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melvins

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THE変態。そして孤高の存在MELVINS。活動暦はかれこれ15年オーバー。かっけー。冗談抜きに彼等無くして今の変態へヴィーシーンは無かったと言いきれる隠れた超大物。この音は聴く人によって本当に好き嫌いがわかれる所だが、是非とも正座で聴いて欲しいものである。
彼等が学生時代の1980年半ば(お遊びバンドも含む)から後半にかけてアメリカはシアトルで、キング・バズ・オズボーンとデイル・クローバーを中心に結成(べーシストは変動が激しい)。ちなみにベースのオリジナルメンバーはマット・ルーキン。初めのうちはジミヘンなどのコピーなどをしていたようだ。そのうちサバス等のメタルに強い影響をうけオリジナルを作り始めるが、出来あがった音源はなんとも「ひねくれた音」の完全なオリジナルMELVINSサウンドになってしまった。そこでMELVINSはサンフランシスコへ移住して活動しようと決意。しかしマット・ルーキンが移住を嫌がったため彼は脱退。そして89年にマットはMADHONYを結成し現在も活動中。そこでMELVINSはローリーをべーシストとして活動を再開させた。が・・・BULLHEADを作成しアメリカツアー〜ヨーロッパツアー終了後、ローリーが病気(ガンらしい)のため脱退。そこでまた急遽元EARTH(カートコバーン暗殺に関わったメンバーがいるという噂の絶たないバンド)のジョープレストンが加入。そして彼等の音は急速にアングラ界でのフォロワーを作り、影響を与えたバンドはここでは上げきれない数である。(その代表にHELMET、ブルータルトゥルース、スリープ、ニルヴァナ、TOOL、あと俺、とキリが無い。)影響と言うか何と言うか、NIRVANAのカート・コバーンにギターを教えたのはバズだと言う話しもある。カートにとってMELVINSは学生の頃のアイドル的存在で、カートはMELVINSのローディーをしていた時期もある。ドラムのデイルに至ってはNIRVANA結成時のドラマーとしてデモ作成などを手伝っていた。
ギター・ヴォーカルのバズ・オズボーンは積極的に色んなプロジェクトに参加している。マイクパットントと一緒にやってるファントマスや、大御所のTOOLのツアーなんかもしていたり、ネイキッドシティーに関わってみたり、本当に色々なところで名前を見る。
肝心な音の方なんですけど、スッチャカメッチャカです。ただひとつ言える事は先鋭的な音で「本当にこの音・・・売ろうとしてるの!?」みたいな事までやっちゃいます。
それにしてもいっつもこのおっさん達は写真がカワイイね。まじ素敵。数年前の奇跡の来日時には念願のバズのアフロ(厳密には非アフロ)を触らせてもらったし。バズ&デイルとセブンイレブンで熱い買い物も出来てあたくしは幸せです。バズにオニギリを渡したら「イヤァー!ライスボール!ハハハ!」って叫んでました。お茶目。ライブ後に拙い英語ながら外でバズと話してたら、通りかかった酔っ払いOLがバズの頭を指差して「見て!鳥の巣!」って叫んでました。けっ!キムタクより貴重なもん見といてさっ!
ちなみに元MELVINSのべーシストのマット・ルーキンはマッドハニーで、ロラックス(噂では有名子役女優シャーリー・テンプルの娘らしい)はアシッドキングにてブリブリ活躍中!

オフィシャルHP
http://www.melvins.com/

アンオフィシャル資料室
http://www.themelvins.net/
melvins好きな人にオススメ
fantomas - mr. bungle - today is the day - john zorn/naked city - Boris



OZMA
1989

1989年発表のMELVINS2nd。いやーやられたっす。もーこの時期にしてMELVINSの音は完成されたます。スローで重苦しく、擦りきれ潰れそうに歌うスタイル。手数自体は少ないながらも異様なセンスで叩かれるドラム。粘りつくようなベースといい本当に気持ちいいっす。(ちなみにこの時期のベースはロラックス)
しかし・・・しかし曲が短い。ほぼ1分30秒〜2分強なんですよ。楽曲は素晴らしいんですけど、やっぱ物足りない。でも1曲1曲のパンチは本当に充分あるから是非聴いてもらいたい。
ちなみにこの時期からバズの頭は充分デカイ。



BULLHEAD
1991

MELVINS狂の皆さんの間でもすこぶる評判の高いBULLHEAD。前作OZMAよりいっそうスローでドゥーミーになり、ほぼ最強と言う形で世に放たれた問題作。
1曲目BORISの衝撃ったらもー反則です。全然こんな音楽の免疫の無い人が聞いたら即飛ばす事間違い無いスラッジナンバー8分31秒。かっけー。
しっかしデイルのドラムは本当にカッコイイ(E)。勉強になりそうで全くならない加減がハァハァものである。最後の8曲目COWでは曲の最後にドラムソロが入っていて鳥肌物です。とにかく変なんです。おかしいんです。聴いてみてください。これって計算でやってるの?だとしたら・・・まじすげーっす・・・。惚れた。



LYSOL(MELVINS)

おそらくMELVINSのリリースしている作品で一番ハマッたら恐ろしく抜け出せなくなる事間違い無しの素晴らしい作品。もちろんコアなファンも大絶賛。
無いようの方は1トラック約30分の1曲。スローに進むスラッジナンバー。こういう曲に免疫の無い人にはちとキツイかもです。
しっかしこのCD"LYSOL"はSLEEPのエルサレムにも多大な影響を与えたとメンバーも言っている。92年同年に発売されたネイキッドシティーのLeng Tch'eにも内容がにてるなって思ったらLeng Tch'eのブックレットのサンクスにMELVINSと記載されていた。
曲中いきなり少しポップになるがここはアリスクーパーと誰かのカヴァーらしい。MELVINSならではのオフザケっすね。素敵。
予断だけどこのLYSOLって名前、同名の消臭メーカーに怒られて、現在は名前をセルフタイトルに直して発売中。



