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corrupted

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Hevi < Vo >
Talbot <G >
Jose < B >
Chew < Ds >

上↑のジャケ・・・悲し過ぎですよね。共感できた人はCorrupted聞いたほうが良いです。おれはこのジャケすっげー胸に来まくるんですよね・・・。うーカナピー。
もはや完全に日本国内、いや全世界でも最もヘヴィーな音を作るバンドのひとつであるCorrupted。あの、恐れ多くも変態のアイドル的バンドボアダムス山本精一の音楽活動の総体ともいえるユニット"想い出波止場"で(メンバー不特定ユニットであるが)ドラムをしていたChewさん(ちなみにEYEともコンクリートオクトパスをやっていた。CorruputedのギターTalbotさんもそのメンバーのひとり。)を中心に大阪で活動している激重系最重要バンド。(ちなみにEYEさんと二人でドラム&ボーカルユニットDestroy2もやっていた。)彼等の音は絶望、悲しみ、痛み、閉鎖、死、荒廃感と徹底して蔭のイメージに基づいていて、そこに喜び、優しさ、開放感は微塵も無い。しかし彼等の音によりギチョンギチョンにされ地の底に落ちてへばり付いた時に聞こえるノイズは心地よく、「落ちたままでもいいや。」と言うどうしようもない安心感を感じることがある。Mな人間には生唾ものの音楽なのです。独特のスペイン語の発音で暴力的にぶつけられるようなボーカル。ほぼコードと言うよりはチュルルージョーヴォー!と鳴らされるギター。こんな分厚い音聴いたことも無いようなベース。永遠に止まらないのではないかと疑ってしまうほど遅く力強くならされるドラム。すべてが重なったとき、聴くものは間違い無く自然に正座である。ここまで蔭のイメージにこだわったバンドは見たこと無いっす。なおバンドは雑誌やテレビでもインタヴューは一切受けない。HPにはこのように記されている。「我々は今まで一度もインタビューに応じた事はない。勿論、写真もプロのカメラマンにポーズを決めて撮らせたりはしない。これは我々のポリシーであり、今後もこのアティチュードを大切にした活動をしたいと考えている。Corruptedとしての表現は全面的にジャケット、歌詞、サウンドなどでoutputしているのだから。我々はメディアを全面的に否定はしない。レコードレビュー、ライブレビューなどに関しても我々は決してライターに対してバッシングはしない。何を書いても大いに結構である。そのメディアを利用する表現として、我々はインタビューだけはoutput(表現)しないのである。」と言う事です。彼等の信念は音にも表れています。彼等の音を聞いて(良いも悪いも)感想を漏らさない人はいないと思います。それだけインパクトも強いし強烈な音なのです。嫌いな人は一生手を出さないで下さい。
ちなみにHeviさんはかなり昔からのスケーターらしい。

そしてCorruputedに興味がある方は絶対にライブを見てください。絶対です。

CorruptedオフィシャルHP
http://www.dxmxtx.com/corrupted/
Corrupted好きにオススメ
I hate god - cavo - old man gloom - today is the day - sleep

 



Anciano
1995

1995年、思い出波止場の4枚目のアルバム「金星」の発売を前にして脱退したドラムのChewさんが、同年(ex,コンクリートオクトパスの)Talbotさんを率いてCorruptedを始める。その記念すべき発音原。前バンドの「金星」と発売もほぼ近かったという。音の根底にある信念的なものは今と変わらず重く引きずるようなリフ、内に向かってるのか外に放出してるのか分からなくなるほどのエネルギッシュで油ギッシュな音の塊が中国反日デモの如く攻め立てる(2005年4月での感想。)初期のほうが今よりheviさんの声が前に出てるような気がする。楽器のいい意味での音の曇りが少ないからかな。しっかしかっけーなー…惚れ惚れ。
このanciano(7"ep)、実はファーストプレスは完売。セカンドプレスも完売。サードプレスも即完売。4回目のプレスまで行われているがぶっちゃけ入手困難である。たまに中古コーナーで見つけるが鬼のようなプレミア。だが、悲しいがな買ってしまうのがCorruptedの魔力。買って家で眺めてると癒されます。死体で。こいつはお母さんに見つからないように保存だ!



