及川光博うっとりナイト2002

「ゆくミッチーくるミッチー」

at SHIBUYA−AX on 2001.12.31〜2002.1.1

 

〜宴会です〜

 

<セットリスト&内容>

−開演前:DJタイム(DJ KOJI)-

−第1部:ゆくミッチー(開演〜カウントダウン)−

M1:サンクチュアリ 

M2:Be My Baby 

M3:忘れてしまいたい 

M4:名器 

M5:SNOW KISS 

M6:バラ色の人生 

M7:悲しみロケット2号 

M8:死んでもいい

−第2部:くるミッチー(0:15〜1:15)−

M9:特別な人(カラオケ) 

10:三日月姫 

11:Crazy A Go Go!! 

12:天使のうた 

13:S.D.R 

14:求めすぎてる?僕。 

EC:ココロノヤミ

−第3部:バックメンバーミニライブ-

-喧太セッション(喧太with吉井隆博)−

M1:夏の花 

M2:?(タイトル紹介がなかったため不明) 

M3:見上げてごらん夜の星を

-ゆかベイベー(演奏:喧太with吉井隆博)-

M1:しずく 

M2:泣いてしまおう

-WILD PEACH-

M1:HOLD ON 

M2:Baby,Baby,Baby

−第4部:お年玉抽選会−

ミッチーの特製お猪口のプレゼント抽選会!!

−第5部:DJタイム(3:07〜4:16)−

<バックバンド 「O.K. Death」>

Key:吉村龍太 G:原田喧太 B:宗秀治 Dr:阿部薫 Cho:広田由佳

<Special Member>

Sax:勝田かず樹(from DEMENSION) DJ:KOJI

<ダンサー 「本気(マジ)っす」>

福永敬洋 構井晃道

 

 

 

1.はじめに

 

初めて参加する、ミッチーのカウントダウン(正確に言うと、数年前に真心ブラザーズと行ったイベントに参加しているので2回目だが、ワンマンでは初参加)。今まで、他と重なっていた事もあったが、去年は取れなかったチケット(その為、他のカウントダウンに心置きなく参加したが)。ちなみに、この種のイベント的類のチケットは、初めてFC先行で取れた。ここまで連続で抽選に外れるか?と思うほど、見事に外れつづけていただけに、当選だったのを見た時に、「あ〜こういう流れになるのか」と正直思った。どうせまた外れるんだろうよ…と思いながら、ロッピィの操作をしていただけに、次の画面に進めた時は、「意外!」と思ってしまった(笑)。ということで、今回、初めて参加することになったカウントダウン。とりあえず、連れを作らないまま、2枚取った為、連れを探す。スタレビ仲間のベイベーに声を掛けたところ、1名参加で、連れ決定。FC会報に、「カウントダウンは、何時までやるか決めていない。去年のあの酔っ払い振りは失敗だった…」というような事が書いてあったので、何時までなのか不明。家の人に、「何時に帰ってくるの?」と訊かれても、「分からない。多分朝」と答えるしかなかった(笑)。

 

当日は、遅くまで起きていられるように、昼過ぎまで寝る。ところが、体調がイマイチ良くない。背中に悪寒…。「こんな時に限って…」と思い、熱を測ると、38度6分…。「やばい…」と思ったのは言うまでもない。ただし、頭痛があるというわけでもないので、とにかく熱を下げようと努力する。解熱剤の座薬も使い、会社の後輩に教えてもらった方法も行い、お風呂に入り汗を一杯かいた。するとどうだろう、体が軽くなる。熱を測ると、徐々に下がっている。最終的には、36度6分になり、時間が経っても熱が上がらない。何が効いたのか、試し過ぎで良くわからないが、とにかく熱が下がったので、胸をなでおろし、参加。開場時間に間に合うように、家を出る。会場に向かう途中、連れからのメールが携帯に届く。なんと連れ、発熱でダウン…。半蔵門線の九段下駅で、偶然にも知人に遭遇。向かう場所は、同じ(笑)。そこから2人で、一緒に向かう。さて、困ったのが連れがいない事。整理番号が、知り合いと離れすぎていると、一緒になんていうのも難しいし、1人で見るのも長時間は寂しいなと思いながら、まあ、なんとかなるか?という気持ちもありつつ、会場へ。会場には既に多数のお客さん。ロッカーにコートを入れようと思ったが、既にロッカー一杯…。友人達を発見し、合流。整理番号を聞くと、なんと、5番しか違わないグループ有り。これなら…と思い、一緒に混ぜてもらう事にした。これにより、皆で楽しく!という状況になりそうだ。そして、コートが非常に邪魔。どうするべきかが、課題となった。

 

