及川光博ワンマンショーツアー 2001〜2002 「禁猟区〜サンクチュアリ〜」 at 千葉県文化会館 on 2002.1.24(20公演目) 〜お尻文字登場〜
1. はじめに 今更ながら、レポートを書いてみよう。ツアーもすっかり終了して、ライブアルバムも発売している現在。既に、2ヶ月以上前の内容だが…。当時、公演終了後にメモをしていた内容からレポートとして起こそうと思う。 千葉公演のチケットは、FC先行のe−ticketで、入手。元々、郵便振替で先行分を申し込んでいたが、なんと!手数料不足で、返金。その為、受け付けがまだ締め切られていなかった(本当に良かった)eチケで、申し込みを行った。席は、12列のセンター。結構良席と思いながら、楽しみに待つ。本公演は、平日だった為、会社はフレックスを利用して、会場に向かう。友人と会場前で会い、会場内へ。入場の列を横目に、列に並ばずに先に入る(群馬ではこれが出来なかったのが、ちょっと納得行かなかったけど)。席に着くと、本当に、真ん中。見易い位置だ〜と、思う。 2.本編 18:36、客電が落ち、「バラの美しきを…」と、ミッチーの声が場内に響く。私はここで立つのはあまり好きじゃないが、周りのベイベー達は、立ち始める。幕が上がると、ステージの明かりが眩しい。ミッチーは、高い位置で中央に。そう、この時に気付いた。今迄、ワイヤーで吊るされていると思っていた椅子は、実はクレーンタイプだったということに。群馬公演では、あんなに前で見たのに、ワイヤーだと思っていたなんて…。今回は、正面中央の位置だった為か、その形がよく見えた。ベイベー達の、「きゃ〜!」という歓声も、1曲目のイントロと共に、響き渡る。この席は、ステージ上のミッチーと目線高さが一緒。このことに、始まって早々に気付き、早くも、「私のために歌ってくれている」とか、「目が何度も合う」という、勝手な思い込みを起こす。この位置で、正面からミッチーのステージを見るのは、初めて。程よくステージが近く、かつ全景が視界に入る位置。こんな状況なので、いつもより早く、気分が入り込む。そういえば、ゆかベイベー、本日は、ウィッグ無しでの登場。ショートヘアーが、可愛い。 「三日月姫」では、「踊ってちょうだい」と、ちょっとオカマっぽい口調も交え、「その術を僕は知らない」まで、パワフルにステージが進む。 3曲終了後、櫛で御髪を整えるミッチー。客席に鏡を向けて、「反射!」とかやって遊んでいた。今回もパワー全開の、舌好調トーク。2Fベイベーを狂喜乱舞させるために考えたと言う、尻文字も披露。かなりキュートな動きだった。「2階、ラブ」と書いただろうか(既にかなり前の事で記憶があやふや)。 この日の係は、たくさんあった。珍しく、男子が櫛係。彼女と来ていたのか、最前列のスーツを着た男子を櫛係に任命。しかも、「櫛は、胸ポケットに入れておく事」と、ミッチーに指示される。その他の係は、「吐息」、「失神」、「みつめて」、「いや〜ん」、「コイツ」の5つ。 吐息は、「あ〜ん」と色っぽく、失神は、「あ〜」と言って倒れる、「みつめて」は、「『見つめて』と言ったら、両手を胸の前で組んでミッチーを見つめる」、「いや〜ん」は、本当は嫌じゃないんだけどっていう意味合いで「いや〜ん」と発し、「コイツ」は、ミッチーが、指でおでこをツンとする仕草をしたら、ツンとやられたように、頭を後ろにする仕草。どれも、客席が揃っているので、ステージ上のメンバーも、客席も大受け。この係は、客席をいくつかに分けてやっていたのだ。ミッチー自身、あまりに面白くなってしまい、係をどんどん考えていったような状況だった。手を叩いて笑いながら、「面白いね〜」とも言っていたし。 「いや〜ん」の時は、2階の前方に男の子がいて、その声が非常に響き、ミッチーに遊ばれていた。