コンサートツアー 2000〜2001
「STARS」 45公演目
at 東京厚生年金会館 on
2000.9.24
〜いつもより、1曲多いサービス公演〜
セットリスト |
M0:Overture“Stars” M1:Northern
Lights〜輝く君に〜 M2:夢伝説 M3:今夜だけきっと M4:木蘭の涙 M5:夜更けのリフ M6:会えないよ M7:雨に濡れても M8:IN MY LIFE M9:マシュ・ケ・ナダ M10:上を向いて歩こう M11:Stay My Blue〜君が恋しくて〜 M12:トワイライト・アヴェニュー M13:追憶 M14:HELP ME M15:もっとそばに来て M16:もうチョットだけ何か足りない M17:WHAT A WANDERFUL NIGHT M18:NO!
NO! Lucky Lady M19:と・つ・ぜ・ん Fall In Love M20:ふたり EC1:クレイジー・ラブ EC2:銀座カンカン娘 EC3:東京ブギウギ EC4:Stars |
M7〜M9・M19:日替り楽曲 M14・M15:栄光のスタッフリクエスト楽曲 |
◆ はじめに
会場に入る時に、目の前にお相撲さんの2人組発見。鬢付け油の香りが漂う中、彼らの後ろについて、入場。お相撲さん方は、ぴあのチケットを差し出していた。どうやら、2階席の模様。「あ、招待じゃないんだ」と、思った私。昨日に引き続き、チケット完売の公演。今日の席は、1階10列目の真中。昨日今日と、真中という、なかなか良いポジション。
◆ 本編前半(M1〜M11)
17:08に、開演。と、同時に、ボルテージ急上昇の客席。大歓声と拍手。今日もどうやら、非常に盛り上がりそうな気配。要さんは、林家ペーも顔負けの、豪華なフリル付きのピンクのシャツにピンクの蛇柄皮パン、グレーのロングジャケット。ゴージャスなお衣装で、目を引く。
今日も、昨日に引き続き、3本立てのスペシャル版。「日曜日スペシャル」、「高橋尚子スペシャル(金メダル獲得にちなんで)」、「厚生年金50回目スペシャル」と、大放出(笑)。本会場での公演が、本日で、50回目を数えるようだ。要さんのトークも、昨日より多い(まあ、昨日より早い開演時間というのもあるのでしょう)。
演奏中に、キーボードに貼ってあるステッカーの存在に気付く。このステッカー、昨日の公演より、ツアーグッズに加わった商品。ツアートラックや、アルバムジャケットにある赤い車、ロゴが模られたもの。健ちゃんの、白いKORGのキーボードに栄えるステッカー。なかなか、こじゃれた感じ。
メンバー紹介は、昨日同様、オリンピックネタ。「『私の金メダル』と題しての、リレー方式で答えてもらいましょう」と、要さん。この言葉に、柿沼さんが、リレーのバトンタッチの真似をするので、場内から笑いが起きる。要さんが、説明をすると、メンバーと客席が揃って、「あ〜」と。この客席の声に反応して、「あ〜って」と、要さん。「ほら、一緒に参加している気分になるんだよ」と、VOHさん。要するに、この人に、この金メダルをあげようというもの。
要さん→寺田さん:「汗をかかないこと。寺田だけ衣装は昨日と一緒(笑)」と、要さん。「そういえば痛がるところも見た事無いんだよなぁ」と加え、「前に、ドラムの椅子の腰掛ける部分が壊れてさ、パイプの上に、何も無かったかのように座ってるんだよ。」と、要さん。しばらく、爆笑トークが続くも、「寺田の話題で終わっちゃうよ」という、柿沼さんの声で、次へ。
寺田さん→VOHさん:「記憶力ですね。G&Bツアーの最終日で、62公演分、全会場を言えたのが凄い!」と、寺田さん。「じゃ、今日も言ってもらいましょうか。45公演分」と、要さん。「45公演分くらいなら、言えるかなぁ〜」と、VOHさん。途中に、「ここでゴールデンウィークを挟んで」とか、「パシフィックヘブンのリハーサル大変でしたね」とコメントを含めつつ、見事言い切るVOHさん。お見事!メンバーの中で、一際驚きながら、VOHさんを見ていたのが、健ちゃん。
VOHさん→柿沼さん:「郷土愛。柿沼さんの郷土愛は凄い!『羽生って知っているだろ?』といきなり話された時は、驚いた」と、VOHさん。スタレビファンで、『羽生』や『ムジナモ』知らない人は、ほとんどいないんじゃないの?というような話題も上がる。「でも柿沼の場合はさ、埼玉のごく限られた部分だけなんだよね。大宮の方とか全然知らないじゃん。そういえば、この前『ジャスコ』潰れちゃったよね」と、要さん。「あれは驚いたよね」と、柿沼さん
柿沼さん→健ちゃん:「温泉入浴時間」。霧島で泊まった温泉宿での出来事が、暴露される。健ちゃんの総入浴時間は、なんと、7時間。柿沼さん曰く、「何回か、入りに行ったんだけど、いつも同じポジションにいるんだよね」だそうで。健ちゃんは、ベストポジションを見つけ、何時間も半身浴。「心臓出して入っていると、露天風呂って何時間も入っていられるじゃないですか」と、健ちゃんが言うと、「心臓出して入るって凄いよねぇ」と、要さん(それじゃ、死んじゃうってば!!)。何時間も入っていると、メンバーやスタッフが代わる代わる入ってきて、「ここだけの話」が次から次へと出たそうだ。ちなみに要さんは、朝の5時頃、スタッフとカップラーメンを7個食べ比べていたそうだ(呑んだ後の、ラーメンと言うことらしいけど)。
