コンサートツアー 2000〜2001

「STARS」 34公演目

At 千葉県文化会館 on 2000.7.2

 

〜トラブルがもたらした、素敵な贈り物〜

 

<セットリスト>

M0:OvertureStars

M1:Northern Lights〜輝く君に〜 

M2:夢伝説 

M3:今夜だけきっと 

M4:木蘭の涙 

M5:夜更けのリフ 

M6:会えないよ 

M7:元気を出して

M8:マシュ・ケ・ナダ 

M9:不思議なチ・カ・ラ 

10:Stay My Blue〜君が恋しくて〜 

11:トワイライト・アヴェニュー 

12:追憶 

13:恋人のままで〜Autumn Love〜 

14:Triangle Love 

おまけー1:AMAZING GRACE おまけー2:ふるさと 

15:もうチョットだけ何か足りない 

16:WHAT A WANDERFUL NIGHT 

17:NO! NO! Lucky Lady 

18:Goin’ Back To 1981 

19:ふたり 

EC1:クレイジー・ラブ 

EC2:銀座カンカン娘 

EC3:東京ブギウギ 

EC4:Stars

※M7・M9・M16:日替り楽曲、M13・M14:栄光のスタッフリクエスト楽曲

 

 

 

◆ 開演前

地元の千葉公演。今回は友人と待ち合わせをし、車で会場へ向かう。

ツアートラックの写真も撮りたいし、駐車場が埋まる前にということで、早めに会場入り。

会場駐車場には、メンバーの車が勢ぞろい。ちょっと覗いてみたりする。健ちゃんの車、洗車した方がいいんじゃない?と、思ってしまう(笑)。

ツアートラックは、いつも置いてある場所になく、道路に沿った駐車場所に。

「なんて、写真が撮りにくい場所に…」と、言いつつ、何とか写真を撮る。ちょっと、危険な撮影(道路に出ないと、撮れないのだ)。

トラック両面の写真を撮る。トラックを含めて、皆で写真を撮ったり、顔にいたずらしたり(寺田さんの口に手を入れたり、花に手を入れたり(笑)。

出来あがった写真は、手が中に入っているようになっていたので、笑えたな)。

他のファンの人達もカメラ片手に、撮影。私達は、割とそこに長くいたかな。

今回の席は、なんと、初めての最前列。チケットを受け取ったときから、とても楽しみにしていた公演だった。

 

◆ 本編前半(M1〜M10)

メンバーが出てきたのは、18:06。オープニングはいつもと同じ。本会場での公演は、587日ぶりということ。

前日の大宮公演で見せていた、パトランプの、「はい消えた!」は、今回も登場。要さん、お気に入りっぽい。

さて、お待ちかねの、メンバー紹介。メンバー名を紹介した後に、お題発表。

今回は、「私のお守り」(千葉と言えば、「成田山」ということかららしい)。解答順は、寺田さん、柿沼さん、健ちゃん、VOHさん。

寺田さんは、「スティックとか、靴とかですかね?このスティックを使うと、普段は考えもしないような演奏が出来るとか・・」と、言うと、

要さん、「考えているんですか?」と。

「考えますよ!」と、珍しく強めの口調の寺田さん。それに続けて、「この靴をはくと…」と言葉を続けようとする寺田さんの言葉を遮り、

「普段では想像も出来ないような歩き方が出来るんですか?」と、大また歩きで、「こ〜んな歩き方とか」と、大また歩きをする要さん。

メンバーも客席も爆笑。本当は、「いいことがある」って続けたかった寺田さん。

柿沼さんは、「年男・年女の人が、5円玉に赤い紐を結んで財布に入れるとお金がたまるというので、僕は入れてるんですよ」と。

「へ?年男じゃないのに?」と要さん。その後、しばらく、要さんと柿沼さんの爆笑トーク(かみ合わないトークかな(爆))が、続き、

場内は爆笑の渦。結局、「だからさぁ、ここでは言い伝えの話じゃなくてさぁ」と、要さんに言い放たれる柿沼さん。

健ちゃんは、「この会場で、高校の時、ブラバンのコンテストに出たんですよね。その時、どっかの高校のコントラバスのネックが3本折れてて、

泣いてました。トラックでの運搬中に、どうも折れたらしい。トラックにはお守りの千羽鶴がありましたね。今思い出しましたよ。

かわいそうでしたねぇ」と。要さんは、「で、健ちゃんのお守りは?」。

「僕のお守りですか?別に無いですね」と、場内肩透かしを食らう。

VOHさんは、「ファンの皆さんからもらったお守りが、一杯かばんに入ってますね。1年経ったら神社に持ってってるんですよ」と。

VOHは、何でも売り飛ばしちゃうんだよねぇ」と、またしてもいじめのお言葉の要さん。

 

◆ 本編後半(M11〜M19)

