コンサートツアー 2000〜2001
「STARS」 44公演目
at 東京厚生年金会館 on 2000.9.23
〜模様替えのステージ〜
セットリスト |
M0:Overture“Stars” M1:Northern Lights〜輝く君に〜 M2:夢伝説 M3:今夜だけきっと M4:木蘭の涙 M5:夜更けのリフ M6:会えないよ M7:AMAZING GRACE ME M8:マシュ・ケ・ナダ M9:ジャスミン M10:Stay My Blue〜君が恋しくて〜 M11:トワイライト・アヴェニュー M12:追憶 M13:Be My Lady M14:季節を越えて M15:もうチョットだけ何か足りない M16:WHAT A WANDERFUL NIGHT M17:NO! NO! Lucky Lady M18:GET CRAZY M19:ふたり EC1:クレイジー・ラブ EC2:銀座カンカン娘 EC3:東京ブギウギ EC4:Stars |
M7・M9・M18:日替り楽曲 M13・M14:栄光のスタッフリクエスト楽曲 |
◆ はじめに
久々の、東京厚生年金会館での公演。早いもので、前回の公演から半年も経っている。前回、本会場で公演した時は、ツアーが始まったばかりの頃。そして、既にツアーが始まって半年が経過。まだ半分以上公演は残っているが、期間で考えれば、折り返し地点。はたして、どんな状況になっているのだろう。チケットも完売ということもあり、場内は満席。
今回の席は、2階。といえども、ちょうど真中の3列目。上からステージ全景が見渡せる位置。なかなか見易い。オペラグラスで、色々覗きこもうかなと、オペラグラスの準備をする。
◆ 本編前半(M1〜M10)
メンバーが出てきたのは、18:08。緞帳が上がると、拍手喝采の客席。メンバーの皆さん、秋バージョンの衣装。柿沼さんの赤いジャケットが、目を引くかと思えば、健ちゃんは、タータンチェックのベストで、キュートさアピール(いや〜女の子チックな衣装で)。要さんは、黒のロングジャケットで、シックでかっこいい。VOHさんと寺田さんは、モノトーンでかっこよく。登場してから、一気に、3曲かっとばす(という表現が今回は合うような気がした)。
メンバーの表情が凄く良い。なんと言っても、初めから軽やかに動いている柿沼さん。要さんも、飛ばしまくっている。そしてお客さんのボルテージも、急上昇。
「土曜日スペシャル」、「秋分の日スペシャル」、「オリンピックスペシャル」と、銘打たれた、本公演。そんな、スペシャルだらけの、今回。要さんは、「すごいよ〜〜〜」と、満面の笑みで言う。
お待ちかねの、爆笑メンバー紹介。メンバーが前に揃うと、VOHさんが、ジップアップジャケット(シャツかな?)のファスナーに手を掛け、ちょっと下ろす。これがまた、エロチック。ちょっと透ける素材を、素肌に羽織っていることや、VOHさんの、筋肉体型が、エロチシズムを与える。しばし、そんなVOHさんに釘付け。オペラグラスでじっくり見てしまった。
オリンピックネタ(印象に残ることだったかな?)でのメンバー紹介。相変わらず、笑いが絶えない、このトーク。
寺田さんは、「ソフトボール。アメリカに勝ったのが凄いですね。でも、ああいうのって、スポーツ解説者に左右される」と、コメント。
柿沼さんは、「一番見ているんだよ」と、要さんに言われながらのトーク。
「昨日の柔道でしょ!あれはどう見ても1本ですよ。NHKの有働アナも泣いてましたね。ついつい、私も涙が…」と、熱く語る柿沼さん。とにかく、オリンピックは、しょっちゅう見ているらしい。
健ちゃんは、寺田さんと同じく、ソフトボール。アナウンサーの実況中継を真似る健ちゃんに、メンバーも注目。
さすが、野球解説者になりたかった健ちゃん、上手い!