健ちゃんで、温泉ネタが盛り上がったため、「今日は温泉にちなんで…」と間違える、要さん。「いつから温泉なんですか?」と、健ちゃんが言うと、「あっ、オリンピックだ」と言い直す、要さん。いつも以上に、砕けた感じのトーク。そういえば、要さんの金メダルは、なんだったんだろう…。
ア・カペラは、メンバー紹介の笑いの流れを汲んだ雰囲気。ポンキッキーズで、歌っていた、初生披露の、「雨に濡れても」。
「上手く行くかどうか分からないけど」と、要さん。音取りをして曲に入るも、「もう1回な」と、要さん。再び、音取りをして、やり直す。
歌い終わると、「う〜ん」と、要さん。
「なんか上手く行かなかったのかな?」と思っていると、いきなり、「実はNHKの『青春のポップス』の、ビートルズ特集っていうのに出るんだ。
もうすぐ収録で、放映は、10月下旬から11月上旬。それで、練習する時間が無いっていうんで、今から、頼まれていた曲やります」と、要さん。
この発言に、目を丸くして驚くメンバー。まさに要さんの思いつきで、決めた内容のようだ。そこで披露されたのが、「IN MY LIFE」。
予想もしない、1曲追加のア・カペラ。「練習がてら…」と言ってしまう、要さんがナイス。
嬉しい1曲追加の後は、「マシュ・ケ・ナダ」、「上を向いて歩こう」と続く(「IN MY LIFE」が、途中に入ったので、ア・カペラは、「マシュ・ケ・ナダ」で、終わりかなと思っていたら(これで3曲だし)、「上を向いて歩こう」があったので、まさに、1曲追加で、お得な公演)。
◆ 本編後半(M12〜M20)
「世にも奇妙な恋物語」では、ちょっとした、ジュリちゃんとロミオ君の会話に笑ってしまう。ジュリちゃんの台詞の時に、「ぶっこいた」と言ってしまう、要さん。「あ、何て言葉使ってんだろ、私」とアドリブ。「別に台詞間違えたわけじゃ…」と、ロミオ君に扮した、要さんが続ける。この言葉に、声を殺して後ろで笑う、柿沼さん。
「栄光のスタッフリクエストコーナー」で選ばれたアルバムは、「艶」。このアルバムは、結構登場しているようだ。「この会場で、5年前に『艶』ツアーの、ビデオ撮りをしている最中に、ビデオの電源が切れて、焼き肉屋さんの電源を借りて、演奏した思い出深いアルバム」という理由からの、選択。ちなみに、このビデオが発売されたのは、アトランタオリンピック開催の年。
手紙の出だしは、「心有るお客様へ、心無いスタッフより」。手紙の追伸は、「柿沼さん、スタッフ楽屋に来て、今日のリクエスト何?と聞かないでください」というもの。
リクエストされた曲は、ビデオ撮りの時に、アンコールの予定を変更して演奏した、「HELP ME」と「もっとそばに来て」。嬉しすぎる選曲。
歌詞を確認する要さんは、「え?こんな歌詞だっけ?なんか、意味不明だなぁ」と、「HELP ME」の詞を読みながらつぶやく。
何度も何度も確認。柿沼さんは、余裕の表情(笑)。
「さっ、では…」と、足元に歌詞を置いて準備を整える、要さん。客席総立ちで始まった、「HELP ME」。
かっこいいジャジーな雰囲気を持ったこの曲は、生で聴くと、よりかっこよさが際立つ。
健ちゃんの炸裂ピアノ、要さんのギター、音と音のぶつかり合い。健ちゃんの早弾きに、拍手喝采。歌詞を間違えた要さんは、「2番でしたね」と、添えてその部分を歌い直す場面も。
「もっとそばに来て」では、スタッフの方が、ステージに出演した時の模様が、頭に浮かんだ。
このままの勢いで、GO!GO!TIMEに突入。
本編終了後、柿沼さんは、退場を間違える。本来、要さんが最後にステージを去るのに、最後までいた柿沼さん。しかも、退場する方向を間違える(本当は、下手側に去るのに、上手側に移動。お茶目過ぎて笑える(笑))。
◆ アンコール
今日の登場は、下手側の花道から。意外な登場で、いつも以上に大歓声が起きる。更に壊れて行くアンコール。昨日に負けないくらいの、拍手の嵐。要さんのお得意の、「ばっかじゃないの〜?」も出る始末。メンバーからの拍手も、登場。
ところで、土下座と「ばっかじゃないの〜?」では、どちらが要さんの参った度が、上なんだろう。
本会場での公演が、50回を迎えたことに対して、会館の皆さんにお礼を述べ、「これから僕らは、また旅に出ます。言わせてください。『行って来ます!』」と、ちょっと照れくさそうな、要さん。これに応える、お客さんの暖かい拍手。
最後の「Stars」を歌い終え、鳴り止まない拍手の中、笑顔でメンバーはステージを去った。終了は、20:30。
◆ チョット感想
2日間の東京公演。東京公演も、そういえばこれで最後。トークも演奏も絶好調。3時間30分近くの公演時間。1曲増えた事もあるだろうが、私が足を運んだ中で、最も長い時間。とはいえ、長さを感じさせないのが、スタレビのコンサート。
ステージ上で話している雰囲気ではないような、ステージ上での会話の運びに、アットホーム感が、漂っている。2日間の東京公演は、大盛況で、幕を閉じた。こんなステージ、2日も連続で見てしまうと、次が待ち遠しくて仕方が無い。