「栄光のスタッフリクエストコーナー」で、選ばれたアルバムは、「楽団」。

「私達スタッフも、千葉は大好きです。千葉と言えば船橋競馬場…(一同笑)そういうことではなくて、落花生。

落花生と言えば、落下傘…」と、手紙の文面。

つまりは、落下傘のジャケットということで、選ばれたアルバム。

要さんは、この手紙を読んで、「そうきたかぁ。落下傘…パラシュートだよね」と。

ちなみに今回の追伸は、「VOHさん、開演前にスタッフ楽屋に来て、今日のリクエストは何だ?と脅迫しないでください」。

前日同様、「要さん、歌詞大丈夫ですか?」もあり、要さんのノックにより、歌詞カードが、投げ込まれる。

要さんは、「Triangle Love」の歌詞の方が、気になるよう。歌詞も確認し、演奏体制に入るが、

「あ、ギター違うや」と、直前に気づき、ギターを持ち直す要さん。

ここで、いつもの様に100曲ライブの話。今日は、「大都会」のイントロ歌ってくれた、要さん。

そろそろ次の演奏に…という時に、トラブル発生。スピーカーから音が出ない。

大宮の時も発生した、「バリッ」という音の後に、音が出なくなった(大宮の時は、特に問題は無かった)。

どうやら、ステージ内のスピーカーは、大丈夫なようだ。この事態に、ちょっと戸惑い気味の要さん。

要さんのマイクの音は出ているみたいだったが、どうも、それはステージ内に聞こえていているのが、最前列にいた私の耳に届いたよう。

実際は、客席には聞えていないらしい(客席へのスピーカーが、故障)。

ステージと客席とで、「聞えてる?」、「聞えな〜い」のやり取りが続く。客席も、聞える人と、聞えない人に分かれていた。

要さんは、苦肉の策で、「じゃあ、健ちゃんと私とで何か…」と提案。すると、スタッフから、「ピアノもだめ!」と言われる。

どうやら復旧には、しばらく時間がかかる模様。

メンバーが、前方に集まり、ア・カペラをやることに。マイクの音が、客席に届かない事から、生声で、「AMAZING GRACE」。

とにかく、これを、最前列で聴けたことは、本当に嬉しい。メンバーの声に、じっくりと耳を傾ける客席。勿論大きな拍手。

これで、スタッフに確認を取ると、スタッフから、「もう1曲」という合図が。

「今度はマイクを入れないと、後半つぶれちゃうので(声が)…」ということで、かろうじて使える、要さんのマイク1本を使って、「ふるさと」。

ステージ袖では、スタッフが、バタバタと復旧作業。歌い終わった後、スタッフを見た要さん。

何とか、応急処置も終了したということ。メンバーも客席も、ほっと安心。通常メニューに入る前に、

「ただでさえ終わるのが遅いのに、トラブルが起きてさらに遅くなってしまって会館の皆様申し訳ございません。

一生懸命復旧作業をしてくれたスタッフと、待ってくれた皆に改めて御礼をいいます。ありがとう」と、要さん。

大宮公演の時にも、調子がちょっと悪かったような感じがした。

前日の、「トワイライト・アベニュー」の最後の音が、聞えなかったのは、この前兆だったのだろうか。

でも、このトラブルで、得した気分になったのは、私だけではないはず。

トラブルがあったものの、何とか、通常メニューへ戻る。より一層盛り上がっているような、雰囲気。

 

◆ アンコール

前日同様に盛り上がる。トラブルの関係もあってか、盛り上がっている中でも、スタッフは袖で、バタバタとしている。

やはり色々と大変なんだろう。

メンバーは、本当にいい表情で、ステージを後にした(終了は、21:30頃だったかな?)

 

◆ チョット感想

トラブル発生は、とても素敵な贈り物を招いた。実際には、メンバーもスタッフも大変だったと思う。

ア・カペラが出来るスタレビだからこそなせる技とも思ってしまう。

もし、声で魅せる事が出来なければ、スピーカーから音が出ない場合、どう対処するのだろう。

こういう所で、実力が見せつけられるのではないかな?と思う。

今回は、最前列で参加。

初めてだったが、最前列と言うのは、実際には、ステージを見上げるので、首が疲れるものだなぁと思った(贅沢な悩み)。

おかげで、もの凄く、だらけた姿勢で見ることに。万年肩こり持ちにとっては、ちょっときつかった(だから、贅沢な悩みだね)。

ただし、最前列と言うのは、メンバーの流れる汗、表情等がよく見える。息遣いも届きそうな感じだ。

これは、やはり最前列で味わえるものだなと思う。今回は、VOHさんの目の前。目の前で踊るVOHさんは、圧巻。

千葉公演は、相変わらずいつものように盛り上がった公演だった。次は、2週間後の、神奈川県民ホール公演。