「水泳の水中カメラはどうなってるのか、不思議。いや、カメラマンが追っかけてたら凄いよなぁ〜と思って」と、続ける健ちゃん。
これに、要さんが、「下にレールが引いてあって、それでカメラが移動するんだよ。上から撮っていた時、見えたよ」と、答える。
VOHさんは、「いつも冷めてるのに、今回は結構応援しちゃってる。ナショナリズムなんて無いと思ったけど、ウルってきちゃったり」とコメント。「そんな事言って、毎回ウルってきてない?」と、茶化す、要さん。ソフトボールのルールのネタなども織り交ぜ、トークが進む。
笑いの後は、ア・カペラ。「AMAZING GRACE」と、「ジャスミン」は嬉しい選曲。「マシュ・ケ・ナダ」は、パトランプも回る、相変わらずの爆笑コーラス練習付き。このコーラスも、まとまりがどんどん出てきているような気がする。
◆ 本編後半(M11〜M19)
「世にも奇妙な恋物語」の内容が変化。一体いつまで、「ビューティフルライフ」ネタを続けるつもりなのか(ドラマ終了から既に2クール過ぎているし)と思っていたので、正直ホッとした。
「トワイライト・アヴェニュー」につながる、ロミオ君とジュリちゃん登場の第1話。登場人物も、コンビニの設定も変わらないが、恋への発展の仕方に変化が。両親の仲が悪かった事から、近所といえども、あまり口を聞く事のなかった2人。教習所(なぜか目黒の日の丸自動車教習所)で、遭遇し、互いに話をするようになる事からの設定。免許取得後、箱根への遠出のドライブ。なんと、山道でガス欠(笑っちゃうのが、「E(ガソリンの残量表示)」って、ガソリン一杯の「E」じゃないの?というロミオ君の台詞)。2人でガソリンスタンドまで、山道を歩く。満月がきれいに浮かんでいる。そして、友達から恋への発展…。要さんは、まだ慣れていないせいか、「山道を下っていると」と言っていたかと思えば、「登って…」と、ちょっと台詞が、ごちゃ混ぜ。そんな場面を見るのも、また楽しい。
「追憶」につながるストーリーは、大きく変化。前回の面影は無い。一例を紹介するというスタイルではなく、語り口調での紹介。要さんの語りが、とても良い雰囲気を作っている。
「栄光のスタッフリクエストコーナー」で選ばれたアルバムは、「LOVE SONGS」。4月の本会場での公演では、マニアックなアルバムを選んだので、ポピュラーなこのアルバムを、選択したらしい。「若々しいお客様へ、ばかばかしいスタッフより」で、始まった手紙。手紙のちょっとした変化に、スタッフの方の遊び心が見え隠れ。これが、また嬉しい。ちなみに、手紙の追伸は、「寺田さん、スタッフと仕事以外で話をしているのを久しぶりに見ました。まさか、今日のリクエスト聞こうとしたわけじゃないですよね」というもの。この時、「寺田は大丈夫。あぶないのは、あいつ(VOHさん)と赤いジャケットの人」と、要さん。柿沼さんのリアクションに、思わず笑ってしまう。柿沼さんは、アルバムタイトルを聞いた時に、少々固まっていたし…(要さんに、「5月の山形以来だけど、大丈夫?」と言われていた)。いつものように、歌詞カードをチェックする、要さん。この間、思いっきり練習モードの柿沼さん。「さ、2曲続けてで良いですか?」と、要さんはメンバーに確認。演奏に入ろうとした瞬間、「あ、アコースティックギター…」と、急いでギターを替える要さん。お客さんから、「しっかり!」と声も。準備を整え、演奏。野外ではよく演奏されている、「Be My Lady」は、久々に屋内で聴いたなと思いながら、耳を傾ける。「季節を越えて」は、ピアノ伴奏のみの、シンプルな構成。コーラスの絶妙さに、思わず鳥肌。柿沼さんの声が、凄く効いていたように感じた。
「100曲ライブ」ネタは、具体的な内容が少しずつ増えてくる。小学生以下は、無料になると太っ腹な発言!8月4日が、雨ならば、翌日に延期とも。これを聞いた時、「となると、月曜日、休み取らないとダメだなぁ」と思った。会社の夏休み直前の週だから、休みにくい所でもあるんだよなぁと、少々思ってしまう。
「NO!NO!Lucky Lady」で、初めて気づいた事が。「L・U・C・K・Y〜」の、寺田さんの声が入る出だし。この時、2階席で見ていて気づいたが、寺田さんは、右手のスティックを上に掲げて、リズムを刻んでいた(下で見ていると、シンバルを叩いているように見える状況)。「あんな事してたんだ〜」と思わず、口にしてしまった。日替りは、VOHさんがSaxの、「GET CRAZY」。キーボードスタンドを超える勢いで、飛ぶ健ちゃん。
◆ アンコール
「クレイジーラブ」での、柿沼さんと健ちゃんの、足をトントンする対決。この張り合いは、見ていて笑える。「東京ブギウギ」では、要さんのギターソロの部分で、タオルを頭に置く健ちゃん。「何やってるんだ?」と思っていると、「I’ve got〜」の部分で上に投げる健ちゃん。そして、凄く早いリズムに乗せて、壊れまくるステージ。
「Stars」前では、鳴り止まない拍手の嵐。ツアーファイナルを想像させるくらいの、拍手!満面の笑みで、応える要さん。あまりにものすごい拍手に、とうとう、土下座をした要さん。ステージも客席も、存分に楽しんだ時間。そして、最後は、要さんのキザな台詞で、「Stars」。終了は、20:16。
◆ チョット感想
いや〜。今回は本当に凄かった。ステージと客席のエネルギー交換。パワーアップの呼吸が、上手く合っているというのだろうか。メンバーも登場時から、本当に乗りまくっていたし、客席の、ボルテージ上昇も早い。要さんが、土下座をしたというのも、盛り上がりの凄さの証拠。
衣装も変わり、「世にも奇妙な恋物語」も模様替え。今回の公演では、結構、MCを、短めにしていた感じがした。ステージ初めの方で行う、アルバム紹介の話も短めだったし。なんとなくいつもより、トークは短いかな?と思ったが、終わってみれば、いつもと変わらない公演時間。何が原因?と考えてみると、拍手の長さ。これは大きいと思う。でも、この拍手は、なんと言っても、暖かい空間と盛り上がる雰囲気を作るのに、欠かせない。
さて、明日もチケットは完売だとか。明日は一体どうなるのだろう?