★★★★★=傑作
★★★★=良質
★★★=佳作
★★=微妙
★=駄作
(☆はプラスアルファ)

ARTIST TITLE CATEGORY REVIEW
COMMENT
CACOPHONY Speed Metal Symphony Speed Metal ★★★★
1987リリースのMarty Friedman&Jason Beckerによるプロジェクト1作目。とにかく二人で弾きまくりです。オリエンタルというか時代劇風というか、そういったプレイが非常に多く見られ、個性的な速弾きはギタリスト必聴です。ウリ・ロートの影響がかなり覗えますぞ。Deen Castronovoのドラムも良い仕事をしてます。
  Go Off! Speed Metal ☆★★★
1989年リリースの2nd。基本路線は前作と一緒ですがインストが多少減った様に思えるかな。テクニカルなギターがこれでもかと言わんばかりに聴きまくれます。
CAIRO Cairo Progressive Hard ★★★★
マグナカルタから1995年リリースの1st。本格派プログレッシヴハードです。ただのDREAMTHEATERクローンではなく、プログレッシヴ色の強いドラマティックな作風です。
CALLENISH CIRCLE Flesh_Power_Dominion Melodic Death ☆★★★
オランダ産メロデスバンドの2002年リリース3rd。IN FLAMESっぽいのかね、割と並なメロデス。普通の出来栄えで、気の利いたコメントが思い浮かばないな。
CANNIBAL CORPSE Eaten Back To Life Death Metal ☆★★★
スラッシュメタル直系の正統派デスメタル。デスメタル界の有名プロデューサー、スコット・バーンズのプロデュースで1990年にリリースされた1st。“デスメタルとはなんぞや?”の答えがここにあると思う。アルバムジャケットがかなりイカしてます。
CARCASS Necroticism Descanting The Insalubrius Melodic Death ★★★★
物凄い歌詞です。後にも先にもこんな凄い歌詞聴いた事無いです。
  Heartwork Melodic Death ★★★★
1994発表。メロディアス・デスの金字塔となったアルバム。こいつの成功でデスメタルが市民権を得たとか得ないとか(笑)
  Swansong Melodic Death ★★★★
かつてPower Rock Today4時台“Death Rider”のコーナーの企画で、DeathRiderのテーマを作ってもらうってのがあり、その曲がボーナストラックで聴ける。
CAUGHT IN THE ACT Rekapse Of Reason Melodic Hard ☆★★★
1995年リリースの1st。メロディアスなハードロックですがアメリカ出身です。
  Heat Of Emotion Melodic Hard ☆★★★
1996年リリースの2nd。前作同様、哀愁のあるメロディアスHR。
CENTAUR Power World Power Metal ★★★
1994年リリースの2nd。なんとなくPRETTY MAIDSっぽいです。バッハのTOCCATAが聴こえて来たり、チェンバロが聴こえたりととクラシカルな個所もあります。
CEREMONIAL OATH Carpet Melodic Death ☆★★★
1995年リリースの2nd。スウェーデン出身のIN FLAMES・DARK TRANQULLITY関連のバンドで音楽性はオーソドックスなメロデス。IRON MAIDENの名曲Hallowed Be Thy Nameがカバーされてます。中々格好良い、ってか曲が最高だからか。
CHARON Downhearted Gothic ★★★★
2002年リリースの3rd。フィンランド出身で、あちらでは結構人気があるそう。ボーカリストがSENTENCEDのVilleがギター弾いてるPOISONBLACKでも歌ってたり、SENTENCEDの前座を務めたりと中々の実力者。音楽性はSPINEFARMらしい、メロディック・ゴシックってとこかね。SENTENCEDにかなり近いものがあるけど、たまに絡んで来る女性ボーカルが結構良い味出してます。この手の音楽にしては珍しく、割と気に入った一枚。先行シングルだったLittle AngelのエンハンスドPV付きです。
  The Dying Daylight Gothic ☆★★★
2003年リリースの4th。前作に続き音楽性はかなーりSENTENCEDを意識して作られてる感じで、全体的に質の高いメランコリックなゴシックメタルを聴かせます。が、どうもSENTENCEDライクすぎるのがハナにつくんだよな。とはいえ、日本でも結構人気があるよう。日本盤がまだ出てないってんはもったいないね。
CHILDREN OF BODOM Something Wild Melodious Black ☆★★★★
1998年リリースの“Neo Classical Black Metal”とでも表現したくなる様な衝撃的1st。音楽性はジャーマンメタルや北欧様式美HMに通じる所もあり、時に見せるギターとキーボードの掛け合いなどはネオクラシカルそのものでもあります。中心人物であるアレキシ・ライホはアルバム発表当時18歳だというのだから驚きです。