開場時間になり、係の人が何かを口にしているが、聞こえない。よく聞くと、整理番号順の整列は行わず、呼ばれた番号順の入場の模様。番号が近づいた所で、前方に移動し、待機。ちなみに、番号は561番だった。

 

場内に入り、まずは場所探し。前方も、結構空いていたが、どうせぎゅうぎゅうになるのは目に見えていたので、中央の棒があるところが候補に上がる。とは言っても、棒の有る場所は、早々と埋まるもので、サイドに棒がくる場所のみが空いていた。2箇所ほど同じ状況の所があったので、両者を比べ、前方に背が高い人がいない方を選ぶ。今思えば、この場所は、かなり良かったと思っている。ほぼ中央で、見やすかった。しかも、棒にコート等も掛けられたので、コートの問題は解決。

 

22:30頃だろうか。KOJIさんが、ステージに登場。開演前のDJタイムが始まる。お客さんは全員入っているわけではないが、開演前の雰囲気作りといった所だろうか。色々な曲をかけ、お客さんをあおるKOJIさん。この時に、この位置、結構見易いという事に気づいた。開演までに、この周辺には、ぎゅうぎゅうに人が入ってこなかった為(皆前方に入りこむ)、適度なスペースも保たれたまま。その代わり、1メートル先の棒を越えた前方は、時間と共に人口密度が高くなっていった。しかも、かなりの密度。超満員電車と対抗できるだろう。開演直前、KOJIさんは、「もうすぐ来ますよ!」と言って、ステージを去った。

 

 

2.第1部:ゆくミッチー(開演〜カウントダウン

 

ベートーベンの交響曲第9番がかかる。開演予定時間の23:00は、少し回っていたかと思う。ワンコーラス分はたっぷりかかったかと思う。その後、アニメ「ベルサイユのばら」のテーマ曲、「薔薇は美しく散る」が流れる。この曲に沸く場内。ミッチーは歌いながら登場するのだろうか?と思ったが、歌いながらの登場ではなかった。ミッチーは、オスカルのような衣装をまとい、華麗にゴージャスに、艶やかに登場。非常に良く似合っている衣装で、かっこよい。宝塚の男役にいそう…と言っても過言ではないかもしれない(ミッチーは男だけどさ)。颯爽とステージ中央まで歩くミッチー。場内の歓声が、激しく盛り上がる。

 

ミッチーは、元気に、「始まるよ〜!」と告げ、ギターを抱える。1曲目は、「サンクチュアリ」。場内は、あっという間に熱気に包まれる。2曲目の「Be My Baby」のイントロでの歓声も、物凄い。何かに取りつかれているような、熱気(笑)。2曲演奏後、MC。まずは、御髪を整えてのミッチー。何故だかわからないが、サンダーバードのテーマを口ずさみながら、サンダーバードの動き(笑)。「すごいよ、顔ばかり!マルコビッチの穴みたい。こういう空間って、LOVEが伝わりやすいよね。お前の心をかっさらっちゃうぞ」と、上機嫌のミッチー。そこで、「恋泥棒あらわる」を歌ってくれる。しかも、ちょっと間違えたので、歌い直す。勿論、ベイベー&男子もこれに合わせて返す。「すっかり壊れモードです」と自分を表現するミッチー。オスカルの格好は、「正装」だとか。この衣装、かなり暑いらしく、「暑いです」と口にもしていた。「会場を愛で満タンにする」と言ったミッチーは、皆に、「ミッチー様」と呼ばせる。これに応じる場内に、「うっとりモード」のミッチー。うっとりした所で、メンバー紹介。喧ちゃんこと、喧太さんからだったかと思う。喧ちゃんの御髪を櫛でとかしながら、「かわいい」と言うミッチー。普通に考えたら気持ち悪い光景だろうが、全然気持ち悪くないし(笑)。「O.K. Death」と「本気(マジ)っす」の紹介を終え、「ミッチーです!」とメンバー紹介を終えようとするミッチー。ここで、客席から、「KOJIさん」と突っ込まれ、忘れていた事に気がつくミッチー。一番に紹介しようとして、結局「後ね」と言って、後に回ったKOJIさんだったが、すっかり紹介するのを忘れてしまったらしい。KOJIさんは、ステージ中央の、ミッチーの真後ろに位置しているのに(笑)。

 

「辛い事もあったでしょう、嫌な事もあったでしょう。それら全部、忘れてしまいたい」というような流れで始まったのが、「忘れてしまいたい」。MCからの流れが、なかなかきれいだったかと思う。皆で歌う事も、楽しい曲。トランスジェンダーが登場したら、「名器」。盛り上がりは、全く衰える気配はない(当然といえば当然だな)。

 

