60公演目:東京厚生年金会館
1999.4.24
〜歌詞間違えちゃった(by根本氏)〜
〈曲目〉
M1:月の輝く夜に,M2:Joy To The Future,M3:今夜だけきっと,M4:屋根にノボって,M5:Going
Back to 1981〜1981年メドレー(シュガーはお年頃,銀座ネオンパラダイス)〜Going Back to 1981,M6:IN MY LIFE(ビートルズ),M7:追憶,M8:ワイン恋物語,M9:木蘭の涙,M10:君に贈るHolly
night,M11:君のために・・・,M12:Sweet Harmony,M13:プラトンの嘆き(ミュージカル「我が退屈な人生」より) ,M14:THANK
YOU,M15:と・つ・ぜ・ん Fall in love,M16:GET CRAZY(含Smoke on the water)
EC1:ビキニスタイルのお嬢さん,EC2:Sweet Snow Magic,EC3:Good
Times & Bad Times,EC4:どうして
4月24日、東京厚生年金会館での4公演目が行われた。本公演で、本会場での公演は最後となる。また、この公演が終わると、残すところ、神奈川県民会館での公演のみとなる。
5時45分頃、サムエル登場。曲目は、M1:Dance with me、M2:さよならじゃない、M3:ラストチャンス。盛岡や宮城公演で見たときよりも、テンポよく進んでいたように思う。笑いの持って行き方も、スタレビ譲りだろうか。今井氏による、VOH氏の物真似。何気に特徴つかんでいて、笑えた。MCでは、伊藤氏が、フラッパーの会員であること、柿沼氏の実家に行った事、スタレビとのお酒の飲み方(飲めるチームと飲めないチームに分かれて飲む。このときに、今井氏が物真似した。)などを話していた。
6時15分頃、メンバー登場。客席の大歓声と拍手の嵐。客席は、既に大いに盛り上がっていた。また、ステージのほうも、客席に負けないくらいの熱気。根本氏が、話し出す。その声も、力が入っており、メンバーのリアクションなどからも、とても気分が盛り上がっている様子が伺えた。始まる前から、異常な熱気に包まれた場内。これはすごいことになりそうだと予感した。ステージはいつもの様に進んで行く。座ったままの状態の客席でも、盛り上がりはすごかった。「1981年メドレー」で、その盛り上がりもさらに大きくなった。ステージ上のメンバーもとても楽しそうだ。
そして、お待ちかねの笑えるメンバー紹介。柿沼氏の番のとき、足を抱えて話しを聞こうとする根本氏。会場から笑いが起きると、「だって同級生なんだもん。いいじゃない。」と根本氏。どうもいつも以上に、のりが良いようだ。そして、今回も笑いを持って行った光田氏。昨日同様、蒲田までの新宿からの駅名を言う。早口で全て言い終えると、「よく覚えたねぇ」という言葉を、根本氏からもらっていた。おなじみ五木ひろしの物真似。今回、根本氏が定位置の椅子に座っていなかったため、中央まで物真似で移動し、根本氏のいすに腰掛けた。柿沼氏は、それを見て笑う。「誰か止めろよ」と根本氏。
「IN MY LIFE」に入る前の光田氏のボケ。今回は、「LET IT BE」、「IMAGIN」に続き、「MY LIFE」(ビリージョエル)のイントロも弾いた。根本氏は、「それは、マイライフ!インはどうしたの!」と突っ込む。気を取り直し、「IN
MY LIFE」を演奏。いつも以上にテンションが高いと、感じた場面だった。
「木蘭〜」のすばらしさに息を呑んだ。光田氏のイントロから、引きつけられた。そこに根本氏の声が重なる。本当に今日はすばらしく(別にいつもよくないという意味ではなく)、鳥肌が立った。聴いていてゾクゾクした。その前の「ワイン〜」も、自分の世界で聴き込んでいた。
