●コードに関してその1(ピアノをこれからやりたい人のために・・・)
コード・・・ これは知れば知るほど面白いものだ。
音大にもいっていないのでかなり違った解釈をしているのかもしれないが、
自分なりにコードの理屈を勉強してきたものだ。参考書(楽譜が見れないのでCD付(笑))
は山程買った。
最近になりやっと、Cdim 、C6 9、 C♭9、Cm7♭5、 D♭m7♭5、・・・・・
何種類もあるコードがほぼ瞬時に読めるようになったが、正直いって
まだ「コード理論」というものはわからないコトがたくさんある。
すくなくとも自分がやってきた大学受験の1教科や 宅建(haru♭のもつ数少ない資格の一つ)
より難しい(笑)
とこんなこというと、これからやりたい人はやる気をなくしてしまいそうだが、
ある程度までであれば、そう苦労なく覚えていけることだと思う。
すくなくとも、ちょっとポップスピアノやギター もしくは「なんちゃってブルース」
などを演奏するのならコードは4つ5つ覚えれば相当楽しめる。
昔ウクレレがブレイクしたが(最近も人気?)あれは少ないコードで
気楽に楽しめる楽器で、初心者でも楽しみやすいから人気がでたのだろう。
コードって何 ってのを書かなきゃね(^^;)
しっかり理論を書くと本一冊になっていまうので(そんな知識まではないが)
(本当に勉強するのなら、ごく簡単なジャズ理論やコード理論書本を買ってくると
いいと思う。申し訳ないがその分野でリコメンドすべきも書籍を知らない。)
実は的確に言えなかったりするのだが、短く言えば
音楽をつくる和音 構成音 ううん(- -;)
まず C コード といえば ド ミ ソ のことをさす
単独に 「C の音」といえば 「ドの音」をさす。
ド と ミ の間隔(鍵盤で白黒含め3つはさむ)
を「長3度」などという。長 と つくわけだが、これは長調 の長。それ以上
聞かないで(笑)
我々は小学校で、「ドレミファ・・・」とならったが
音楽(ジャズ)をやる人間は、音程のことをさすときに、
ド を C
レ を D
ミ を E
ファを F
ソ を G
ラ を A
シ を B
と読んだりするわけだ。ちなみに A を 「アー」 Bを「ベー」という人は
昔クラシックをやっていた人 だとHARUは思い込んでいるが・・・・。
(ドイツとジャズはほぼ結びつかないからね(笑))
この「ド」 と 「ミ」 を交互に鳴らしてみると分かると思うが、なんか明るい
響きに聞こえると思う。(ここで、「いや、暗い響きがする・・・」という人は
スバリ ちびまる子ちゃんの中にでてくる 藤木くん のような人なのでしょう・・・
いや、ある意味天才かもしれない(笑)) この 明るい響きに対して
次に 「ミ」 を半音下げて 「ド」と「ミ♭」を交互に弾いてみよう。
すると、暗い響きに感じるはずだ(ここで「いや、明るいと。。。ま いいや)
(わかりにくかったら 「ド ミ ソ ド ミ ソ」 と 「ド ミ♭ ソ ド ミ♭ ソ」
を弾き比べてみるといい。ちなみに「ドミソ」をCコード 「ドミ♭ソ」をCマイナーという)
そして C コードのときの ルート音 とよばれるものが ド の音
ルート とは ベース音 とでも言うべきだろうか?
ROOT=「根」 まあ ベース音 基礎の音だということだ。
コードは 必ず この ルート と呼ばれる ベース音に 和音のサウンドがくっついて
成り立つ。
ううん やはり正式な教育もうけていない邪道ピアニストには的確に伝えることは
難しい!やはり本をみてしっかり勉強して!(笑)
考え方という点で、もう少し書くが、
音楽知識のない方は、12種類のドレミファソラシド があることをご存知ないかも
しれない。12種類のドレミファソラシド というとわかりにくいが、
ようするに、たまたま C の音から ドレミファ とあがっていくのが普通の
ドレミファ・・なのだが、これはたとえば 鍵盤でいう レ の音 D の音から
同じように ドレミファ・・・と鳴らすこともできる。この際、絶対音はちがうが
絶対音感のない人間がきいても、まったく「ドレミファ・・・」に聴こえてしまう。
しかし、ついさっき ド を C という とかいっておいて、
「Dの音 すなわち レ の音を ド として・・・・」 ってなんのこっちゃ!?
という話になる。。一般的に C といえば その絶対音は世界中変わらない。
ただ、ドレミファソラシド というのは、人によってはCDEFGAB である
というだろうが、本来これは絶対音はともかくとして、その音階の移り方を
示すことが多い。こうなってくると、かなり混乱しがちだ。
そこで、絶対音を示す記号をC〜B それに対して ある一定の音階離れた
音を示す記号として 度数 というものを使う。
たとえば Cがドであるなら ソ の音はG になるが
F(鍵盤のファの音)をド と 考えて(楽譜でいうと 左端に♭が一つの調)
ミの音をさすときは、Fに対する 3度 というのだ(正確には長3度)
Cm7 などと しっぽに数字がついているのは
「Cmのコード に 対して 7 度の音(ちなみにシ♭) を 加えなさいよ」
といった意味。
「Cm7♭5 」などとあると、音楽初心者 また クラシック出身者でジャズ歴がほぼ
ない方は チンプンカンプンだと思うが、これは
C マイナー (【ルート音ド】 + 【マイナー音ミ♭】 + 【5度の音ソ】)に
7th(度のことをth とかく)の音である シ♭を加えたうえで、5度の音をフラットさせる
すなわち半音さげなさい ということは ソ の音を ソ♭にする ということ
要するに
Cm7♭5=「ド」 「ミ♭」 「ソ♭」 「シ♭」
となる。ううん わかりにくいかなぁ わかりにくいよなぁ。
でも、音楽初心者ということであれば、最後の数字はすべて省略しても
結構ちゃんとした和音がでるものだ。たとえば Cm7 のときに 7 を無視しても
音楽を壊してしまうことはない。(ただし「m」まで無視すれば壊れる!)
いかんいかん・・・・・・・
人に教えるような知識がないのだから、ほんのちょっとだけコードのことを
かくつもりが、泥沼にはまってきた(- -;)
まあ、とにかく もしポップスやジャズをやるのなら コード というものが
非常に重要になるということが言いたかったわけ。
ジャズになると本当に厄介で、たとえばピアニストやギタリストが
コードの和音を出すとき、このコードどおりに弾いたら失格なのだ。
それにはテンション(tension 緊張)という響きの音を加えなければちっとも
ジャズっぽい響きはでない。しかも、Cm7を弾くときに ルート音である
Cの音 すなわち ド の音を出さないことがほとんどなのだ。
これはなぜかというと、ルート音、すなわちベース音は ベーシストが出してくれる
のだから弾かなくて良い ということ。そんな 音を重ねて出す暇(指)があるのなら
ほかのかっこいいテンションサウンドをだしなさい!といわんばかりだ(笑)
( ちなみに1950年代までのジャズでは(バドパウエルなども)ルート音もしっかり
弾いていたようだ。ビルエバンス以降 こんなスタイルになったのだという。)
ジャズのコードのことを書き出したら、1日中書いていてもHARUの力ではうまく書けない
から省略したい。