ピアノのBGMで、MCが展開される。龍ちゃんの奏でる、ちょっとジャジーなBGMが、なかなか良い。さて、ここで一緒に見ていた友人がステージの変化に気がつく。「あれ?SAXがいきなリいるんだけど。いつから〜?」と。その言葉で、ステージを良く見ると、確かにSAX登場。ここで、ミッチーが彼の紹介を行う。「SAX、勝田かず樹。かっちゃんです!」とミッチー。「勝田かず樹?あれ?DEMENSIONの?」と、思った私は思わず、「うっそぉ〜!!!」と口にしてしまう。ま、周囲に驚きの反応を示した人はいなかったが…。DEMENSIONのCDを持っているので、名前を知っていたし、以前、私が行ったセッションライブで話題に挙がっていた人物。また、名前が同じと言う事もあり、印象に残っていた。予想もしていなかったから、非常に驚いた。ちなみに、DEMENSIONというのは、フュージョンバンド。勝田さんは、「かつヲ」とも呼ばれているのを知っていたので、ミッチーに逆らい、「かつヲ」さんコールをしてみた(が、あの位置から声は届くわけはない…)。ミッチーのMCは、短めだったと思う。大宮公演で告げた、2001年を漢字で表すと「進」と言う話をしていた。また、MCの取っ掛かりでは、「よく考えると、これ凄い衣装だよね」と言っていたな(笑)。

 

「この会場の皆を1人1人抱きしめてあげたいけど、それも出来ないので、皆とチークダンスを踊る様に歌います」と言って始まったのが、「SNOW KISS」。SAXの音色も加わり、とても良い。そういえば、久し振りに生で聴いた。この曲は、個人的にかなり好きな曲なので、大変嬉しい選曲。また、ミッチーは、チークダンスを踊っているというイメージでも動きながら、優しい表情で歌っていた。歌い終わってから、「良い歌だなぁ〜」と言ってしまうところが、ナイスだが…(笑)。「バラ色の人生」は、おそらく前方のぎゅうぎゅうベイベー達は、結構踊るの大変だったのではないかな?と思うが。私の場所は、まあ、ホールより若干狭い程度だったので、多少の余裕はあった。ぎゅうぎゅう状況の中でも、皆踊る所が、やはり凄い!!「悲しみロケット2号」は、実は、23:50を回ってから始まったかと思う。「この時間から平気なの?」と思った記憶がある。今回のツアーで、この曲は無いので、皆で、「ミッチーの!」というのは、久し振りな感じがした。ミッチーは、かなりこの言葉に嬉しそうで、満足そうだった。

 

この曲が終わったのが、0:00の20秒前くらいだろうか。ミッチーが、時間を気にしつつ、カウントを取り始める。そして、新年を迎える。「あけましておめでとう!」が場内に響き渡る。実に、きれいにまとまった、カウントダウン。上手く計算されていないと、ここまできれいに出来ないだろう。ミッチーは、「最高です!」と口にする。そして、「今の気分は、死んでもいい!」ということで、「死んでもいい」。友人が、開演前に、「ポンポン持ってきた?」と言っていたが(去年もこのパターンだったらしい)、私自身、ポンポンの事は全く頭をかすめなかった。まあ、仕方ない。ゆかベイベーは、ゴールドのポンポンを持っている。準備の良いベイベー達のポンポンが、艶やかに舞う。ポンポン持参者が、若干多い程度だろうか(笑)。「ゆくミッチー終了!」と言って、ミッチーはステージを去る。

 

 

3.第2部:くるミッチー(0:15〜1:15)

 

「特別な人」の曲がかかり、赤いブラウスを着たミッチーが、登場。「これ、生で聴けるんだ!」と、嬉しくなる。カラオケだったが、ミッチーオンステージという感じがした(1人しかいないから(笑))。「くるミッチー始まるよ」と、いきなりトーク。「カウントダウン上手く行ったよね。もうね、自分の中で興奮しちゃって、あわあわしちゃったよ(笑)。緊張するよね、カウントダウン。でさ、何時までやろうか?」と、皆に聞く。「朝まで〜〜!!」と、あちこちから聞こえる。「朝まで〜?皆、平気なわけ?」というやり取りも見せつつ。カウントダウン前は、余裕の無かったミッチーがいたという事も、判明する。「ゆくミッチーは余裕なくてさ、男子に声かけなかったよ。ごめんね」と、男子にコメント。男子に声をかけ、「おいかわ〜!」と呼ばせる。男子の声が、良く響いた場内。男子率が、いつもより高いと思われる。ミッチーも、最近は男子が増えて嬉しいと言っていた。「僕が疲れたら、男子おんぶしてくれる?」というような話になり、ベイベーが、「おんぶしてあげる」と言ったかと思う。その時ミッチーが、「え?おんぶしてくれるの?おんぶってのはさ、感触を楽しむんだよ(要するに女の子の感触を男が楽しむってこと)。え?女の子がしても、感触楽しめるって?(笑)」と口にする。ミッチー、やはり舌好調。ここで、メンバーがステージに揃う。

