3月
MOTLEY CRUE/LIVE ENTERTAMENT OR DEATH

実はこれがモトリークルーを好きになったアルバムである。
彼等の黄金期のライヴのベストテイクを納めた2枚組だ。
一枚目はメジャーデビュー前の「TOO FAST FOR LOVE」
メジャー1stの「SHOUT AT THE DEVIL」まで
二枚目は「THEATER OF THE PAIN」、「GIRLS GIRLS GIRLS」
「DR.FEELGOOD」の楽曲で構成されている。
目玉はDisc.1だろう一曲目から「LOOKS THAT KILL」から始まり
昨今のライヴではなかなか演奏されない曲がいくつか入っているし
何より勢いのある荒々しい若さ溢れる音が素晴らしい
メジャーデビューする前から素晴らしいライヴを繰り広げていたことが解る
トミー・リーの前ノリに疾走していくドラミング、ザクザクと太く刻まれる
ミック・マーズのリフワーク、後ノリでボトムを支えるニッキー・シックス
現在と違い誤魔化す事なくハイトーンも出て歌い上げるヴィンス・ニール
彼等が如何にかっこいいバンドであるかが存分に感じられるはずだ。
近年の「NEW TATOO」のツアーエディションのライヴDiscや
ライヴ映像など見るとヴィンス・ニールが歌えてない部分があったりするし
見た目も随分と太ってて悲しいものがある。
しかしモトリークルーは有無を言わさずにかっこいいバンドだ。
少なくとも俺は彼等のサウンドが大好きだ。
黄金期ベスト盤ともいえる選曲だし、ライヴ盤嫌いでもなければオススメだ。
SUPER$HIT666

ワイルドハーツのジンジャーとバックヤードベイビーズのドレゲンのユニットが
スーパーシット666である。
フィードバックの音から繰り出される未曾有の暴力的ロックンロール
その場で作りその場で一発録りという方法で作られた楽曲。
細かいことなんか関係ねぇ!と言わんばかりの荒々しさがモーターヘッドを彷彿とする。
2人のギターもボーカルもベースもドラムも全てを破壊するような勢いだ。
ボーカルといえばドレゲンが歌う(叫ぶ)貴重なナンバーもある。
初期衝動に満ちた音とはこういうものを言うのだ。
良いか悪いかなんて勝手に聴いた奴が判断すればいい。
ジンジャーもドレゲンもそんなことなんてお構いなしで楽しんで作ったろうし
彼等にとってはそんな評価なんてどうでもいいだろう。
”わかる奴はわかる”それだけさ。