8公演目:沼津市民文化センター

1998.12.6

〜「少年」は消えてしまったのね・・・〜

 

〈曲目〉

M1:月の輝く夜に,M2:Joy To The Future,M3:今夜だけきっと,M4:屋根にノボって,M5:Going Back to 1981〜1981年メドレー(シュガーはお年頃,銀座ネオンパラダイス)〜Going Back to 1981,M6:IN MY LIFE(ビートルズ),M7:追憶,M8:ワイン恋物語,M9:木蘭の涙,M10:君に贈るHolly night,M11:君のために・・・,M12:Sweet Harmony,M13:プラトンの嘆き(ミュージカル「我が退屈な人生」より) ,M14:THANK YOU,M15:と・つ・ぜ・ん Fall in love,M16:GET CRAZY,EC1:ビキニスタイルのお嬢さん

EC2:Sweet Snow Magic,EC3:Good Times & Bad Times,EC4:どうして

 

沼津市民文化センターで本ツアー8公演目が12月6日に行われた。今回はその模様をお届けする。

 

もう変更事項は無いだろうと思って参加した沼津公演であったが,冒頭にも記したように,千葉で演奏されていた「少年」が,無くなっていた。友人によるとどうやら,大宮と千葉の2公演のみの演奏で,カットされてしまったらしい(MCも長いので,時間的な問題ということらしいが・・・)。千葉公演のレポートで,この曲がタイトルリスト表で手書きになっていたので日替わり曲になるのではないかという推測をたてたが,そういう理由からではなく,本決まりの曲ではなくとりあえず入れてみようという意味で,手書きになっていたようだ。この曲がカットされたので,一人芝居による曲紹介は,「君に〜」と「君の〜」の2曲になってしまった。

 

今回特に良いなと思ったのは,「ワイン恋物語」と「木蘭の涙」であった。とても,心にぐっと来る雰囲気ができあがっていて,今までの中で一番良かったように思う。特に「木蘭の涙」に関しては強く思った。根本氏の声と光田氏のピアノが本当にいい具合に絡み合い,とてもしっとりと切ない感じを醸し出しており,2人が作り出す世界に知らず知らずに強く引き込まれていた。後に,FM富山のラジオ番組で根本氏が話していて知ったのだが,この2人で演奏される「木蘭の涙」は,初日のかつしかの時にいきなり決めて,リハーサル無しで本番で披露されたものだそうだ。リハーサルを行わなかったのは,その時の感情を思い切り表現したいからということだったようだ。そのため根本,光田の両氏は,お互いがある意味自由に演奏しているらしく,ピアノもその時によって毎回変わっていると言うことだ。

 

どうしても気になってしまうのが,アンコールのハワイアンコーナーである。今回も,何度も観ているにも関わらず,笑ってしまった。回を重ねるたびに,くねくね,なよなよした振り付けになり,キュートになっていく光田氏に,どうしも笑ってしまうのだ。今回は,アロハシャツの裾まで手で持ちだし,さらにキュートさ倍増。本当に彼は31歳なのだろうか・・・と思ってしまう。今回はこのコーナーで,根本氏のアドリブで「だっちゅーの」という言葉が出た。これは,柿沼氏とVOH氏に振られた言葉であるが,柿沼氏は“だっちゅーのポーズ”は,照れて出来ず,VOH氏はやってくれたが,なんか違うんだよなと思ってしまった。このコーナーは,本当にどこの会場でも(といってもまだ3公演しか観ていないが)大好評である。

 

初めて,沼津公演に足を運び感じたことは,男のお客さんがとても多いと言うことである。今までに見たことのない比率で,男性群がいた。友人によると,地方の方が男のお客さん多いんだよということだった。沼津公演も,千葉に負けず劣らず,盛り上がっていた。

さて,次回のレポートは,横浜アリーナでこのツアーとは別メニューで行われる,クリスマス特別コンサート「真冬の花火〜HOT CHRISTMAS」である。これは,お笑い100%と根本氏が言っているので,相当笑えるライブとなるであろう。今から非常に楽しみなライブである。