  Hatebreeder Melodious Black ☆★★★★
1999年リリースのこれまた素晴らしい2nd。作風は前作の延長線上だけど、幾分スケールアップした感じがします。前作より勢いが増しており、最後までダーって感じで一気に聴けてしまいます。2ndにしてこの完成度は凄い。中心人物でありボーカル兼リードギターのアレキシ、只者ではありません。曲作りのセンス、ギタープレイ、歌唱力、全て申し分ない。STRATOVARIUSやOZZYからの影響が強いみたいだけど、そこら辺の音楽性がうまく消化して、高水準で個性的なメロブラを生み出してます。
  Follow The Reaper Melodious Black ☆★★★★
2000年リリースのさらにスケールアップした3rd。サウンドクオリティーの向上により、前作までのどこかマイナー臭いチープな感じが払拭された気がします。が、デスメタルっぽさが減りメジャー感が増しており“北欧様式美HMをデス声で歌ってる”って感じかな。キラキラキーボードにピロピロギター。ギターとキーボードとのハモりやユニゾンが、とっても北欧産メロスピ的でそそります。もちろんインストパートだけでなく、アレキシの歌唱も魅力的。単純なようで結構色々と声色を使い変えてるんだな。
  Hate Crew Deathroll Melodious Black ☆★★★★
2003年リリースの基本的に前作と同じ方向性な4th。初期と比べ随分アレキシの声質が変わった感じがするがVoの表現力が前作以上に増し、全体的にバランスの良い仕上がりです。絶叫タイプのブラック声だけど、地声の占める割合が増して来てます。前作よりも更に大衆にも受け入れられ易い良質な音楽性で、日本での人気もかなり高くなって来ましたね。音楽性はリリースを重ねる毎にキャッチーになってはいるが、ポジティブな進化として納得出来る範囲。SLAYERとRAMONESの曲も中々良いセンスでカバーされてます。キーボードの演出もアレキシのギタープレイも言う事無しです。このアレキシの快進撃も、いつまで続くか楽しみです。個人的にはかなり好きなギタリストなんで、この調子で頑張って欲しいな。
  Trashed,Lost & Strungout Melodious Black ★★★★
2004年リリースの基本的に前作と同じ方向性なシングル。なかなかの新曲2曲にAlice CooperとAndrew WKのカバーにEnhanced2曲の全6曲入りのシングルです。Andrew WKは意外だったけど、一緒にツアーして意気投合したとかだった気がするな。Andrew F Wilkes Krierって言うのね。こいつのピコピコPopは好きじゃないけど、このカバーは悪くないね。
  Aer You Dead Yet? Melodious Black ☆★★★
2005年リリースの5th。今回のカバーはBritney Spearsの"Oops! I Did it Again"に、POISONの"Talk Dirty to Me"。前作Hate Crew Deathrollリリース後に巨漢サイドギタリストAlexanderが脱退、後任はSINERGYのRoope Latvalaが加入。もはや初期の音楽性とはかけ離れてしまった感じがするんだが、まぁこれはこれで良いのかなと。ネオクラメロブラって感じではない。
CHIMAIRA Chimaira ★★★
2005年リリース。
CHROMING ROSE Louis XIV German Metal ★★★★
1990年リリースの1st。ドラマチックな音楽性とハイトーンボーカルという、いかにもなジャーマンメタルです。デビューアルバムにしてこの完成度はまずまずですね。
  Garden Of Eden German Metal ★★★★
1991年リリースの2nd。かなりHELLOWEENっぽさを感じますが、許せる範囲のぽさですな。この路線でずっと活動してればなぁ...
  Pressure German Metal ★★★
1992年リリースの3rd。1st2ndではHELLOWEENっぽくて中々良かったけど、本人達がこういった(HELLOWEENっぽいという)意見を嫌がったという事で、キーボードやスピードが抑えられ、どことなくLAメタル風に仕上がりました。でも俺は前の路線の方が全然好きです。
CIRCUS MAXIMUS The 1st Chapter Progressive Hard ★★★★
2005年リリース。
  Isolate Progressive Hard ★★★★
2007年リリース。
CLOUDSCAPE Crimson Skies Progressive Hard ★★★★
スウェーデン出身の2006年発表2nd。Cloudscapeと聞くと職業柄、JavaのDBMSって思い浮かんじゃうんだな。
  Global Drama Progressive Hard ☆★★★
2008年発表3rd。無難なプログレメタル。演奏もボーカルも曲も悪くはないんだが、特別良いかってーとそうでもない。グッと来るような良いメロディーやフレーズが足りないね。だから可もなく不可もなくって印象。悪くはないんだけどね。
COLDSEED Completion Makes the Tragedy