 

「三日月姫」、「Crazy A Go Go!!」と続けて演奏。どんなに空間に余裕がなくても、ちゃんと踊るベイベー達はやはり凄いかも。ぎゅうぎゅうな前方もしっかり踊っている模様だし。この2曲もエンジン全開だったようで、「まじで飛ぶかと思った。今ね、僕の脳内凄いことになってるよ」とミッチーは、演奏後口にしていた。「ハートのあったかい及川光博」とも言っていたな。ここで、KOJIさん、別の仕事があると言うことで、一旦、AXを去る。「1時間後位に戻ってきます」と、KOJIさんは告げ、ステージを去った。ミッチーは、「喧ちゃんもしゃべったら?」と喧ちゃんにマイクを渡す。新年の挨拶の後、喧ちゃんは何を喋ったか記憶に無い…。チェホフが、ギターを持ってステージに登場した時に、お飾りを身につけていたので笑った。胸元に、大きなお飾り。チェホフ、素敵過ぎ。ミッチーは最初、それに気付かなかったが、気付いた時には、微笑んでいた。

 

「天使のうた」は、ツアーの時と同様にマイクの処理を施し、銀のテープも華やかに打ちあがる。「愛をぶつけろ!」とミッチーが言った後に始まったのが、「S.D.R」。ここで、予想もしない人物登場。りえちゃんが、曲の途中でステージに現れる。大歓声が沸き起こる場内。ミッチーとりえちゃんの絡みは、本当に久し振り。まさか、りえちゃんを見られるとは!!と、りえちゃんがいた頃を知っている人は、思っただろう。ゆかベイベーとりえちゃんが、ステージに色を添える。皆でダンスの内容は、「初詣」。お賽銭をポケットから出して、賽銭箱に投げて、鈴を鳴らして、お願い事の一連が、そのまま(笑)。新年にふさわしくという所だろうか。ちなみに私は、「おまいり」がテーマだと思っていた。ミッチーもそう思ったらしいが、「初詣」と言われる。SAXの勝田さんの見せ場も有り、ステージ中央で、SAXを響き渡らせる。これがまた、かっこいい。この勢いのまま、「求めすぎてる?僕」。これも、SAXがあるとやはり、かっこいい。ミッチーは、壊れている模様。ミッチーのみではなく、場内全体がそういう雰囲気だろうか。演奏後、「もういいでしょ?」と言って、ステージを去るミッチー。勿論、「え〜〜!!」という声が起きる。そういえば、「求めすぎてる?僕」で使うギターを、チェホフが持ってくる時、頭に、門松を乗せて登場していた。こんなキャラクターが素敵な、チェホフ。

 

数分後、ステージに現れるミッチー。ステージ中央で皆に深くお辞儀をし、「今年最初の「ココロノヤミ」を聴いてください」と静かな口調で告げ、最後の曲(いわゆるチケット料金分ということになるのか?)「ココロノヤミ」。演奏後、笑顔で、「今年も進んで行こうね!これから宴会です!博愛の博は、光博の博。飲むぞ!!」と、告げ、ステージを去った(1:15頃だと思う)。この後は、自由参加ということかな。

 

 

4.第3部:バックメンバーミニライブ(喧太セッション・ゆかベイベー・WILD PEACH)

 

1:30頃、本気っすの2名がステージに登場。この時間、どうやら2人が進行役の模様。登場時には、お得意のダンス披露。一度やってみたかったと言う、「後ろベイベイー!」の掛け声と、「やる気は?」「マンマン」のやり取り。皆が応えてくれ、かなり嬉しそうな2人。どうやら、企画物がこの後見られるようだ。ちなみに、ステージの2名も既にお酒が入っている。会場内でもお酒は売っているので、お客さん達もお酒を飲んでいる人は飲んでいる(私は飲んだ)。そういえば、「さっきの振り付け(「S.D.R」)は不評だったとも言っていた(笑)。

 