Corrupted/Grief
"split"
1995

1995年USグラインドコアGRIEFとのスプリット。うん。持ってないのですよ。
誰かレヴューしてちょ。なにやらコラプテッドはなんと英語で歌ってるらしいよ。
ちなみにこのジャケってコロンビアの麻薬王、故パブロ・エスコバルさんかな?オロスコさんにも似てる(笑



Nabie
1995

貴重な初期の作品。音は多少曇り気味だがハッキリ言って気にならない。むしろ現在も曇っているがそういう音楽なのです。音楽性もほぼ今のままで今のCorruptedが好きなら聴いておいてまず間違い無く失神です。パンパースを着用することをオススメします。いや、まじでですよ。
しかしこの時代からこんなスローでダークな音をやってたなんて凄いですな。しかも今の今まで貫き通す姿勢もかっこよすぎですよ。惚れた。



Diso Injusto
1997

ヤバイ…ヴォーカルヤバ過ぎる…この頃のHEVIさんのヴォーカルは本当に反則だ。これ以上無いと言うような暴力性、一気に音楽性も(ジャンルの取り入れは無いが)柔軟になり押す音楽の一本調子だったのが押しては引くグルーヴかんが増し、音も良くギターのノイズの気持ち良いこと気持ち良いこと。本当にパンパースが欠かせませんぞ。もー音の芸術です。楽器全部がひとつの塊になって襲ってきますよ。かーぁ・・・まじCorruputed・・・やめらんねーっす。



Split with Noothgrush
CD 1997


Split with Noothgrush
LP 1997

カルフォルニアのSLUDGE/SLOWCORE
バンドNoothgrushとのスプリット。なんとNoothgrushのドラマーは日本人だそうです。しかも女性。すげー。昔はベースが2人いたりとメンバーチェンジが多かったりと大変だったそうですが。それはさておきCorruptedね。もースプリットが多すぎて相手バンド調べるのが大変ざます。んでもって曲は、とうとう来ましたよ・・・5分の曲と、一曲19分。たまんねーっす。極端に音数を減らしスローに悶々と進むInactive。まるで語りなんじゃないかと思うような投げつけられるHeviさんのヴォーカル。全てがカッコイイっす!
しかし今回はギターノイズは少なめ。アコースティックの部分なんかも入っている。これは貴重っす。アコギをバックにスペイン語も炸裂。これ聴かないでドーすんの!?まじ正座だよ!
ちなみに上にあるのはCD。下段はLPです。いつもながらメッセージ性に溢れてはいるんだろうけど・・・何が言いたいのかはわかりません。かっこいい!



Split with
MACHETAZO

2000

スペインの2人組みバンドMACHETAZO
とのスプリット。MACHETAZOは2人組みバンド・・・そう、どこにでもいるものですね。アナルカント系のバンドですよ。むしろ彼等は他の音源でアナカンのカバーもやってます。熱い。
一方
Corruptedはお得意のスローナンバーです。
一曲目もいきなりギターノイズちゅるちゅるぎゅーぎゅー言わせちゃってます・・・凄すぎる。拷問だ・・・気持ち良い。そして2曲目は
Corruptedにしてはテンポの速いナンバーが登場。って言ってもCorruptedの局の中ではって話しで実際は遅い。相当遅い。コンパクトにまとめられた感じの曲です。聴いてて飽きない。江戸的には一曲目の方が断然好きデスがCorrupted初心者にはこの音源、相当オススメです!


Split with SLOTH
2000


オハイオ州はメントアの
Slothとのスプリット。メントア在住のDom Kaveliskiのプロジェクトらしいのですが詳しくは不明。。90年代半ばぐらいまではTHE SAINTS OF PAINと名乗っていたスラッジバンドだそうです。一方我らがCorruptedの方は「どうしちゃったの!?」ってぐらい激ノイジーナンバーで対抗。おいおい。まじどーしちゃったんだよ・・・いつものギターノイズ9割増だよ!もーギターの音の原型をとどめていない・・・しかし凄い、聴かせてくれちゃってますよ。普通にCorruptedなんです。間違い無くCorruptedの音なんです。カッケーの!もー本当にスゲーカッケーデス。無理にはオススメしませんが聞いて欲しい・・・病み付きになります…。



Meat slave/
corrupted
split 7"ep

2000年3月に行われた新宿アンチノック”肉奴隷”ファーストCD発売記念ライブで、当日無料配布されたブツらしいです。MeatSlaveは肉奴隷の前身バンドで、1994年2月の初ライブの音源9曲。対するCorruptedは1997年2月の難波ベアーズで行われたCorrupted+solmania合体ユニット"コラプマニア"としてのライブ音源で、曲はファーストEPのanciano!!
ちなみにライブで無料配布したのみで非売品みたいです。



