及川光博ワンマンショーツアー 2000

「誰にも言っちゃダメだよ…。」

at 宇都宮市民文化会館 on 2000.10.21(5公演目)

 

〜みんなで、HAPPY BIRTHDAY〜

 

 

 

 

セットリスト

バックバンド「Click☆Tricks」

M1:フィアンセになりたい

M2:三日月姫

M3:きれいな嘘

M4:パズルの欠片

M5:展望デッキ

M6:愛の賛歌(featuring れいこベイベー)

M7:若さのカタルシス

M8:運命のいたずら

M9:CRAZY A GO GO!!

10:ミス・アバンチュール

11:求めすぎてる?僕

EC1:ワンダフル入浴

EC2:バラ色の人生

WEC1:S.D.R

WEC2:君だけに

Key:KG

B:ひでちゃん

Sax・Per・Cho:山本公樹

Dr:つよぽん

Per:マリ姉さん

Cho:れいこベイベー

Key:しよみベイベー

 

 

 

 

 

1.はじめに

 

ミッチーでは初めての、ちょっと遠征。実は、この日は、社員旅行の2日目。まあ、1泊2日の旅行なので、当日の朝、旅行を抜け、宇都宮へ向かう。渋川駅から電車を乗り継ぐ事2時間半で、宇都宮駅着。12時半に着いた為、暇で暇で仕方がない。とりあえず、ゆっくりと昼食を取り、駅ビルをふらつく。それでも時間が余るため、雑誌を購入し、ケーキとお茶。一緒に参加する友人は、宇都宮駅着が、17:00を回りそうだという事で、バスに乗り、先に会場に向かう。

 

会場に着くと、既にベイベー達が、集まっている。開場前なので、『恋と哲学の小部屋』の用紙に記入をし、開場するのを待つ。

 

ようやく開場。ホール入り口にゆっくり向かう。入り口前には、コンサートのポスターがたくさん貼ってある。スタレビの、ツアーポスターもあり、なんだか嬉しい。会場に入り、HPで、お世話になっている管理人さんと連絡をとり、初ご対面。その後、地下に行き、グッズ売り場をちょっと覗くも、大混雑。CD売り場を覗くとサイン付きと有り、即効購入。残1枚のサインを入手(何せ、初生ミッチーの時の、「踊っていただけますか?」で、入手しなかったのを、悔やんでいたので)。

 

開演時間ちょっと前になり、席に向かう。友人達は、既に着席。今回の席は、11列目。通路を挟んだところで、とても見易い位置。スタレビの時に(今年の5月にこの会場に来た)、「あそこの列、見やすそうでいいなぁ」と思っていた所だった。

 

神奈川県民公演の時は、最初から観られなかったので、今回は、オープニングを初めて観る。楽しみだ。

 

 

2.本編

 

18:12、予定より若干遅れての開演。ミッチーの、詩の朗読から始まる。緞帳は下りたまま。ミッチーの声が、場内に響く。「唇が…鼓動が…1つになって…僕達は待ってる…」というようなもの(よく覚えていないので、これくらいしか分からない…)。緞帳がゆっくりと上がり、ステージセットが徐々に見え出す。客席はそれと同時に、一斉に立ちあがる。ミッチーが、徐々に現れてくると大歓声。階段の最上段に立つミッチーは、青いスーツに、円形状の白い羽を背負っている。まるで宝塚を彷彿する装い。

 

「フィアンセになりたい」の、イントロが直ぐにかかる。ミッチーはゆっくりと歌い出す。曲に合わせ、階段をゆっくりと降りる(やっぱり宝塚っぽい)。そんなステージに、魅了されて行く客席。ミッチーワールドが出来上がるまでに、時間はそうはかからなかった。ステージ上に降り立ったミッチーは、背中の羽をおろす。

 

つよぽんのドラムのリズムが、ノンストップでつながった、「三日月姫」。そこに、マリ姉さんの、エレキドラム(エレドラ)が、重なる。打楽器部隊のリズム取りのみで、「So good So So good♪」のやり取りが始まる。新バージョンの、「三日月姫」。ミッチーの「踊っていただけますか?」が、まるで合図かの様に、他の楽器が加わり、歌へ突入。今回のこのアレンジは、エレドラを、スパイスにした感じ。

 

最初の長めのトークのコーナー。黄色い声援に、「凄いよねぇ。最近、この黄色い声援を録りたいと言うオファーが有ったりするんだ」とミッチー。宇都宮は、前日入りして、健康ランドに行った話等も織り交ぜ(「一緒に入る?水着着用でね。じゃないと、体の何かが変化しちゃうから」と、おやじっぷり発揮)、相変わらず、変化のあるMC。何でも、部屋は小さくても良いから、サウナ付きの家に住みたいとか。宇都宮の公演に、2000人も集まるとは思っていなかったらしく、驚いたとも(後日、KGさんのHP内の日記でも、同じような事が書かれていた)話すミッチー。3日後に、31歳になるミッチーは、「31歳になっても私は叫ぶ。直訳すると、『サーティーワンアイスクリーム』」と、場内を笑いに誘う言葉も発する。