喧太セッションということで、喧ちゃんと吉井隆博氏がステージに呼ばれる。インストゥルメンタルのセッションだろうか(どうもセッションと聞くと、インストのイメージがある私)。何をやってくれるのかわからないが、2人は、アコースティックギターを持って登場し、中央の椅子に腰掛けた。この時に、「これは、もしや歌?喧太君って歌歌うの?」と、ちょっと思った。アコギ2本ときたら、なんとなく歌ものっぽい。喧ちゃんは、「皆飲んでるの?さっきさ、ビールも飲んだし、シャンパンも飲んだし。酔っ払ってます僕」と言いながらも、「ビール無いじゃん」と言い、ステージに缶ビールを持って来てもらう。ビールが届くとすぐに、一口飲む。そういえば、「かんぱ〜い!」とやっていたが、この時、先ほどの休憩で買ったビールが空になっていた私は、残しておけば良かったよ…と、ちょっと思った(笑)。喧ちゃんが、口をつけたビールの残りを、最前のベイベーにあげる。ちなみにこの後は、缶ビールを振りながら、客席にかける(苦笑)。口をつけたビールを貰うのは良いが、ビールをかけられるのは、ご免だ…と、友人達と言ってしまう。ビールはだって、べたべたになるし…。どうやら、喧ちゃんはソロもやっているようで、その活動での曲をこれから聴けるようだ。1曲目は、「夏の花」。いきなり、「ごめん間違えた…」ということで、やり直した曲。2本のアコースティックギターが心地よく、喧ちゃんの歌も心地よい。吉井さんのコーラスがきれいに重なる。喧ちゃんは、歌が上手かった。新たな一面を発見。この後も、少しトーク。ミッチーツアーではマイクを渡されても、あまりおしゃべりしていないが、トークも慣れた物という印象。「今年は、ソロツアーやります。ま、ツアーって程の物でもないけど。絶対皆、来る様に(結構力説)!あと、アルバムを出せたら良いなと思ってます」と、宣伝も忘れない。2曲目は、タイトル紹介が無かったので、タイトル不明だが、「Dreaming Baby」という歌詞が何度か登場していた曲。3曲目もタイトル紹介は無かったが、これは分かった。坂本九氏の、「見上げてごらん空の星を」だ。この曲では、喧ちゃんは、ギターを弾かずに歌のみ。言葉を大事に歌う人だなと、この曲を聴いて感じた。

 

ここで、再び本気っす登場。2人は、ゆかベイベーを紹介。ゆかベイベーがステージに登場。しかもビール片手に(笑)。なんと、ゆかベイベー、ミッチーのステージで見ている人とは、まるで別人。何が違うかといえば、頭。ゆかベイベーは、実はステージにはウィッグを付けて登場していたことが判明。本当は、ショートカット。カジュアルな服装で、ご陽気に登場。ベイベーに、「キューティーハニー歌って!」と言われ、歌うゆかベイベーだが、それは、「魔女っこメグちゃん」。ただ、ミッチーツアーで披露しているのも、メグちゃんなので、リクエストしたベイベー自身、メグちゃんのイメージで、キューティーハニーといったのかもしれない(が、その真相はわからない)。盛り上がっている場内は、キューティーハニーを、なんか皆で歌う(笑)。揃ってしまうところが凄いが、歌えた人達の年齢層は、バレバレでしょう(笑)。ゆかベイベー、ここでだったか?既に、ビールを5本飲んでいるとか。本当に、お酒が入っていい気分状態な彼女。ここに出てきたということは、歌ってくれるということ。ゆかベイベーのボーカルで、喧ちゃんと吉井さんが、ギターで伴奏という構成。1曲目のタイトル紹介後、「しずく」。ゆかベイベー、歌うまい(そりゃ当然だけど)!初めて、ソロで聴いた彼女の声。今迄陽気にはしゃいでいたとは思えない。さすがプロ。この曲の後も、MC。「よっぱらいです」と、やはりご陽気な、ゆかベイベー。「ツアーは色っぽく」なんてことも言いつつ、「今年のテーマは、スカートをはくこと。色っぽく。あのさ、ミッチーさんのステージって、お客さんの方が色っぽいわけ。服装とかさ。何気にね、ステージからチェックしてるんだよ。だから皆手を抜いたらダメだよ。結構しっかりチェックしてるんだから」と、告げる彼女。ということは、ミッチーのステージで見せる彼女の姿は、本来の姿ではないということかな。ちなみに、喧ちゃんもこれに補足で、「結構ね、ステージから皆見てるんだよ。かわいこちゃんチェックとか(笑)。俺としてはさ、胸とか見えちゃう衣装大歓迎」と述べる。やはりステージからは、チェック入っているのかと思ってしまった。次の曲紹介も絡めていた、ここでのMC。ゆかベイベーも、MCが上手い。「次の曲は、失恋したことのある人の歌。失恋したことある人!」と、皆に訊くゆかベイベー。これに手を上げた、喧ちゃん。「あ、聞いたよぉ」と、言いながら喧ちゃんに近寄るゆかベイベー。「失恋したことあるの?もてそうなのに?」とも。ゆかベイベーが、好みのタイプは?と訊くと、「え?都合の良い女」と答える喧ちゃん。「あ、それ、ミッチーさんも言ってたね」と、ゆかベイベー。やはり、お酒が入ってご陽気モード満点な、ステージ。だからといって、これがつまらないわけではなく、むしろ面白い。こんなやり取りのあと、ようやく、2曲目の「泣いてしまおう」。歌はしっとりとかっこよく決めるのに、歌が終わると、やはり人が変わるゆかベイベー。そんな彼女が、非常に可愛い。「以上酔っ払いのコーナーでした〜!!」と、拍手の中、陽気にステージを去るゆかベイベー、喧ちゃん、吉井さん。

