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透明な僕

壊れたまま 動き出した オモチャの時計 まわる針 真夜中に響くベル
目を覚まして 頭振って ボンヤリ座り込んでいる
寝ぼけた目を こすりながら 時間を気にしてる

のそりと起き また始まる いつもと同じ過ぎる日々
飲み込まれ 流されて行く
今 存在している世界 本物かも 疑わしい
僕がここにいなくても 誰にも気付かれない

大勢の中 目立つ事を避けるために 個性も自己も 押し込めてきた
長いものに 巻かれてすぐ 頭下げる 嫌われるのが 何より嫌で

そうする事で 上手く生きてきた その度に 見えなくなって行く自分
気付けば 孤独に周り囲まれて 手も足も 全て もぎ取られてしまうから
誰にも 分からない

僕は違う 人形じゃない いつの間にか 目的も無く うつろな顔で
目を見開き 嘘を探す 何かが違う
僕は このまま 終わりたくは無い

今 僕が ここから消えさったら 涙して 悲しむ人は いるだろうか
ある日 突然 命が尽きて 土や木に 還ってしまったとしたら…

自分 探し さ迷い 歩く
気付け 変われ ここに 足跡 残す

今 僕が ここから 消え去ったら 涙して 悲しむ人はいるだろうか
ある日 突然 命が尽きて 土や木に 還ってしまったとしたら…
有り得ない 話じゃ無い…
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