Heavy Metal

☆★★★
2006年リリース。元BLIND GUARDIANのThomen StauchとSoilworkのBjorn "Speed" Stridによるプロジェクト。ちょっとモダンっぽい音楽性が若干気に障るが、聞き込めばまぁメタル寄りヘビィロックではある。Speedのボーカルは、やはりイカしてんね。
CONCEPTION The Last Sunset

Scandinavian Metal

★★★★
1991年リリースの1st。元々はプロモーション用の自主制作盤だったそうで、本作レコーディングの2ヶ月前に加入したロイ・カーン(V)と殆どの曲を手掛けるトゥーレ・オストゥビー(G)が中心のノルウェー出身バンドです。時々聴かせるスパニッシュだったりクラシカルだったりするギターにはかなりのセンスを感じます。
  Parallel Minds Scandinavian Metal ★★★★
1993年リリースの2nd。プログレッシブメロディアスHMって感じでしょうか、結構好きです。ここのギタリスト、トゥーレ・オストゥビーとANGRAのキコ・ルーレイロは一時ギターヒーローっぽく取り上げられたんですがねぇ。後にKAMELOTに加入するロイ・カーンの艶のあるボーカルも聴けます。
  In Your Multitude Scandinavian Metal ☆★★★
1995年リリースの3rd。基本路線はヨーロピアンHMって感じだけど、プログレッシブな曲あり、ハードな曲ありとバラエティーに富んだ内容です。バラツキがあるとも言うけど。引き続きボーカルはロイ・カーン。
COVENANT Nexus Polaris Black Metal ☆★★★★
DIMMU BORGIR/MAYHEM/MORTEMのメンバーが結成したCOVENANTの1998年発表2nd。音楽性はDIMMU BORGIRの様なシンフォニックなブラックメタルです。頻繁に登場する女性コーラスが効果的に雰囲気を盛り上げますが、彼女はCRADLE OF FILTHのレコーディングにも参加していたそうです。
COZY POWELL Especially For You Hard Rock ★★★★
ジョン・ウェストがヴォーカル、ニール・マーレイがベースです。ジョン・ウエストはソウルフルな歌い方は素敵。RAINBOWやBlackSabbathとかYngwieにWhiteSnakeにMSGにGary MooreやJeff Beckといった偉大な人達と活動を共にし“渡り鳥ドラマー”なんて呼ばれた天才ドラマーでしたが、ついに遺作となってしまいました。享年50歳。死亡事故当日はFasing AnimalでのYngwieの来日公演中だったんで、一緒に来日してれば今頃元気にドラムを叩いてたかもね。本作の音楽性はAORみたいなポップな曲もあり、コージーのドラムに過度の期待をして聴くと後悔するかも。ところどころにコージーのあのドラミングは散りばめられてるんだが、今回の主役は間違いなくジョン・ウェストだな。ARTENSION加入前の音源ではあるが、Judas Priestの最終選考まで行ったジョンがコージーに拾われる形になりました。
CRADLE OF FILTH Dusk And Her Embrace Symphonic Black ★★★★
1996年リリースされたイギリスのヴァンパイアCradleOfFilthの2nd。シンフォニック・ブラック・メタルといった感じかな。大袈裟で大胆な音楽性は、壮言な雰囲気であり、どこかホラー映画的な印象も感じられます。SLAYERのHell Awaitsがボーナストラックで聴ける。
  Cruelty And The Beast Symphonic Black ☆★★★
1999年発表の、16世紀ハンガリーで処女の生き血を浴びる事により不老不死を謀った、実在するエリザベス・バソリー伯爵夫人を題材に扱ったコンセプトアルバムである3rd。IRONMAIDENのHallowedBeThyNameがボーナストラックで聴けます。
  Nymphetamine Symphonic Black ☆★★★★