 

「今日の当たりベイベー」は、椅子の下に何かがある人ではなく、入場時に、スタッフに封筒を渡された人。1階後ろのベイベーが当たり。彼女が、ステージに向かい、ミッチーと対面。「何が欲しい?」のミッチーの問いに、「お水」と答えるベイベー。お水をゴクリと飲み、ペットボトルの蓋をプレゼントするミッチー。「おいおい〜そりゃいくらなんでもないでしょ〜」と思ってしまう。

 

メンバー紹介は、「フェチ」にちなんで行われる。つよぽんは、「上唇の裏」。なんでも、犬でも猫でも、良いらしい。KGさんは、「二の腕」。公樹さんは、「脚」。ひでちゃんは、「脇の下」。マリ姉さんは、ステージ前方に出てきて、「お・し・り」と、一言。しよみベイベーは、「前髪」。客席から、「一緒〜」と、声が出ると、前髪を作り出すミッチー(笑)。れいこベイベーは、「指」。そう言えば、れいこベイベーの時は、男子から声援が。山ちゃんは、「パンスト」。ミッチーは、「内もも」。脚を閉じた時に出来る隙間が良いらしい。このメンバー紹介の時、結構笑えるネタが有り、小ツボにはまった私。笑いが止まらず、「そこ笑いすぎ」と、ミッチーに指摘される(爆)。

 

そういえば、このトークコーナーの時、男子に、「LOVE」と言わせていたな。かなり笑えた。野太い声での、「LOVE」。おいしすぎる。

 

「展望デッキ」の前で、お客さんを座らせる。最前列中央のベイベーが、視線を合わせようとすると、そらすと言う事から、「見つめあ〜う〜視線はレーザービームで〜♪」と歌うミッチー。キラキラ棒での遊びも相変わらず。後ろを振り向いていると、「ストップ」で一斉に止まるので、友人と共に、「お〜凄い!」と言ってしまった。「展望デッキ」は、何度聴いても良い。公樹さんのソロにも、本当に惹き込まれる。

 

「若さのカタルシス」では、相変わらずの腰振り。階段を上る時に、転んだ様にも見える動きのため、「ミッチー何やってんだ?転んだ?」と、言ってしまう友人。今回は、四つん這いだけではなく、上に突き上げる仕草も…。

 

「やればやるほど、こみ上げてくるものが有る」と、ミッチーは演奏後に口にした。ある部分が、「CRAZY A GO!GO!」状態になってしまうとか。息を切らしながら、話すミッチーに、「息切れてるよ〜」とベイベー投げかけられる(「え?電池切れてる?」と最初聞き間違えてもいたけど)。これに対し、またもやエロトーク。最近ちょっとエスカレート?

 

どんな流れでそうなったか忘れたが、「なんだよ。みんな歌も(お誕生日の)歌ってくれないで」とミッチー。ということで、客席揃って、「HAPPY BIRTHDAY」を歌う。嬉しそうなミッチー。最前列のベイベーから、プレゼントが。結構な数。ミッチーも「収拾つかなくなっちゃうよ」と、ちょっと困り気味。でも、笑顔で「ありがとう」とお礼を述べる。

 

その後、本編はどんどん進んで行く。「求めすぎてる?僕」では、どうもご当地ネタを混ぜている様。神奈川公演では、横浜にちなんで、「たそがれ〜」と入れていたし。今回は、「みんみん」(餃子にちなんで。これお店の名前)。場内は、熱気ムンムンで、本編終了。

 

 

3.アンコール

 

なかなか、ステージに登場しないミッチー。「いや〜皆粘ったねぇ」と、言いながら登場。黄色のつなぎをまとった清掃員スタイル。客席から「かわいい〜」と言われ、「かわいいっていうなよ〜。俺男だし、大人だし〜」と、キュートな格好をしながら言うミッチー(笑)。「音楽業界を斬る」ネタも交え、「恋と哲学の小部屋」へ突入。神奈川では無かった、コーナー。3枚ほど質問を読む。

 

Q1:「何を食べたらそのフェロモンは出るのですか?」

 

A1:「電池で動いてます。今もね、本当は体力の限界。でも皆の愛があるから!」

 

Q2:「みちみちみっちー(これに場内爆笑)。最近目が腫れぼったい様な気がします。目と眉毛の間の肉が…(の表現にも場内爆笑)。最近の生活を教えて!」

 

A2:「『おやじぃ』で、目が腫れぼったいのは、早朝ロケだから。どうすれば、腫れが引ける?」

 

Q3:「好きな人は彼女持ち。助けてミッチー」

 

A4:「いい男はもてて当たり前。本気ならば奪いなさい。奪い取るくらい、いい女になりなさい」

 

