〜やはり、「愛」があるかな〜
<セットリスト> M1:Single Night M2:Step by step M3:Get Up My Soul M4:クレイジーラブ M5:One Night Rose M6:Joanna M7:ルイジアナムーンが輝けば M8:My pride, your pride M9:Heaven(ブライアンアダムス) M10:一秒も離さない M11:トワイライト・アヴェニュー M12:追憶 M13:夕暮れのスケッチ M14:夢伝説 M15:Smiling Face M16:NO! NO! Lucky Lady M17:電光石火で引き分け主義 M18:Northern Lights −輝く君− M19:Heaven EC1:Beat に愛を込めて EC2:Goin' Back To 1981 EC3:今夜だけきっと <サポートメンバー> G:岡崎昌幸 Key:添田啓ニ 開演 18:11
本編終了 20:40
終了 21:00
久し振りのスタレビ。前回の「Style」ツアーが好みではなかった為、今回のツアーは初日をパスした。みっちーの「うたかた。」ツアーゲネプロ公演と同じ、ハーモニーホール座間という場所もパスした原因(みっちーの時に、「遠すぎる…」と感じた為)。まずはアルバムを聴いてから、行くかどうかを決めようと思った。アルバムは、前作よりも良いと思ったので、とりあえず、地元千葉は行こう!と決め、ローソンチケットの一般先行でチケット購入。千葉翌日の大宮公演のチケットは、購入を控えた。まあ、正直なところ、「様子見」という状態でチケットを手にした。こんな思いで、スタレビのチケットを買ったのは初めてだ。
当日は、なんと台風。「何で台風なのさ…」と思ったが、夕方には雨も止んでいた。会場には、開場時間前に到着。先月はみっちーで、同会場に足を運んだが、人の多さが既に違う(苦笑)。もしかして、お客さん少ないのだろうか?とさえ思ってしまう。入り口のドアは、1階席と2階席に分けられていたが、開場時間になって開いた扉は、1階席扉のみ(ちなみに、こんな風に分けていたのは初めての経験)。ますます、客入りが怪しい…。珍しく開場待ちの列に並んでいたので(しかもかなり前で)、開場してからすぐに中に入れた。まずは、グッズ売り場に足を運ぶ。今回のグッズキャラクターは、結構可愛い。グッズ購入は、手持ち金が少ないので見送り。後は忘れてはならない、FC更新。コンサート会場で更新手続きをするのは、この時期の恒例。郵便局に行かなくて良いし、手数料かからないというのが魅力的。目的も果たし、ロビーで遭遇した友人達と話をした後、客席へ。
今回の席は、26列目のほぼ真中。1列前なら、通路沿いで良かったなとホールマップを見て思っていたが、1列前は、関係者席だった。また、同じ列の隣ブロックには寺田さんの家族らしい人達を発見。お子さんの顔が、寺田さんに非常に似ていたので、寺田さんの家族?と思っただけだが、実際はどうなのだろう。
前の列の関係者は、どうなの?という行動もしていたが、そのおこぼれを貰ったのも事実。その人は、本日の演奏予定表を大きく広げて見ていたのだ。そう、後ろには一般のお客さんがいるのにもかかわらず。そんなものが目の届く範囲にあれば、見たくなるのが人間。じっと見て、演奏曲の把握をした。日替わり曲にある曲を見つけて、「おっ!!これはすごいぞ!」と心の中でつぶやいた。
こんなことをしているうちに、場内アナウンスが掛かる。開演が近づいてきた。お客さんはどの位いるのだろう?と思い、上の席を見ると、誰もいない・・・。「まじですか?!」と思わずにいられない。1F後方も埋まっていないようだが・・・。雨のせいもあるかもしれないが、この会場で、こんなにお客さんが少ないのは、初めての経験だ・・・。
2.本編
開演予定時間を、10分ちょっと押しての開演。「Heaven」のコーラス部のSE。緞帳が上がると、岡崎さんと添田さんのシルエットが浮かぶ。 メンバーが、薄く照らされるステージに1人ずつ登場。最後に登場したのは、要さん。ステージに全員揃うと、客席からの歓声も大きくなる。ステージセットは、シックな印象。
