58公演目:東京厚生年金会館

1999.4.17

〜浅香光代チームに野村沙知代チーム〜

 

〈曲目〉M1:月の輝く夜に,M2:Joy To The Future,M3:今夜だけきっと,M4:屋根にノボって,M5:Going Back to 1981〜1981年メドレー(シュガーはお年頃,銀座ネオンパラダイス)〜Going Back to 1981,M6:IN MY LIFE(ビートルズ),M7:追憶,M8:ワイン恋物語,M9:木蘭の涙,M10:君に贈るHolly night,M11:君のために・・・,M12:Sweet Harmony,M13:プラトンの嘆き(ミュージカル「我が退屈な人生」より) ,M14:THANK YOU,M15:と・つ・ぜ・ん Fall in love,M16:GET CRAZY(含Smoke on the water)

EC1:ビキニスタイルのお嬢さん,EC2:Sweet Snow Magic,EC3:Good Times & Bad Times,EC4:どうして

 

本ツアーも残すところあとわずか。東京厚生年金会館では、4月16日から4公演。そして、4月28日には、本ツアー最終日を迎える。今回は、厚生年金会館での2公演目、4月17日の模様をレポートする。ライブ構成は、今までと同じなので、気になった点に触れて行こう。

 

個人的なことであるが、公演日は出勤日だったため、開場時間中にプロモーションライブを行っている、サムシングエルスを、残念なことに見ることが出来なかった。会場に到着したのも、開演時間後。ただ、開演時間も遅れていたため(15分ほど)、何とか1曲目から聴く事が出来た。

 

2曲目の「Joy〜」。盛岡・宮城公演でも耳にした、VOH氏の台詞。今回は、はっきり聴く事が出来た。扇子で仰ぎながら「清き一票を!」というのが、いかにも政治家っぽくていい。

 

メンバー紹介を含んでいる、「初めて行ったコンサート」。光田氏の、五木ひろし。今回は、ステージ前に来てからの披露ではなく、前方に歩きながら、マイク片手に、物真似披露。場内は、笑いの渦。根本氏は、「君はそういうキャラで行くんだね。分かった。心に止めておきましょう。VOH危うしだなぁ。」と一言。光田氏のキャラ探しも、ここで一段落ということだろうか。寺田氏についても、笑いを誘う言動になってきており、根本氏は、「キャラがかぶる。」と言っていた。VOH氏の番では、相変わらずパドランプが回っていたが、今回は、しっかりと話しをしていた。根本氏の突っ込みと、それに対するVOH氏の返答と行動が、笑いを誘っていた。

 

IN MY〜」に入るときに、ボケる光田氏。この光景は、盛岡・宮城公演でもあった。根本氏の曲紹介のあと、「LET IT BE」や「IMAGIN」のイントロを弾く光田氏。それも、感情を込めて弾いているように、オーバーリアクションで。根本氏に、「だから。違うって!」と突っ込まれ、ようやく3度目に、「IN MY LIFE」を演奏。ボケる光田氏に対して、私の後ろにいたお客さんは、「それは違うって!」と言っていた。何処の客席でも、それぞれに突っ込みを入れていたのではないだろうか。

 

おなじみ「彼と彼女の会話」(根本氏はショートストーリーと言っているが、あえて私はこの表現を使うことにする)。今回かなり、力がこもっていた様に感じた。根本氏の台詞や行動が、いつも以上にパワフルだった。

 

ア・カペラ大会(「THANK YOU」)での、パート毎のチーム名。今回は、ご当地シリーズではなく、今話題の「浅香光代チーム」と「野村沙知代チーム」。チーム名に、客席から笑いが発生。笑いだけでなく、声もよく出ていて、ア・カペラ大会も、成功を収めた。

 

アンコールのハワイアンコーナー。柿沼氏が出遅れたため、久しぶりに柿沼氏の、「だっちゅ―の」を見ることが出来た。照れた感じも無く、堂々とした「だっちゅーの」。これを再び見ることが出来て、ラッキー!と正直思った。また、「Sweet〜」での、寺田氏による台詞。ここに入る前に、ラッパの音量を下げたため、より一層、寺田氏の台詞が強調。寺田氏の言い回しも、毎回微妙にニュアンスが違っていて面白い。

 

Good times〜」でも、客席をコーラス隊に招き入れ、大いに盛り上がった。その後のMCでは、ポンキッキーズにレギュラー出演していることを話していた。また、恒例になってしまったと言っても過言ではない、会場関係者の方への謝罪。まずは、会場を使わせてもらって有難うなどの、会場関係者に対してのお礼の挨拶。その後、「え〜8時半には終わると言っていましたが(この時すでに9時を回っていた)。ごめんなさい。これは、僕らのせいでもありますが、お客さんのせいでもあります。」と言う根本氏。客席からは拍手が起こり、根本氏の「あ〜〜〜〜〜〜りがとう」が。そして、ラストナンバーが演奏され、公演は終了した。

 

さて、今回も、やはり3時間。一体どのコーナーの時間が延びているのか。本当に疑問だ。今回、メンバー紹介が、いつもより長めだということには気づいたが、この時間の延び方。毎度、ツアーで不思議に思う出来事。光田氏のピアノアレンジも、毎回違うし、JAZZっぽさを前面に押し出した、ソロピアノ。いつ聴いても引きこまれてしまう。また、どの曲か忘れたが、後半のほうの曲で、コーラスアレンジがいつもと違うと思った曲があった。あと3本で、本ツアーも終わる。少し寂しいが、残り3本、大いに楽しみたい。