2004年発表の6th。PVで観たNymphetamine FixにKOされて買っちゃった。元々大袈裟過ぎる感のあったバンドではあるけど、ここんとこはコンセプトアルバムとか余計に大仰になってて興味を失ってました。だがしかし、本策は初期のアグレッシブな音楽性に回帰しており、特に妖精を意味する“nimphette”にドラッグを意味する“amphetamine”を掛けた造語であるタイトルトラックは圧巻です。元THEATRE OF TRAGEDYのリブ・クリスティン嬢の美しい声とダニの禍々しいシャウトが、絶妙のコントラストを作り出すのです。OZZFESTでのKILLSWITCH ENGAGEやVOIVOD、北米ツアーでのSOILWORKとの経験なんかが彼等のブルータリティーを刺激したのか全体的に激しい曲が多く、#2の“Gilded Cunt”なんかもそうだが序盤から飛ばしてます。また“イア!イア!クトゥルー・フタグン!”の詠唱で始まる#13“Mother Of Abominations”、歌詞の内容からは分からないが間違いなくThe Cthulhu Mythos(クトゥルー神話)からの引用で、トムトムの音なんかも聞こえないし何となくダゴン教会によるものっぽくて、ファンには嬉しいです。BATHORYのカバー“Bestial Lust(Bitch)”は、丁度この頃心臓疾患で死んだQuorthonへのトリビュートではなく偶然だそう。#11の“Filthy Little Secret”なんかはこのBATHORYのカバーにどことなく似た感じがして格好良い。
  Thornography Symphonic Black ☆★★★
2006年発表の7th。PVにもなった曲は、アバンギャルドな女性ボーカルが印象的。ダニが完全におかずみたいな感じになってるあのPVを見た時は随分音楽性が変わったなぁと思ったが、アルバム全体としてはやはりダニ主役。まぁ全体的にちょっと地味になったよな。H.I.M.のVille Valoがゲスト参加。
CREAM Wheels Of Fire Rock ★★★
1968年リリース。White RoomやCross RoadにSpoonfulと名曲が入ってて名盤なんだろうけど、俺には結構退屈。エリック・クラプトンなんかにあまり興味がないってのもあるんかね。そんなに何回も聴きたいと思わせるだけのメロディーもギタープレイも、俺には見出せなかった。特に最後の長ったらしいジンジャー・ベイカーのドラムソロにはうんざり。ギターを弾かない人にとってのYngwieのギターソロみたいなもんなんかね。俺はドラムは叩かないけど、マイク・ポートノイのドラムソロは凄い好きだけどね。
CRIONICS Human Error Ways To Selfdestruction Symphonic Black ★★★★
2002年リリースの1st。ポーランド出身で音楽性はシンフォニック・ブラック。知名度が低くそれなりのクオリティーかななんて思ってたら、中々の出来です。キーボードが荘厳さを巧く演出しつつ、主張し過ぎない絶妙のバランス感覚は素敵。リフも格好良いしギターソロも巧い。DIMMU BORGIRが好きなら迷わず買いです、日本盤はないけど。
  Armageddon's Evolution Symphonic Black ☆★★★
2004年発表の2nd。レベルは低くないんだが、何となく前作ほどグッとは来なかったな。#11から#65はダミーで、#66で666の曲が。好きだなぁって感じだけど、普通の感覚なら邪魔臭いだけだよな。しかも、随分待たされる割に曲はイマイチかも。
CROWBAR Live +1   ★★★
PANTERAのアンセルモがプロデュースした事のある、巨漢揃いバンドのLive。
CROWN OF THORNS Crown Of Thorns Hard Rock ☆★★★★
1994年リリース。ボーカリストのJean Beauvoirは、KissやAlice Cooperに曲を提供してたとかしてないとか。94年発表だけどいかにも80年代っぽい、華やかなアメリカンHR。金髪モヒカンの黒人の風貌からは想像出来ない、透明感がありながら力強く伸びのある声質。コンパクトでキャッチーで爽やかな曲が揃ってて、隠れた名盤ですぞ。
CRYHAVOC Pitch-Black Blues Melodic Death ★★★★
1999年発表の2nd。フィンランド出身のバンドで音楽性は、えーと、メロディック・デスとゴシックを混ぜた感じ。雄々しい声のSENTENCEDってとこかな。声はデス声というかダミ声というか。どことなくEDGE OF SANITYっぽいところがあるかも。

 

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