おなじみの「踊るリンパ腺渡る世間は恋ばかり」。相変わらず、笑いを取る内容。そう言えば、根本氏のストーリーに登場する女性は、なんだか変わった人が多いような気がする。実際にそんな彼女と付き合っていたら、疲れるんじゃないか?と、いまさらながら思った。よく考えてみれば、「じゃあ、毎晩テレパシーおくる。」とか「幽体離脱覚えて、毎晩あなたのところへ行く。」なんて、真顔で言われたら疲れちゃうと思うのだけど。
遠赤外線ライブの第2部。今までの盛り上がりに拍車をかける。メンバーは壊れまくっていた。「Sweet
Harmony」で、歌詞を間違える根本氏。本人歌いながら、「歌詞間違えちゃった!」と一言。そういう出来事がより一層、客席のボルテージを上げさせる。
ア・カペラ大会(「THANK YOU」)では、昨日音を間違えたことが気になるのか、パート練習の前に、柿沼氏はVOH氏に音の確認をしていた。また、低音パート練習中も、口ずさみ練習している柿沼氏だった。大いに盛り上がっている、満員の客席。ア・カペラも見事に決めた。その後も、かなり高いテンションを保ったまま突き進む、ステージと客席。
「Smoke on the water」を含んだ「GET CRAZY」でのジャンプ。柿沼氏の高いジャンプに、光田氏の鳥のまねをする手つき。根本氏もいつも以上に動き回り、壊れていると言う表現がぴったりだった。
アンコールのハワイアンコーナー。久しぶりに、メンバー紹介(パラダイス柿沼、マンVOH林、ジミー寺田、スマイリー光田、ジャロ根本)があった。ここ最近なかったメンバー紹介。久しぶりに聴いた名前が、懐かしかった。また、柿沼氏の「だっちゅーの!」も披露。根本氏が、光田氏のことを、「ヤングマン」と紹介したところから、「YMCA」を物真似付きで披露する光田氏。この物真似を見て、「似ている」と柿沼氏。この言葉を、私は聞き逃さなかった。「ビキニ〜」では、茨城公演以来目にしていない、頭をガンガン振りながら、演奏する根本氏を見た。「Sweet
Snow〜」での、VOH氏の振りつけにも注目(前日、友人から、笑顔と怒り顔をしていると聞いていたので)。ステージ向かって右側に体を向けるときと、左側に向ける時の表情が違う。ステージ向かって右に向く時は、怒り顔、反対は笑顔。その対照的な表情に、笑ってしまった。直線的な動きのVOH氏と、曲線的な動きの光田氏。対照的な2人が両側にいて、なんだか今回は、とてもその両極端的な動きが目に付いた(席の位置関係上だと思うが)。また、光田氏の振りつけ(「Sweet
Snow〜」)。「スウィートスウィート♪」のとき、スケートを滑る格好を取り入れていた。
衣装替えが終わり、改めてメンバー紹介したとき、柿沼氏は笑いを取った。「いちば〜ん!」と言ったのだ。柿沼氏の着ていたTシャツには、一番の文字が書かれていた。根本氏も、そんな柿沼氏を見て笑っていた。本日も、マイクスタンド等を片付けに来るスタッフ、昨日のように、小道具をつけて登場。客席から笑いが発生していた。
「Good times〜」での、おなじみ光田氏のじゃんけん。今回は、いつもより少し早めに行っていた。この曲の後のMCで、なんと根本氏。ツアータイトルを間違えていた。「Good
Times & Bad Timesツアー」と言ったのだ。客席から、「え〜〜!」という声が上がると、「だってさっき歌ってたじゃん」と言い訳。残り1本という話しなども含め、MCを進めていた。客席の拍手は、とても大きくとても長かった。そして、長い拍手が消えつつある頃、「どうして」が演奏されはじめ、大変な盛り上がりの中、幕を閉じた。
終了したのは、9時15分頃。本当に大変盛り上がった公演だった。本会場では、今回含め、3度足を運んだ。中でも、今回は一番の盛り上がりだったと思う。ステージも客席も。残りの最終公演は、きっとこれ以上盛り上がるのだろう。とにかく、なにが何でも遅刻しないで行きたいと思う私である。