「Heaven」のメロディーから、1曲目の「Single Night」へ繋がる。久し振りに、生で聴いたような気がする。これが1曲目というのも意外だった。2曲目の「Step by step」で、お客さん達が立ち上がる。3曲目は、「Get up My Soul」とノリの良いナンバー。「Get up〜」は、微妙に、振りが変わっていた(と言ってもやる事は一緒だが、入るタイミングが頭出し)。要さんの振りを見ていると、なんだか、少し滑稽に思える(別に悪い意味ではない)。お客さんは少ないながらも、早くも盛り上がりを見せる。
3曲ノンストップで演奏した後、MC。とはいえ、普通のMCとは少し違う。添田さんのKeyをバックに、要さんがリズミカルに展開。最初のMCといえば、「ようこそ〜!!」からのスタートだ。本日は台風だったせいもあり、「足元の悪い中ありがとう」と要さんが口にする。「行くぜ〜!」「イエーイ!」のコールアンドレスポンスを見せながらも、「コンサートで『行くぜ』と言って、『どこへ?』と言う奴はいない」と面白いことも口にする。「スターダスト!」「レビュー」、「急がば」「回れ」等のやり取りも行う。お客さんも少ないながらも、揃えて返答するところも素晴らしい(笑)。ポカリスウェットが今回のツアー協賛であることから、紹介も忘れずに行う。帰りにはお土産も貰えるらしく、この「お土産」ネタが出た時に、沸きまくる客席。要さんによれば、前半はダンスナンバーの集まりらしく、この台詞にも客席は盛り上がる。
「クレイジーラブ」は、「STARS」ツアー以来。先ほどのトークの流れから綺麗に繋がった曲で、要さんのタイトルコールが、なんとなく色っぽかった。あの時の健ちゃんの様子が、脳裏に浮かぶ。三谷さんもこの曲では、激しく動いていただけに、添田さんがおとなしく見える。振りがないのも少々寂しいと思いつつ、この曲はやはりかっこいいと思う。照明雰囲気も非常に良かった。赤系統を使っていた記憶が有る。
「One Night Rose」は、初めて生で聴いたと思う。イントロで盛り上がる客席。結構、登場回数少ない曲だろうな。これが聴けただけでも、かなり嬉しい。
2曲続いた後、再びMC。またしても、「ようこそ!」から始める要さん。今回のツアーテーマは、「いかにMCを減らすか!いかに凝縮した内容にするか」ということらしく、要さんが自分の話術について説明を行う。題して、「ブーメラン話法」。間に色々挟んでも、結局、元の話に戻るということらしい(説明を聞いても、分ったようで分らないようで。あ、これが、ブーメラン話法なのか?!)。要さんによると、今回のツアーMCは、「あれ?今日MC少ないんじゃないの?あれ?でも3時間?」と思ってしまうようにするとか。「Heaven」の話も行う。「V」は「下唇をかんで」という説明まで交えて、軽快にスタート。「何が幸せで、何を求めているのか?」とまじめに言ったかと思えば、ジャケット話やCDのおまけ話に展開(中身の話はそっちのけ)。客席に笑いを起こさせながら、トークを進める。この話、実は次に演奏するものに結び付けていたりする。
アルバム「Heaven」の話の後は、やはり最新アルバム「Heaven」からの選曲。「Joanna」「ルイジアナムーンが輝けば」「My pride,your pride」と、3曲続けての演奏。先程のMCで、それぞれの曲紹介を行っていた。「ルイジアナムーンが輝けば」は、「埼玉の曲」と紹介された。「何故に?」と思っていると、「雰囲気です」と要さん。後日、FC会報を読むとその理由がわかったが、会場では謎だった。今回のアルバムは、前作「Style」よりも好みなので、生で聴くのも良かった。この3曲の中では、「ルイジアナムーンが輝けば」が一番好みだ。ちなみにこの曲、みっちーの「愛憎」という曲に、微妙に雰囲気が似ていると思う。