 

進行役の本気っすが、つなぎトーク。チェホフが、次の準備を行う。ステージには、ジャンベが用意されている。本気っすのトークも意味深。どうやら、りえちゃんが出る模様。というよりも、WILD PEACHの紹介。なんと!ワイピが、このステージに立つ。これはまさに、嬉しい嬉しい出来事。メンバーの登場に、沸く場内。りえちゃんがステージ中央に立ち、ワイピのメンバー紹介。まっちさん、既に酔っ払っていて、シャツのボタンをあけ、客席に胸元を見せる。その胸に有ったのは、「2002」とテープで貼られた文字(笑)。Keyに位置している人の頭が、どうも怪しい。かーくん、アフロ掛け直したのか?と、ちょっと思いつつも、なんだかやっぱり違う。りえちゃんが、「本当は、あそこに(キーボード)大久保薫っていう人がいるんだけど、実家に帰っているんでいません。だから今日は、渡部アフローさんが来ています」と紹介。渡部アフロー…その正体は、ミッチー(笑)。アフロのカツラに、大き目のサングラス。かーくんの代りにミッチーが(笑)。キーボード弾くのか?と、ちょっと期待(ま、弾くわけないだろうけど)。1曲目は、「HOLD ON」。この会場にいる人のうち、どれくらいの人がワイピを知っているか知らないが、盛り上がる。りえちゃんを知っている人は、多いだろう。アフローさんは、雰囲気を作るだけで、やはり弾かない。一応、かーくんの動きを真似ている様だが、見ていて面白すぎる動き。「Baby,Baby,Baby」も、そのままの勢い。アフローさんの動きは、より激しく(笑)。頭を振りすぎて、カツラが落ちそうになり、それを直そうとする仕草が、慌てていてかなり笑えた。最終的には、サングラスもカツラも吹っ飛んでいて、正体バレバレ(というようりも、最初からバレバレ(笑))。りえちゃんは、「アフローさんもしょうもない…」と言っていたような記憶が有る。まさか、ワイピを聴けるとは思わなかったので、驚きと嬉しさが入り混じった時間だった。ワイピのメンバーは、拍手の中、ステージを去った。アフローさんのみ、ステージに残る。アフローさんは、頭を激しく振っていた為、カツラもサングラスも取れたまま。一応、カツラを被ろうとしていたが、結局被らずにステージ前方に出てくる。

 

 

5.第4部:お年玉抽選会

 

アフローさんは、元の姿のミッチーに戻る。「酒は飲んでも飲まれるな」と、第一声(ミッチーも、結構飲んでいるのかな?)。先ほどの流れのまま、次の企画へ。時刻は、2:33。これから始まるのは、「お年玉抽選会」。プレゼントはお猪口。ステージには、なにやらボードが登場(本気っすが運んできた)。チェホフが、箱を抱えて登場。ミッチーが、抽選についての説明を行う。まずは、商品。今回の商品は、特製お猪口。日本酒好きのミッチーが、自分のお猪口が欲しいなと口にしていたら、スタッフが作ってくれちゃったと言う代物。色は勿論、紫。金色の、二律背反マーク、飲み口に金の縁取り。さらには、底に、「及」の文字(勿論、金)。この非売品の特製お猪口が、プレゼント商品。入場整理番号下2桁を用いた、抽選。ミッチーが、箱に入った数字付きカラーボールを10の位と、1の位で計2個を選ぶ。その数字と同じ番号を持っている人が、当選者。ちなみに、本日参加者の番号は全て、本気っすが運んできたボードに記載。抽選方法の説明は、「例えばね」ということで、行われた。ちなみにその時に選ばれたのは、「13」だが、これはサンプルなので、当選権なし(笑)。何度か行われた抽選だが、どうもミッチーは、10の位で、「9」ばかり引く。抽選回数の、半分は、「9」だったと思う…。おかげで当たらず…。あまりにも同じ数ばかりなので、場内からも、溜息がこぼれる。数字が確定すると、「○人ですね」と、人数が出てくる(人数までボードに表記されていた様だ)。一緒に見ていた仲間が、見事当選。実物を、後で見ることが可能な状況となった。ちなみに、当選者は帰りにスタッフまでということ。当選個数は、約100個ということ(その為、人数まで細かく割り出していた様だ)。抽選に使ったカラーボールは、客席に投げこまれた。ちなみにカラーボールは、サイン入り。「この後は、DJミッチーだよ!」と言って、ミッチーはステージを去る。ここでしばらく休憩タイム。この休憩に、またビールを飲む私。といっても、2杯目だけど。