Llenandose de
Gusanos
1999

なんと意外にもCorrupted初となる単独アルバムです。S.O.Bの故とっつぁん氏に捧げられたというこのアルバムはCD2枚組み全1曲120分と言う超大作。しかも普通に聴けてしまうと言う凄い大名盤なのである。
ハッキリ言ってこのCDで人生が変わってしまったなんて人の話はザラに良く聴く話しである。そのぐらいに耳したときのショックは計り知れない。しかし一度聴いて「もー聴かないな、売っちゃえ」って人の話も良く聴く。極端にわかれているんです。これは例え話しでも何でも無くて本当に良く聞くんですですよ売ったとか素晴らしすぎるとか。江戸は勿論賞賛の方です。音楽感が変わりまくりました。音がこんなにも気持ち良いものだとは知らなかった。
はたしてその音はどんなもんなんだろうか?俺には的確な言葉は到底考えることはできません。正にこのジャケットをそのまま音にしたかのようです。今回からなんとSEとして日本語が使われていて前半の静かで綺麗な、寂しいピアノの音の後ろで男が呟く「傷付ける事に喜びを覚え、信じることを忘れて、言葉と言うすべを空気へと進化させた。それらは自己防衛のための本能と呼ばれた。」ハッキリ言って説教である。どこまでM心をくすぐるんだ・・・。そして17分間のピアノと説教に癒されてたかと思うと・・・ビヤァーーーーンと超大音量のスラッジノ嵐・・・しかもCorrupted史上最もノイジーで最も遅い、そして長いたびの始まりがここに来て初めてスタートを切る。終盤までスラッジでコテンパンにされた後にはまたギターのノイズに隠れかすかに聞こえるピアノ・・・そのピアノが何十分もかけてゆっくりギターからピアノに入れ替わる・・・何回聞いても白目を剥いてるせいか入れ替わるのが自然過ぎて「あれ?いつピアノ入ったの?」って状態になる。そして史上初!?のピアノスラッジで癒される・・・。あーまじでやばい・・・。
そしてDISC2はまるでDISC1の荒くれを反省したかのようなひたすらアンビエント・・・すーっとほわぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんです。70分間。しかも聞けるんですあっさりと。お酒のあとのお茶漬けのようにさ!お酒飲めないけど俺!あくまでDISC1とDISC2はワンセットの1曲。徹して聞いてもらいたい。

そして何度も言うがCorruptedはライブを見ないと始まらない。おんげんでも充分内股になれるのにライブは本当に宗教みたいです・・・黒いロンティーが嘘のように売れてしまうんです!しかも俺も欲しいと思った!本気です!騙されたと思って一度足を運ぶべし。



CORRUPTED / DISCORDANCE AXIS / 324 3 way split CD
2001

何回か来日も果たしたアメリカのピュンピュングラインドコアバンドDISCORDANCE AXISと、一緒にツアーを廻ったCorruptedと324の3wayスプリット。3バンドみんな新録未発表音源。初めに謝っておこう。Corrupted以外聞いてないのでDAと324はレビュできず。すまん。だってあんま興味無いんだもん・・・。まーあえて聞いたといえばDAを数回。音はシャカシャカギャーギャーです。以上。324はいつも通りです。
そしてCorrupted。江戸はCorruptedのなかでも徳に好きな音源が"暴虐の場所"という曲。珍しくクリーントーンから始まりスローで悲しいコードで幕を開けるこの曲は・・・悲しいっす、ただひたすらに悲しいです・・・。中盤から終盤にかけてのギターの不協和音、落ちついたベースのベース、あても無くさ迷うようなドラム・・・ヤバ過ぎです・・・。この絶望感とでも言うべき救いようの無い音・・・しかも救われることなくフェードアウトで終わる曲・・・残された寂しいクリーントーンのギター・・・やるせねーよ!!相反してもう1曲のBloodscape
はまた凄い、
"暴虐の場所"があんなに暗い曲にもかかわらずBloodscape
はもーグルーヴの嵐。ブィーンブィーン言っております。Corruptedのためだけに買っても絶対損はしません。まじ聞いたほうがいいです。これからの音楽人生があっちの方に向いちゃう事間違い無し!