次曲紹介を絡めて、3回目のMC。「喋っている時と歌っている時は、人格が違う」と自らのことを、形容する要さん。ここでは、「何故アルバムを作るのか?」について話をした。要さんによれば、アルバム製作は内面との戦いで、作って終わりではなく、ライブで的確に表現をしたいという事のようだ。だから、アルバムを作ってライブを行うという事を、繰り返しているという。生で初めて表現してからこそ、その曲を伝えることができる、そんなような事を言っていた。それと今回のツアーでは、会場のBGMには(開演前にBGMが流れている)、「Heaven」な曲を選択しているということも話す。これは勿論、「Heaven」というツアータイトルに引っ掛けたもので、世の中にある「Heaven」というタイトルが入っているものを選択したという。毎ツアーにおいて、BGM選択には気を使っているということだった。この展開から続いたのは、次に演奏する曲の話し。次に演奏するのは、「Heaven」なカバーということ。曲紹介をして、「聴いたこと有る人もいるでしょうし、知らない人はおとなしく聴いてください」と要さん。ここで、「別におとなしくしてなくても良いんじゃないの?」と柿沼さんが突っ込むが、「別に踊ったり騒いだりする曲じゃないし」と要さんに言われる始末。挙句、「こいつ(柿沼さん)の言うこと、何でも信じたらダメですよ」とまで言われる(笑)。カバーといえどもアレンジはするのだろうと思えば、「そのまんまやります」と断言する要さん。今回は、完全にコピーで演奏するようだ。
「Heaven」なカバーとして本日選ばれたのは、ブライアンアダムスの「Heaven」。演奏前に、「よそ様の曲はチョット萎縮して」とギターを小脇に抱えての要さん。演奏は、萎縮など勿論なく堂々と。
メンバーがステージ中央に集まって、4度目のMCコーナー。ここでは、メンバー紹介。簡単に紹介を行い、「ブライアン根本です」と自己紹介をした要さんは、「ミドルネームっていいよね」と思いついたかのように口にする。「Voh」さんの「ボー」は「坊」と言ってみたり、柿沼さんには「リラックス、ホリデー」等がぴったりだと言う。これに納得いかない柿沼さんに、「だってさ、走ったとこ見たことないもん」と要さんが言い放つ(メンバーも同意)。柿沼さんの走りは、かかとが見えないと言い、真似をしてくれた要さんに、大笑い。
ここで、ゲストを招くといきなり話題転換。「ゲストっていうと、ラジコンカーとか思うでしょ?」と。なんと、ここでのゲストは、客席にいるお客さん。ステージから最も遠い席のお客さんが、ゲストとしてステージに招かれるというシステム。「前も後ろも同じチケット代でしょ?後ろの人かわいそうじゃない」という理由からの、今回の企画。今回の一番遠い席というのが、なんと1F席。しかも、一番後ろの座席ではない(苦笑)。要さんも、「2Fくらいから来て欲しかったね…」と口にしていた。ゲストのお客さんをステージに招いてのトーク。今日のゲストは、千葉市内在住の男性。添田さんが松戸市在住ということから、千葉市民から見て松戸ってどうなの?とトーク展開。松戸市は千葉じゃないなど繰り広げる(それは常磐線だから)。サイゼリアはやはり良く行くのか?(これは、公樹さんが千葉県民で良く行くから)と要さんがゲストに質問したりする。ちなみにゲストの彼は、ステージいても違和感が無く(着ている物も合っていた)、要さんに、「ここにいても違和感ないね。ポジション的には柿沼だな」と言われていた。この彼は、ステージに用意されたリラックスシートで、曲を聴くことになる。ちなみに、首にはレイが掛けられている。リラックスシートは、ズバリ、柿沼さんのポジション。椅子とテーブルが、そこに準備されていた。ゲストの彼は、そこへ案内される。
「一秒も離さない」は、伴奏打ち込み曲としての披露。メンバー6人がコーラスを繰り広げ、その後ろ姿をゲストが見る。その光景を客席が見る。不思議なステージ光景。コーラスワークが、非常に良かった。
ゲストの彼に、お土産が手渡される。が、ここはスタレビ。普通に渡すわけがない。今回のツアーグッズ数品を、要さん以外のメンバー5人が用意する。そしてそれぞれについて、各人がコメント。Vohさんは、エプロンを付けてエプロンの説明。「新婚さんにはぴったり!裸にエプロンですよ」と説明。添田さんだったか、「最高級の…」と言ったら、その後のメンバーもその言葉を簡単にアレンジして、「最上級」等と説明をしたのは。ゲストは、ここでステージを去る。ちなみに、客先で聴く方が良いそうだ。
「トワイライト・アヴェニュー」は、ア・カペラで。これは、鳥肌が立つくらいのコーラスで、凄く綺麗だった。出だしの、音が上がって行くグループと下がって行くグループのコーラスワークが、「おおおお!!」という印象。やはり、名曲だ。