 

 

6.第5部:DJタイム(3:07〜4:16)

 

先ほどミッチーが、「DJミッチーだよ」と言ったからだろうか、また前方に余裕が無くなっている。ゆくミッチーくるミッチーの後、多少空いた前方であるが、またしても、隙間が埋まっている模様。そういえば、先ほどの休憩時は、ロビーに出ている人が少なかった(笑)。やっぱりそこまでしても、そんなに前で見たいのかぁと、思ってしまったり。私達は相変わらずの位置。前方を見て、「また混んできたねぇ。ここは、見易くていいのに、混まない場所だったね」と、呑気に話す。

 

3:07、ミッチー登場。ビールを片手に2缶持って(笑)。ビールを置いて、ミッチーは話す。「最近さ〜、愛哲のテーマが重くてねぇ。思うんだけどさ、幸せに出前は無いよ、自前だよ。幸せの法則は、他人の幸せと比べない事」と話し、中央のDJ台に着く。ステージには、りえちゃん、本気っす、何故かまっちも登場。ちなみに、KOJIさんはまだ戻ってきていない。おもむろに、DJ TIMEが始まる。ディスコナンバーも有るが、ミッチーは、自分の曲をメインに選曲。「邪念オーバードライブ」、「理想論」、「ロリータの罠」を順にかける。「理想論」では、前方に出てきて歌ったり、ゆかベイベーも出て来たり、メンバーに耳打ちをしたり。ステージに出てきたメンバーは、曲に合わせて踊る。ミッチーも踊る。お酒を飲みながら、踊るステージ。私も先ほど買ったビールが有るので、ビールを飲みながら踊る。クラブノリの場内。しばらくすると、KOJIさんが戻ってくる。KOJIさんは、ミッチーと交代。皆に拍手で迎えられる。「戻ってきました!ラストまで楽しみましょう!」と、KOJIさん。これからは、KOJI選曲による、ダンスタイム。何がかかっていたかは、全部覚えていないし、タイトルを知らない曲も多いので挙げる事は出来ないが、分かる範囲で列挙。「September」、「That's The Way」、「Take On Me」、「Dancing Queen」、「Gold Finger」、「Like A Virgin」、「ヴィーナス」等。プリンスやマイケルジャクソンの曲も有った。りえちゃんは、セクシーな腰つきを大披露。まっちの酔っ払いながらの踊り(意外と上手かった)。本気っすとミッチーの対決も。りえちゃんが、チェホフをステージに呼んで絡んだり、まっちと絡んで見せたり、ミッチーとの絡みも同様。ミッチーの華麗なステップも満載。ゆかベイベーの踊りも見事。りえちゃんとゆかベイベーの絡みは、ちょっとセクシー。KOJIさんが、メンバーをあおるので、それに応えるメンバー達。「本気っすのダンスが見たいなぁ〜」とか、「ミッチーの華麗なダンスが見たいな〜」とか、絶妙なタイミングでKOJIさんがあおる。基本的に皆、ビールを飲みながら踊っていたが、途中ミッチーは、1.5リットルのペットボトル(ポカリスエット)を片手にステージに戻り、それをそのまま飲んでいた。多分、お酒が回ったのだろう。「ヴィーナス」の時は、喧ちゃんがギターを抱えて登場。「喧ちゃん、ギター弾きたいでしょ?」と、確かミッチーが言ったかと思うが、「ちょっと(弾きたい)」と答え、ギタープレイ。喧ちゃんのギターが、「ヴィーナス」に合わせて、炸裂する。このギタープレイが、非常にかっこいい。結構長い時間弾いていたかと思うが、飽きがこない。喧ちゃん自身は、プレイに没頭している(様に見える)。

 