そういえば、「全日本ファンの一体感コンテストがあれば、絶対優勝だよね」と、ミッチーは言っていた。「OKですか」のやり取りも、初心者ベイベーに説明もしていた。やる気のないベイベーが前にいたら、席替えオッケーとも。はたまた、「どういうこと?千葉でこんなに一杯。不思議だ、なんでこんなに人気あるの?紅白にも出ていないんだよ?ま、仮に紅白に誘われても断るけどね、だって、カウントダウンライブの方が楽しいんだもん」とも喋っていた。 千葉といえばということで、アルバイト時代の話もしていた。イベント関係のアルバイトをしていたミッチーは、幕張メッセなどで行われたイベントで、イベントコンパニオン達のまとめ役をやっていたそうだ。見た目はきれいでも、控え室では足を投げ出したりしてね〜とも言っていた。ベイベーから、「口説いてたの?」と訊かれ、「口説いてないよ、口説かれてた」と言っていたミッチー。トークは本当に絶好調。メンバー紹介までの間が長い。「人の心に残りたい」とも、言っていた。トークの合間には、「はい、みつめて」とか入れて、客席とのコミュニケーションもたっぷり。 自分の事を、「26歳」と言うもんだから、客席から、「え〜!」と言われ、「じゃあ、乙女だと思う人」と訊いて、これに手を上げたベイベー達に、「ずうずうしいぞ」とコメントしたり。10分以上、お話していただろうか。ようやく、「乙女チックルネッサンス。及川光博」と自分の名前を口にした。 そして、メンバー紹介。ミッチーは、メンバーに「待たせてご免。今度は椅子用意しておくね」と。メンバー紹介では、「何フェチ?」と訊いていた記憶があるが、龍ちゃんの時は、「幼児プレイ」と紹介した。「幼児プレイって???」と、思ったが…。これには、メンバーも大笑い。特に、喧ちゃんは、人一倍爆笑していた。なんだか、今日のMC長いぞ…と思わずにいられなかった、最初のMC。 「名器」、「SEXの意味・意味のないSEX」、「若さのカタルシス」と続く。ミッチーが、衣装を替えてバラを投げながらステージに登場。ここでのMCは、割りと真面目なトークが主体。「人生の中で今宵は一度限り。だから最高です」と口にし、「王様と旅人」の話をした。「ある村にやってきた旅人が王様に向かって、『王様は良いですね。毎日酒池肉林で』と言った。その時王様は、『では、1日だけ王様をやってもらいましょう』と口にした。旅人は、喜んで翌日王の座を体験した。しかし、王の座には、10分もいないで、『もう、王様はいいです…』と震えながら王室を出てきたそうだ。何故ならば、王様の椅子の上には、馬の毛1本で吊るされた剣が下がっていた」という話し。昔、ミッチーがお父様に聞いたという、「ダモクラスの剣」という話らしい。「王の座というのは、端から見るほど楽なものではなく、それを守り続けるのは大変なんだよ」ということ。ミッチー自身も、そういう状況にいるということなのだろう。「言葉に責任持ちますよ」とも言っていたし。その後は、同性愛についても話していた。ミッチーは、過去に同性4人から告白された経験があるらしい。「『好き』という気持ちに対して、『断る』のは異性でも同性でもつらい。僕は女好きだけど、人を愛すことは素敵な事。そして差別はいけない。例えば、皆が、『私ミッチー好きなんだ』って言った時に、『え〜?どこが?』というのも、これ差別。人は人を思い、そして胸を痛める。そこには何の境界線もない」と語っていた。そして、「僕の理想の愛です」と、「君の中へ」につながった。 「君の中へ」の歌い方に変化があった。最初のサビ部の出だし、「君の中へ〜」は、1拍遅らせての入り方。下からグーっと持っていくような雰囲気。「solution」のシャウトが、凄かった。スモークの雲海が広がる。