この後、曲紹介。「Super Donuts」に入っていることから、そのアルバム名の説明も行った。「シングルって言うのは、バンドの顔にもなるんだけど、僕達にはそれがない。いつも、そういうつもりで出すんだけど。一度で良いから、『曲が一人歩きして…』と言ってみたい」ということも、話していた。この後は、バラード特集、シングル特集と銘打ち、隠れた名曲、隠れてしまった名曲、知らない名曲等を歌うらしい(いわゆる、日替わり)。
「追憶」の照明は、凄く印象に残っている。七色の照明が、凄く幻想的で、美しい。「夕暮れのスケッチ」も、好きな曲の1つで、これを生で聴けたのも嬉しい。
この後、先程演奏した2曲と次曲の紹介を交えたトーク。「夕暮れのスケッチ」はTVで使われていた話もする。相変わらず要さんのトークには笑いが起きるが、意味不明な部分もある曲紹介(笑)。真面目なこともさらっと話すのも、要さんらしいのだろうか。「音楽は心の力。音楽の3要素は、『リズム、メロディ、ハーモニー』で、これらが揃って良い音楽が、成り立つわけだけど、音楽だけじゃなくて、どんなことでも当てはまるなと思う。『リズム』はちょうど良いタイミングを計るということに置換えられるし、『メロディ』はそれを行う為の基本的部分であって、『ハーモニー』はそれを進める上での調和。この3要素のバランスって大事だよね」ということも、関連付けて話す。こういう展開が、不自然でもあり、自然でも有る。これが、要流というべきか。このバランスが丁度良かったのが、「夢伝説」と繋げる。
「夢伝説」は、「ベンベンベン」な曲と紹介。実際にシンセを弾く添田さんが、イントロを「ベンベンベン」と思っているから。要さんは、「ボンボンボン」だそうだ。Vohさんに、パーカッションでやるとしたら?と振ったら、ジャンベを抱えて、やってくれた(でも、それは嫌。そのまま放置されたVohさんだった(笑))。要さんによれば、こういう始まりの曲は、珍しいとの事。言われてみればそうだなぁと思った。岡崎さんも、キーボード演奏。「夢伝説」を含めて5曲を、続けて演奏。後半にも、ノリの良い曲を持ってきた構成。
「Smiling Face」は、初めて生で聴いた。中奏部では、添田さんのKeyを先頭に、柿沼さん、Vohさんと3人の見せ場が合った曲。
「NO! NO! Lucky Lady」は、いつもよりイントロが派手目な印象だった。寺田さんの声が、良く響いていた。「Thank you for CHIBA」とコーラス部を締め、音が入る。
「電光石火で引き分け主義」では、「モンキーダンス!」という掛け声が合ったが、個人的には合わないと思う。ノリの良い楽曲の後半は、曲に合わせて照明の動きもあり、これも見所。
本編ラストのMCは、かなり真面目なトークで展開。笑顔で一礼してから、要さんは口を開く。「音楽の最高な楽しみ方だなって、そんな事を思いながら楽しんでしまいました」と話を進める。この後は、社会的な話しを絡めつつ、音楽への思い、アルバムへの思いをつづる。悩みながら作って、「自分は音楽なんて向いてない」と思う事も有るそうだ。それでも、出来た時は、「俺って天才じゃん」と思うらしい。要さんは、「今の社会は、何を糧にして生きていけば分らないという部分もあると思うし、何の為に生きているか分らないけれど、きっと楽しむ為に生きていると思う。愚かさや尊さ、悲しさとか、そういった物を全て含めて、愛情も含めて人と接して行くんだろうなって思うんだ」とも話していた。
本編ラストの曲は、アルバムタイトル、ツアータイトルでも有る「Heaven」。アルバムで聴くよりも、数段良かった。魂を感じる。改めて重い歌詞だなと思ったが、良い曲だとも感じた。とにかく、要さんの歌い方が良い。若い子達では、こうは歌えないだろう。ドラマティックな展開での演奏も良かった。ア・カペラを有効活用したり、ドラム・ギターのアクセントも良かった。コーラスも、とても際立っていた曲。「天国はどこにあるのですか いつかいけますか 誰も答えてくれない」は、この曲の印象的部分だ。
「どうもありがとう」と一礼をし、メンバーはステージを去る。
3.アンコール
アンコールでは、岡崎さんがツアーグッズのTシャツを着て登場。要さんは、満面の笑顔で「みんなどうもありがとねー」と陽気に発する。メンバーが揃うと、聞き覚えの有るファンファーレ音が鳴る。客席から、大きな歓声が起きる。
