浜の優勝が決まるとすぐさま歓喜の輪をつくり喜びを爆発させていました。
さて長居のほうですが、その場に崩れ落ちたセレッソイレブンもサポーター達の声に促されるように立ちあがり
客席への挨拶を済ませて足取り重くピッチを去っていったんですが、問題はそのあと。なにしろ珍しく
4万3千も入ったわけで、そのあと最寄の地下鉄御堂筋線長居駅がどうなったかはご想像に難くないでしょう(苦笑)
…これじゃ結局のところただただ疲れに行っただけのようなもんだよなぁ (^^;;;;