Paso Inferior

1997年Frigidity Discoから日本版はCDをリリース。2002年ドイツのInsolit
recからはLPをリリース。これって内容同じなのかな。わかる人はご一報ください。俺は下のアナログしか持ってません。とにかくA面の曲は素晴らしくいいんだ。でもね、B面のダークアンビエント、ヤバイデスカラ。ただ超低音が「ボウォウォウォウォウォブオーーーーーーン」って言ってるだけなんですけど(若干女の人の声?楽器?みたいな高音アリ。)もーすげーの。新宿オールマンで大音量で聞かされたときは死ぬかと思った。気持ちよすぎ。さすがに毎日は聞けないまでもたまに聞くと本当に逝っちゃいます。心配されちゃうからお母さんには聞かれるなよ!



Split with
Cripple Bastards

2002

イタリアのグラインドコアCripple Bastards
とのスプリットEP。そして驚くべきCorruptedの音は・・・は・・・早い!!!!いや、もう一度言わせてもらおう・・・微妙に早い!!!!あくまでCorruptedの中では早いという話で。世間一般にしてみたらかなーり遅い曲なんですけどね、はい。しかしこの曲はCorruptedファンを相当驚かせたことだろう・・・コラプレッドがこんな早いリズミカルな曲をやるとは・・・しかし終盤、展開は一気に変わり重く宗教的な音に変貌・・・その変わり様と来たら凄まじいの一言。しかもギターの旋律が美しいこと怪しいこと・・・。Heviさんの重く太い声で「ヴォーヴォーヴォ、イェーーーァ!!!!!イェーーーーーぁ!!!!!イェーーーーーーァ!!!!イェーーーーーーァ!!!!(何て言ってるかわからん)」って叫ぶところが、もー鳥肌です・・・。この前の高円寺のライブでこの曲やったときは本気で死ぬかと思った・・・。くっそー!一生ついていくぜCorrupted兄貴!



Corrupted/
Infaust"split"ep

2002

ドイツのNEUROSIS系暗黒バンドInfaustとのスプリットEPでございますよ。黒い!音が黒い!両バンドとも黒すぎる。たとえるならInfaustはツヤのある黒さ、対してCorruptedはツヤも何もないドス黒い救いようのない赤黒さ。どーしてかなこの救いようのないのが気持ちいと言うどーしようもない安心感が俺を襲う。さー音楽的マゾのみんな!お小遣い握り締めてこれ買いに逝こうぜ!地獄に見せかけた天国だ!ゴーゴーヘヴン!
中に入ってたレーベルリリース情報にはこのEP「like a LVMEN!」なんて書かれてたけど、どっちのことなんだろ?どっちもそんな感じではなかったよ。でもどちらもモロ暗黒でかっこいい1曲ずつ収録!



Se Hace Por Los Suenos Asesinos
CD&LP
2004

ででで、出ぇぇぇぇぇぇぇーたぁぁぁぁぁぁーーー…(内股)ひっさびさのCD音源。Se Hace Por Los Suenos Asesinos
。うん、読めません。読めなくたって良いんです。お箸の国の人だもの。さて今回も天才の作るマゾのための音楽全快フルスロットルロースピードチューン満載でございます。親には聞かれたくない、そんな心境でございます。
んで驚くなかれ、一曲目「月光の大地」は全編アコースティックの曲、そう…ギリギリ歌なのである。しかも演奏するのは
hevi氏。しかも日本語だ。このどこまでも落ちていってしまうかのような歌声…たまんねぇ…。前身の水分がヨダレになって口から流れ落ちてしまいそうになるのを必死にこらえながら聞き入ること17分。すでに気持ちいいほどヨダレは出し尽くして真っ白になってる所を2曲目「rato triste」の轟音が襲う!あぶねー!ヨダレが全部戻ってくるんじゃないかって勢いです。もーほんとガンタンク。やべー!そして3曲目はchewさんのスネアも気持ちいドス黒いアップテンポな「sus futuros」。ドラムとベースでグイグイ進んでいく中、曲間で小さくギターがグィグィグィいってるのがニクイっす。しかもこの曲の後半の展開ときたらあぶねーよ!ブレイクしたと思ったらギターが唸り、ガシャーンと来たかと思ったらドカーンのボッカーンのドーーーン!!!ですよ。うん。このレビュー擬音オンリーね。買って聞けよもー!!もーレビューなんて見ないで買え!いいから!うんっ!


ちなみにこのジャケ、左の岩陰に人影ない?




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