「BEATに愛を込めて」では、サックスの山本公樹氏の登場を期待していたが、今回は出なかった。ここ数年、千葉県内公演では飛び入りで登場していたので期待していただけに、少し残念。岡崎さん、この曲でもキーボードを演奏。
勢いがついた状態で、「Goin' Back To 1981」へ。前曲との繋ぎは、要さんのソロギター。流れるように、繋がっていた。各人の見せ場もあり、要さんは途中で、「1曲終わるごとにラストが近づくよのう」と悪代官の様に口にした(要さん自身が、「悪代官みたいだね」と言っていた)。それでも曲は終わるわけで、「どうもありがとう!」と最後のMCが行われる。
客席からは、相変わらず長い拍手。「こんなに雨の時に、スタレビに付き合ってくれてありがとう」と、まずはお礼。「ありがとう」という言葉、よく考えると、スタレビのステージではよく耳にする言葉だ。「今年は23年目、長い間聞いてもらっていると結婚や出産などもあるでしょう。最近、5,6歳のお子さんをよく見かけるんだけど、凄く楽しそうなんだよね。俺らの曲が理解できるのか?と思ったんだけど、そうじゃないだよね。お父さんやお母さんが楽しそうだから、きっと楽しいんだろうなって思うんだ。幸せは伝染するんだなって思う。こんな時代だから考えなきゃいけない事、1人1人感ずる事などを、発して行かなければいけないと思う」と話しながらも、「次に来る時は大切な人と一緒に来てくれるると嬉しい。そうすれば、チケットが一気に捌けるかなと…」と、誘い文句も忘れない。「またここで長くなっちゃったね。また時間を共有できたら良いなと思っています」と締めて、最後の曲へ。
「今夜だけきっと」が、今ツアーのラストナンバー。最後の曲も、コーラスワークが凄く良かった。大きな拍手の中、ステージの幕が下りた。
4.ちょっと感想
冒頭に書いたが、今回のツアーは本当に、チケットすらどうするか?と思っていたツアーだった。それだけ、前回ツアーが好みではなかったということになるのだが、今回は、行って良かったと思う。
コーラスは凄くまとまりがあり、綺麗。曲構成も凄く良かった。懐かしい曲、初めて生で聴いた曲と、嬉しい選曲だった。照明も凄く綺麗だった。壁面を上手く使った照明効果、2階席で見ると、みっちーで感じるような、包み込まれているという感覚に陥るような照明だと思う。スタレビの照明は、毎回きれいだと思うが、今回は、ここ数年の中で最も良いと思う。色使いなども、幻想的だ。
今回の日替わりは、4曲。「Heavenなカバー」、「打ち込み楽曲」、「シングルとアルバムの曲」のコーナー曲。冒頭で、業界人が見ているセットリスト表内の日替わり曲で、凄いぞ!と思うのが有ったと記載したが、この曲は変更になったようで、演奏されなかった。予定では、「Let's Call It Love」だった。この曲、参加する公演で聴く事が出来るだろうか。
衣装は、基本的に、ジーパンで揃えているみたいだったが、柿沼さんだけいつもの様に、黒パンツ。ジーパンをはけないのだろうか、柿沼さん…。
要さんは、MCは簡潔に要点を!と、最初に話していたが、予想通りそんな事は出来ていなかった(笑)。それでも各MCコーナーは、いつもよりも短かっただろうか。トータルすれば、いつもとかわらないような気もする。要さんのトークを聞くと、みっちーも10年後、言っていそうだよなと思う。根本的には、発言内容、よく似ている。特に今回はいつも以上に感じた。
アルバム「Heaven」のテーマは、「愛」と考えているが、このツアーも、「愛」がテーマのように思う。愛といっても、「男女」だけの愛ではなく、「広い愛」。トーク内容にも、そんな事を感じる事がちりばめられていたと思う。
ポカリスウェットのお土産は嬉しいが、コンサート協賛だけでなく、CM曲にもスタレビを使って貰えたら嬉しい。
翌日の大宮公演も気になるところだが、チケットは珍しく取っていないのと、当日券は高いので、おとなしく止める事にした。
それにしても、お客さんは少なかった。1F席も30列目くらいまでしかお客さんいないし(ちなみに、36列まで有る)。こんなに少ないのに、バックステージパス抽選に応募していなかったのが、勿体無い。当選率、普通の会場より高いだろうに…。毎回気付くと、締め切り過ぎているんだよな…。
次に行く予定は、11月の東京公演だが、この時はさらに良くなっているのだろう。