HOUDINI

なんとMELVINSのメジャーデビュー盤っす!すげーっ!まさかアングラのゴッドファーザーMELVINLがメジャーとは恐れ入った。
そしてこのフーディーニはアメリカの魔術師Harry Hodini(1874〜1926)に捧げられたものであるらしい。彼は縄抜けや脱出などで名人で、アメリカのショウビズの歴史には必ず出てくるという有名人らしい。
そしてこのアルバムをプロデゥースしているのは・・・カートコバーン!!!目立たないまでもKISSのカヴァーではボーカルを務め、また他の曲ではギター、そして最後の曲に至ってはドラムまで演奏している。カートはハイスクール時代吹奏楽部に在籍していたらしく、そこでの担当はパーカッションだった。
プロディースといっても全曲ではなく、6曲ほどらしい。当時はカートもインユーテロの製作で忙しかったようだ。元々はMELVINSからのアプローチで実現した話しらしいが、カート自身本気で全面プロデゥースしたかったようだ。
そして音の方なんですが物凄く聴きやすくなってます(彼等にしてはね)。メロディーもあるしノイズも少ない。しかし彼等のひねくれたような音は健在。むしろ爆発。本当に彼等らしいダークでひねくれていて、そしてなぜかどこか憎めない可愛いいPOPさも兼ね備えたメジャー版優良作品ですよ。
1曲目のHOOCHは本当に名曲だと思います。曲は短いし爆発はしないし。デイルのドラムもよくわからん動きだし、最高!
しっかしこのCDケースの裏のキモい絵はどーにかならんものか(笑)ローリーは可愛いけどバズとデイルは紫の顔でキモ素敵!動物の首はみんな奇形だし・・・コジックさぁーん・・・



Stoner Witch

これでMELVINSに嵌る人は多いっす。もーすげーよ。1曲目からドラム2台(編集?)だかんね。ガツーン来るよ。
前作HUDINIがポップだとしたらこっちは若干ダークぎみ。こういうのを本当のエクストリュームミュージックと言うのカナって思うぐらい素敵な挑戦がいっぱい散りばめられてますぜ。聞いてみる価値アリ!むしろ聴いて!
前半のRevolveって曲なんかはミッドなテンポでカッコイイ。この曲はビデオクリップも作られた。最後の曲は11分間ベースがブーンブ---ンなってるだけの気持ち良いアンビエント!気持ち良いけどいきなりスネアがパン!とかなって目が覚めます。
ちなみにこのアルバムからべーシストはマークDが演奏しています。



STAG

なんだい今回はやたら可愛いぞ。ラッパとかプハァ〜っとなったかと思えばすっげーヘヴィーな曲があったりノイズありの凄い内容。とにかく1曲目のThe Bitの重い事重い事。ライブで聴いたときなんて気持ち良すぎたっす。そして8曲目のGogglesはノイズ70%曲っぽさ30%な感じのまじすげー気持ち良い曲!この曲のドラムどーなってんの!?遅っ!確かにリズムは進んでるんだが15秒に一発のスネアのテンポ。しかも複雑。かっこ良すぎる。あーメルヴィンズ・・・大好きだ・・・。



PRICK

だれじゃー!こんなアルバム企画したの!曲はいって無いから!むしろライブでの客のザワザワとかそんなんばっか!くそー!何でか知らんが2枚も買っちまったよ!なんでだよもー!

まじで地雷です。



HONKY

このアルバムなんて読むの?ほんきぃー?メジャーからまたインディーズに戻ってMELVINS・・・またやってくれました!おとなんてグニョングニョンです。またスラッジ風ナンバーも復活。いやスラッジではなくとにかくビヨォーンブヨーンって感じなんですよ音が。そりゃこんなことメジャーでやったら怒られるよね。でも中にはジャリジャリのかっけー曲も入ってます。2曲目のMombius Hibaciなんかもそんなヘヴィーチューン。この曲なんてビデオクリップになったかんね!UFOからロボットみたいなのが降りてきてボコボコにされちゃうの。宇宙人が。弱ぁー。しっかし最後の曲、In the freaktose the Bugs are dyingは凄まじいメタルナンバー!なんか教科書通りのメタルっぽいが・・・そこはMELVINS。彼等なりのアレンジもされてて江戸はこのアルバムで一番好きです。



Electroretad

彼等のセルフカバー(WIPERSも1曲アリ)アルバム。
1、Shit Storm
2、Youth Of America (WIPERS)
3、Gluey Porch Treatments
4、Revolve
5、Missing
6、Lovely Butterflies
7、Tipping The Lion
8、Interstellar Overdrive

セルフカヴァーといってもそのまま演奏してはい終わりって訳じゃない。1曲1曲に大胆なまでにアレンジをくわえている。その中でもRevolveは最強。元曲でもあそこまでかっこ良かったのに・・・スピードも上がりエフェクトもたっぷりかかり最強になっている。WIPERSのカヴァーもやばいし・・・Tipping The Lionに至っては元曲よかめちゃくちゃかっこいい!!!ぜひ聴いて欲しいっす。



もってねぇー。


 



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