著作権切れの楽譜のデータベース「IMSLP」に掲載の
左手のピアノ曲のうち、主要乃至重要なものへの
リンク一覧。作曲家名アルファベット順。西暦年は出版年を
示す。(楽譜の実際の利用についてはあくまでも各位の責任に
おいて判断されたい。)
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BERGER, Ludwig ( 1777-1839 )
Etüden Op.12, 1820 |
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「練習曲作品12」。全12曲。そのうちの第9曲が左手のための
作品となっている。出版された左手のためのピアノ曲としては最初期の
ものとされる。
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BLUMENFELD, Felix ( 1863-1931 )
Etude pour piano pour la main gauche seule Op.36, 1906 |
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「練習曲作品36」。ブルーメンフェルドは
ウラディミール・ホロヴィッツの師であり、自身も
名ピアニストとして知られる。ちなみにブルーメンフェルドは
自身晩年に半身麻痺に侵されたと言われるが、この作品の
作曲はそれ以前になされている。
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BRAHMS, Johannes ( 1833-1897 )
Studien für Pianoforte, 1879 |
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ヨハンネス・ブラームスの作品番号なしの練習曲集。全5曲。
いずれの曲も他の作曲家の作品の編曲。第1曲「ショパンのエチュード
ヘ短調」(1869年作曲)、第2曲「ウェーバーのロンド ハ長調」
(1869年)、第3曲「バッハのプレスト ト短調」(1879年)、
第4曲「バッハのプレスト ト短調」(1879年)、第5曲
「バッハのシャコンヌ ニ短調」(1879年)。この最後の第5曲が
左手のピアノのための編曲として名高い。
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BRAUN, Rudolf ( 1869-1925 )
Drei Klavierstücke für die linke Hand, 1928 |
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「左手のための三つのピアノ曲」。パウル・ヴィトゲンシュタインによる
委嘱作。ブラウンはパウルの敬愛した盲目のオルガニスト=作曲家
ヨーゼフ・ラボーアの弟子であり、自身も盲目であった。作曲は1922年。
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BRIDGE, Frank ( 1879-1941 )
Three Improvisations for piano, 1919 |
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「三つの即興曲」。イギリスの作曲家フランク・ブリッジが
第一次世界大戦で右手を失ったピアニスト、ダグラス・フォックスの
ために1918年に作曲したもの。全3曲。
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DREYSCHOCK, Alexander ( 1818-1869 )
Variations pour la main gauche seule Op.22, 1843
Grande Variation sur l'Air God Save the Queen pour la main gauche seule Op.129, 1862 |
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公の場で左手のみによるピアノ演奏を初めて行ったと言われる
ドライショックの二作品。ちなみに驚異的な技巧家として知られた
彼にはレシェティツキが下に挙げる「アンダンテ・フィナーレ
作品13」を捧げている。
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FUMAGALLI, Adolfo ( 1828-1856 )
Studio da Concerto Op.18, ????
Casta Diva che inargenti Op.61, 1851
Andante nel Mosé Op.102, ????
Grande Fantaisie Op.106, ????
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夭折の作曲家=ピアニスト、アドルフォ・フマガッリの
編曲作品。彼は左手の卓越した技術で名をなし、生前
「ピアノのパガニーニ」の異名をとるほどであったと言われる。
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