STARDUST REVUE 
  「Heaven」TOUR 56公演目
at 神奈川県立県民ホール on 2003.12.23

〜3年ぶりの横浜イブイブ公演〜


<セットリスト>
 M1:Single Night 
M2:Step by step 
M3:Get Up My Soul 
M4:クレイジーラブ 
M5:One Night Rose 
M6:Joanna 
M7:ルイジアナムーンが輝けば 
M8:My pride, your pride 
M9:Tears in heaven(エリッククラプトン) 
M10:季節を越えて 
M11:トワイライト・アベニュー 
M12:ふたり
M13:夕暮れのスケッチ
M14:デェラ・シエラ・ム 
M15:夢伝説 
M16:Smiling Face 
M17:NO! NO! Lucky Lady 
M18:電光石火で引き分け主義 
M19:Northern Lights −輝く君− 
M20:Heaven
EC1:きよしこの夜(ハンドベル)〜White Christmas(ア・カペラ)
EC2:Beat に愛を込めて 
EC3:Goin' Back To 1981 
EC4:今夜だけきっと
※日替わり:M9、M10、M12、M13

 <サポートメンバー>
 G:岡崎昌幸 Key:添田啓ニ
  	
 開演 17:40 
本編終了 20:20 
終了 20:55

1.はじめに

久しぶりに、イブイブに横浜に戻ってきたスタレビ。調べたら、2000年の横浜アリーナ以来である。2000年までは、10年間程、毎年恒例で、イベントライブを行っていた。今回は、ツアーの一環であるが、特別な事が有るだろうという期待を胸に秘めて、チケットを取った。数年前迄は、今日というこの日は、「スタレビの日」と自分の中にあったために、本当に、懐かしい。期待を持っていたお客さんも多いのか、今日のお客さんの入りは、以前の動員位はあったと思う。

横浜にて友人と待ち合わせをし、バスで会場へ。この方法を知ったのは、前回ツアーの時であるが、バスを使うと、楽チンであり、ともすれば、所要時間が短くて済む。

先に種を明かせば、期待通りに、クリスマス仕様であった。久しぶりに聴けた、ハンドベル。懐かしさが一杯である。またここ数年、ツアーの千葉公演ではステージに姿を見せていたSaxの山本公樹さんが、今回は登場。公樹さんの姿を、この日に見られるとは予測をしていなかったので、これまた、狂喜乱舞で嬉しい限りだった。

ちなみに、本公演が私が行く、本ツアーの最後の公演である。


2.曲について

日替わり楽曲は、多分全制覇はしていないと思う。割とダブって聴いているのがあるが、今回は、久しぶりに「ふたり」を聴けた。この曲が、日替わりメニューにあるのを知らなかったので、結構嬉しかった。添田さんのイントロピアノも、なかなか良かった。

クリスマスバージョンは、アンコールで登場。サンタ衣装のメンバーが舞台花道から、3対3で分かれて登場。この登場には、場内から歓声が聞こえた。おそらく、今日ここに来ていたお客さんは、何かしらの期待を持っていた人が多いと思う。懐かしのスタレビのハンドベルは、息もぴったり。この6人での披露は、初めてである。クリスマスソングも、久しぶりに耳にした。この後に、通常のアンコール楽曲が来たわけだが、「Beatに愛を込めて」で、要さんがSaxの代わりにギターを奏でていた部分で、公樹さんが登場。客席からは、大興奮の声がこぼれていた。千葉公演では、今ツアーでは登場しなかった公樹さん(体調の問題もあったのだろう)。こうしてこのクリスマス仕様の公演に、彼が登場したことは、ダブルで嬉しい贈り物。
しかも、この曲だけではなく、「Goin'Back 1981」でも続けて登場。Vohさんとのダブルサックスが良かった。要さんとのセッションも見もの。相変わらず、息があっている。お互いが、本当に好き同士なんだなというのを、改めて実感した。とにかく、公樹さんの登場は、ステージも客席も、興奮度を一気にアップさせるものだった。


3.MCについて

今回、本編でのトークは、若干はしょっていたような気がした。実はこの時点で、「やはり、お楽しみはある?」と、密かに期待を高めていたのだが。

ゲストコーナーで、呼ばれたお客さんは、初スタレビだったようで、いい記念になったと思う。しかも、昨日、FM横浜で今日のチケットがあまっていると聞いて、一人で当日券で参加したという、本当に、ラッキーな人。きっと次もくるだろう。

そうそう、アンコールのMCで印象に残ったのがある。「ライブを行うバンドは、ライブバンドなのに、特別に、僕らが、ライブバンドと呼ばれるのはなぜか?」というのを、要さんなりの解釈で話していた。要さんの結論は次の2点であった。「アルバムがあまり売れない」、「見ないとわからない」。これらは、非常に納得のできる内容で、「まさにその通りだな」と思った。


4.ちょっと感想

とにもかくにも、公樹さんの登場は、本当に嬉しかった。前日は、公樹さんのライブが、南青山MANDALAであったが、今回は行けなかったので、今日の登場は、心底嬉しかった。メンバーも、本当に楽しそうだった。クリスマススペシャルも期待通り耳に出来、やはり、行って大正解。アンコールは、まさに、スペシャルバージョン満載。あまりにもアンコールの印象が強すぎて、たいしたレポートになっていないが…。

そうそう、終演後、3階席にいた友人に聞いたところによると、要さんの投げたピックが、3階に到達していたという。恐るべし、根本要の肩。凄いテクニックである。

こんなによかったライブでも、これさえなければ…ということもあった。かの有名な、あの踊り狂う彼女が、近くにいたこと。顔をはじめて知ったが、いやはや、なんでしょう、本当に凄かった…。これさえなければ、本当に、完璧だったのだが。まあ、こればかりは、選べないので仕方ない。

前回のスタイルツアーは、個人的には、好みではなかった。今回のツアーは、おかげで行く本数が減ってしまったが(それでもそれなりには行ったが)、今ツアーを見ると、次も行きたいなという気分に戻った。やはり、楽しいライブであった。