「ヴィーナス」の後、ミッチーがマイクを握る。「こんなに踊るとは(笑)。っていうか、喧ちゃん弾きすぎ。結局僕は、酔っ払いました。っていうか、これだけ踊れば酔いも回る」と、ミッチー。ここで、あと1曲で最後と告げる。ベイベー達からは、「え〜!」と声が上がるが、「皆元気だねぇ。疲れないの?でもね、あと1曲でおしまい」と、ミッチー。メンバーを再び、集める。と言っても、今残っている人しかいないが。ミッチー以外で、最後に残っていたのは、喧ちゃん・ゆかベイベー・本気っす・KOJIさん・りえちゃん・まっち。今いるメンバーを、改めて紹介するミッチー。この時、4:09。「え?もうこんな時間?」と、正直思った位、あっという間に過ぎた時間。KOJIさんが、「ミッチーのラストといえばこの曲だね」と言って流れてきたのが、「君の瞳に恋してる」。最後の1曲を皆で踊って、楽しく過ごす。ラストの曲が終わると、「この時間は嘘じゃない!」と、笑顔で断言したミッチー。そして今年の抱負を話す。今年の抱負は、「頑張らない。楽しむ」ということらしい。「今まで、行き急がないとか、言ってきたけどさ、今年は、頑張らない」と、ミッチーは告げる。最後にメンバー皆でお辞儀をし、お客さん達を「最高のメンバー」と称したミッチー。ステージのメンバーは、極上の笑顔でステージを去った。4:16終了。

 

 

7.さいごに

 

5時間以上に及ぶライブとイベント。長いようで短かった。もっとマッタリして、スタンディングだから疲れてしまうのかと思ったが、疲れなかった(休憩になると疲れるが)。とにかく、楽しかった。こんなに楽しいとは、正直思っていなかった。カウントダウンライブとしては、2時間ちょっと。その後の、企画も楽しかった。喧ちゃん・ゆかベイベー・WILD PEACHのミニライブも良かったし、外れたけど抽選会も企画として良かった。このお猪口、見せてもらったが、しっかりとした作りで、ぜひとも入手したかった1品。喧ちゃんのピックも飛んできていたので、その実物も見た(ゲットしたのは、お猪口ゲットの今回一緒に見たお仲間)。ちなみに、サイン入りカラーボールの実物も見た(どれも実物は見て触れたが、何一つ入手できていない…)。

 

「みんな良い顔しているね。テカッてるよ(笑)。でも、それでいいの。人生には、良い顔をして送る人生と、悪い顔をして送る人生が有る。どっちが良いかといえば、良い顔をして送る人生」とミッチーは言っていた。多分、ライブ中だと思うが、どこで言ったのか記憶に無い。この日は、ミッチーは皆に対して、「笑顔が良いね」とか「良い顔しているね」と何度も言っていた様な記憶が有る。ミッチーも、凄く良い笑顔をしていたし、お互いにいつも以上に良い笑顔だったのかもしれない。ミッチーの笑顔は、凄く優しい表情で、まさに極上という表現がぴったり。ぎゅうぎゅうになっているお客さん達を見て、「みんな大丈夫?男子は、痴漢行為はダメだよ。みんな僕のだからなんてことも言っていたミッチー(笑)。

 

選曲も良かったと思う。ツアーメニューとダブっている曲も9曲あるが、全15曲(「恋泥棒あらわる」は除)のうち6曲は、ツアーで演奏していないメニュー(うち1曲はカラオケだけど)。しかも、SAXを交えてなので、言ってみれば忙しい合間を縫って、リハーサルを行った事になる。一体いつやったんだろう?ツアーでは、ホーンが聴けないので、今回ホーンが聴けたのもよかった。しかも何気に、知っているプレイヤーで驚いたし。

 

DJタイムって、正直どうなんだろう?と、個人的に思っていたが、結構楽しめた。マッタリするんじゃないかな?と思っていた部分であったが、そんな心配はいらなかった。全般通して非常に楽しかった。去年参加していないので、なんとも言えないが、去年参加者によれば、「今年の方が良いと思うし、楽しかった。だって去年は本当に酔っ払いを見ているっていうか、宴会に付き合っているっていうか・・そんな感じだったから。今年は、企画もちゃんと有ったしね」と。

 

そういえば、ライブハウスでミッチーを見たのは、1999年3月に行われた赤坂BLITZでのライブ以来。非常に久し振りに、ライブハウスで生ミッチー。ミッチーはライブハウスが似合うなと思った。

 

終演後は、友人達と外で遭遇。少しお話をしたり、写真を撮ったりで、帰路に着いた。明治神宮に初詣ともちょっと思ったが、まだ混雑だろうと思い、渋谷駅そばの喫茶店で、皆でお茶をして、帰った。家に着いたのは、朝8時。そのまま眠りについた。そうそう、眠る前も、「あ〜楽しかったな〜」と、何度も口にしていた私だった。記憶に有るのは楽しい思い出と、ミッチーの極上の笑顔。ステージの楽しそうな模様。お酒が入って楽しそうなメンバーと、盛り上がっている場内。って、結局目に焼き付いている全部が、記憶に有る模様だ(今の所は鮮明だけど)。気が早いけど、次のカウントダウンも絶対に行きたい。