この光景は、今日の席で見ると非常にきれい。ちょうど、スモークの厚みで、一直線に目の前に広がっていた。雲海の中に、ミッチーの上半身がみえる。ギターの喧ちゃんの動きも、なんともいえない。幻想的。「モラリティ」での、「宗教の誘い♪」部のエフェクトが、いい感じ。「天使のうた」の歌いまわしも一部変わっていた。最後のサビ部。正確に言うと、歌詞を替えていたと言う方が強いかもしれない。銀テープは、打ち上がらず。銀テープ、結構好きなのに…。「求めすぎてる?僕」のご当地ネタは、「ららぽ〜と」。熱気ムンムンで、本編が終わる。 3.愛と哲学の小部屋 青空急便の青いつなぎを着て、「レインボウコネクション」の曲に合わせ、箱を載せたカートを押しながら下手から登場。上手まで進み、Uターンした際、カートを強めに押してから、手を離し、カートの前まで移動して、「止まれ」という手付きをする。この仕草が、なんとも可愛い。「紫村一郎です」と挨拶をした後、「やる気は?」(ミッチー)、「マンマン」(客席)のやり取り。「はい、初心者ベイベーの皆さん。皆、バカでしょ(笑)。はい、お約束です。僕が、『やる気は?』って言ったら、『マンマン』ですよ」と、初心者ベイベー達にレクチャー。ミッチーは、「千葉」「三重」等の2文字の時は、「千葉千葉ベイベー」等2回繰り返す癖があるとか。ちなみに、「北海道」は「カニカニ」らしい(というか、全然違うし(笑))。「チェホフのプロマイド欲しい人〜」とも、訊いていた。挙手するベイベー達多数で、「じゃ、考えよう」と、ミッチー。1750人のキャパなんだけど、2300人くらいのキャパのパワーを感じると言っていたミッチー。皆のパワーが、キャパを上回っていたらしい。ステージを踏んで行くと、この会場はどの程度のキャパなのか、想像つくらしい。今回の千葉は、2300人くらいの会場のパワーと同じくらいというミッチーの見解。 前振りのトークもテンポよく展開し、いよいよ本題。最初は、けいこベイベー。「色々お話し聞かせて」というもの。ここで、ちょっと問題勃発。けいこベイベーを前に呼ぼうとしたミッチー。いつものように、「どこにいる?」と声をかける。前方にいたベイベ−が手を上げて、ミッチーに呼ばれて前に。すると、少し後方から、「こっちが本物!」という声が上がり、彼女も前に。結局どちらが本当なのか分からないが、ミッチーはその事には触れず、「けいこ同士握手!」と展開。そういえば、「スニーカーブルース」も歌ったな。このミッチーの機転により問題は大きくならず、事は進む。最初のけいこ1のリクエストは、「元気が出る事を聞かせて」というもの。ミッチーは、「LOVE」と投げかける。けいこ2は、「好きなタイプは?」というもの。それに対して、「ありがとう、ごめんなさいが、きちんと言える子。嫁に貰うなら、『1.健康 2.素直 3.笑顔』とパパが言っていたね。あとね、趣味が合わないのはダメだよね。はい、皆良いですか。愛を育てるには時間が必要。恋は一瞬で落ちる物。しかし、僕、こんな言葉よくベラベラ出るよね(笑)」と、ミッチー。 次の質問は、「ミッチーはどんな夢を見る?」。この質問から出てきたのは、「秋は本当に忙しかった。お家に帰って、3h寝てまたお仕事行って…。無理したね。だから今年は頑張らない」という発言。で、「質問に答えてないね」と本人気付き、回答。「あのね、最近見る夢はね、追われている夢。しかもシャー(ガンダム)とかに(笑)。ほら、夢の中で一生懸命全速力で走っているのに、全然速くないっていうのあるでしょ?あんな感じ。なんかね〜。僕ね〜、宇宙物の夢多いの。いきなり、ワープとかしちゃうんだよね」と、回答。 3問目は、「子供が出来たらどんな名前?」。「子供は欲しいな。結婚とかは今は考えていないんだけど。