と、コーナー展開。最後に、「神原きよしでした」と、初めて名前を言う。

 

振り付けのかわいい「ワンダフル入浴」。軽快なやり取りを、楽しめる曲。ただちょっと、れいこベイベーの、高音コーラスの乗りが、いまいち客席とかみ合っていなかった様な気がする。

 

「ここまでこれたのも、僕のおかげ」と、さらっと言うミッチー。まあ、高飛車さんだ事(笑)。

 

その後、「今日の秘密」のコーナーへ。「今日の秘密」では、タイトルコールで、KGさんの効果音が、出遅れる。音が出てこないので、「あれ?」と、再びタイトルコールのミッチー。KGさん、後ろの方で何やら色々やっていた模様。ちょっとトラブルでもあったのかな?慌てて、効果音を出すKGさん。ここで、客席の、キラキラした棒(サイリゥムではなく)に目が行くミッチー。「ちょっと持ってきて。こういうの好き。魔女っこみたい♪」と、その棒を持って、「マクッコぴかり〜ン♪」と、ポーズ付きでやるミッチー(もう爆笑)。再び、タイトルコールをして、コーナー突入。

 

「今日の秘密」は、ジャケットに隠された秘密。抹殺されるのは嫌なので、詳しくは言えない…。

 

「誰にも言っちゃダメだよ!」(ミッチー)、「は〜い!」(客席)のやり取りに重なって、「バラ色の人生」。マリ姉さんと、れいこベイベーのダンスがかっこいい。笑顔で、再度ステージを去るミッチーとメンバー達。

 

ダブルアンコールの時も、なかなか登場しないミッチー。客席を試しているのだろうか…。「やる気は?」(ミッチー)、「満々!」(客席)の、やり取り。ボルテージの高い、会場内。ミッチーも、クリックトリックスも、やる気は満々!と。ここでだったか忘れたけど、「幸せだよね。音楽があって、こうやって皆が喜んでくれて、ベイベー達がいて。ありがとう」と、ミッチー。

 

「皆踊るよ〜」で、始まった、「S.D.R」。神奈川の時よりも長めの演奏。ドラム・パーカッション・ベースの各見せ場を長めに取り、ミュージシャン達の腕の見せ所。こういうのは、結構好き。今回は、「○○ベイベーDo you wana dance?」の部分でも振り付け登場。「よし決めた。踊ろう」と、ミッチーがいきなり決めたもの。即興で振り付けを考え、客席指導。何度か練習し、本番突入。勿論、「Wow〜 Wow〜 I wana feel so good」の部分は、振りをつけながら、客席のレスポンス。

 

「最後にわがままを言わせてください。皆着席してください。キラキラ棒も禁止。目をつぶって、マンツーマンの状況で…」と、心を落ち着かせ、ゆっくりと話すミッチー。客席が静かになり、「君だけに」。演奏が始まると、「なんで?これ?」と思ったのか、若干ざわつく客席。確かになんでこれなんだろう?と思うところも有るけど、これまたミッチーがしっとり歌い上げるので、まあ良しとしましょう。ゆっくりと緞帳が下りて、終演。拍手喝采の場内。カーテンコールで、メンバー揃ってのお辞儀。20:40頃終了。

 

 

4.さいごに

 

神奈川公演の時に、曲数少ないかな?と思ったが、今回はそう感じなかった。それだけまとまりがあったということか?まあ、オープニングから観られた事も、良かったのだろう。

 

公樹さんの、見せ場では、前回と違うフレーズが出ていたような?アドリブで演奏しているのだろうか。アンコールでの選曲は、その場に応じて、曲が変化するのだろうか?「S.D.R」での、振り付け指導も突然思い立ったようなものだったし、結構ミッチーのその時の気分で色々変化するのかもしれない。それはそれで、リピーターとしては、楽しみが増えるもの。メンバー紹介は、名前だけではなく、「フェチ」というテーマも有ったし(本当はこれに、メンバーの絡みも欲しいところ)、少しずつ変化を見せる内容。回を重ねるごとに、少しずつ変わるのかな?

 

蛇足だけど、帰りに、メンバーさん達に遭遇。駅そばの路地に、バンが止まっていて、人がゾロゾロと。公樹さんを発見し、「あ、公樹さんだ」と思わず口からこぼれると、「やぁどうも」と、近づき、手を差し出す公樹さん。「あれ?スタレビの時に、面割れているのかな?」と思っていると、「どこかでお会いしましたっけ?」と、一言。その後しばらく、その流れで駅まで一緒に会話。なんともまあ、ラッキーな状況。その間、友人達は、コンビニで食料調達。私は、駅のコインロッカーに、荷物を預けていたため、レジを友人達に任せ、一足先に、駅に向かっていた時だった。

 

宇都宮駅から、普通列車に乗りこみ、電車内でお食事。そして、無事家に到着。ちょっとハードな1日だった。