35歳過ぎてからかな〜。やりたい事一杯だしさ。あ、僕を支える事が生きがいって言う人ならまた別だけど。子供はね、男の子が良いな。ミッチージュニア(笑)。名前は、僕が好きな漢字使いたいよね。「光」・「美」・「紫」・「信」とかね。「みちる」くんとか(ここで客席微妙な反応。ミッチーは、「なんだよぉう。いいじゃんか、僕の子供にどんな名前つけようと」と反論。これが可愛い)。でもね、ヤンキーみたいな名前はつけないよ。紫に音って書いて、『しおん』と読むみたいなのはね(笑)」と、回答。この後は、「お口の恋人は?」(ミッチー)、「ロッテ!」(客席)、「心の恋人は?」(ミッチー)、「ミッチー!」(客席)というやり取り有り。しかし、「ロッテ」と皆返答する所が凄かったぞ。さすが、ファンの一体感コンテストあったら、優勝狙えるだけ有る(笑)。 メンバー登場。「OKですか」(ミッチー)、「OKで〜す」のやりとり。客席、メンバー、スタッフの順に行う。ステージ袖から、ステージ袖からスタッフの声が響くのが、なんとも言えない(たしか、スタッフの声が上ずっていたような)。 4.アンコール ステージに全員揃って、またしても熱いステージが繰り広げられる。つなぎを華麗に脱ぎ捨て、ピンクの衣装。ゆかベイベーは、ピンクのメイド衣装。これがまた可愛い。年明け後、アンコール楽曲に変化が見られたのを聞いていたが、今回は通常メニューだった。ミッチーとゆかベイベーとの絡みが、Hになっている。「S.D.R」のダンスは、何故か、柔道ネタ。「ひじてつ ひじてつ 一本背負い」だった(でも詳しく覚えていない)。ダブルアンコールの始まりは、しっとりと。一旦、緞帳が降り、「バラ色の人生」のイントロと共に、大歓声が沸き、緞帳が上がる。毎回思うが、「ココロノヤミ」から、ラストの曲に変わる時、一瞬にして場内の雰囲気が変わる。なんだろうね、この凄さ。一同会しての、最後のメンバー紹介。喧ちゃんのピック手裏剣もあったが、飛距離出ず。龍ちゃんは、またしても、「幼児プレイ」と言われていた。ちょっと詳細気になるな(笑)。ゆかベイベーには、イメージプレイって言っていた。メイド衣装のことだろうか。師匠は、死んだふりとかやっているし(笑)。極上の笑顔で手を振るミッチー。こういう表情が、本当に、可愛い。大きな拍手に包まれて、メンバーとミッチーはステージを去る。そして、大きな拍手に包まれて、チェホフがステージ中央に登場。深くお辞儀をして、幕を閉じた。21:15頃、終了。 5.さいごに 若干、公演時間が延びてきているのだろうか?私にとって、年明け最初の、「禁猟区〜サンクチュアリ〜」。今回の席は、本当に見易かったな。勝手な思い込みが起きやすいんだな。そういえば、「おしゃれしてきた人!」とかも聞いていた。その時、男子が挙手して、前に呼ばれたが、ミッチーのファッションチェックによると、シャツの丈がちょっと短いということだそうだ。 実は、2日後は、同じ会場で、スタレビの「Style」ツアーを観るのだが、明日もミッチーだし、モードを切り替えられるのか、実は不安。というのも、既にどっぷりミッチーに気分が浸かりきっているからだけど。 そういえば、今まで宗ちゃんのと紹介していたのに、千葉では、「宗秀治」とフルネームで紹介していた。呼び方替えたのかな。「秀治」とも呼んでいたし。 とにかく、今回のツアーは、本当に良いツアーだと思う。明日は、神奈川県民。急遽行くことになった。明日は悲しいかな、遅刻するしかないのね…。3列目、素敵な席だと言うのにさ。 ちなみに、「O.K. DEATH」は全大文字ということらしいので、今回のレポートから、大文字にした。 帰りは、モノレール内で遭遇したベイベーと、千葉駅構内で一杯引っ掛けて帰った。 |